2024 .03.16
今回は今年の夏に開かれるパリオリンピックについてお話ししたいと思います。
東京五輪が1年延期されたため、なんだもう次のオリンピックなのかと感じている方が多いかもしれませんね。
──────────────────────
うれしい放送時間
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大会全体の開催期間は7月26日~8月12日です。
その中で卓球競技は7月27日~8月10日にかけて行われます。
フランスのパリと日本の時差は8時間。
そのため自宅で録画しておいた映像の視聴が多くなりそうです。
映像を見る前に、さまざまな媒体より漏れ聞こえてくる試合結果を遮断するのはかなり難しいと予想されます。
と思っていた所、その心配はあまりなさそうということが分かりました。
山場を迎えた試合はいずれも視聴しやすい時間帯に行われるからです。
メダル獲得がかかった試合の開始時刻は以下の通りです(日本時間)。
7/30(火)混合ダブルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分
8/3(土)女子シングルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分
8/4(日)男子シングルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分
8/9(金)男子団体3位決定戦:17時00分、決勝:22時00分
8/10(土)女子団体3位決定戦:17時00分、決勝:22時00分
おぉっ、なんてナイスな時間なんでしょうか!
東京五輪が1年延期されたため、なんだもう次のオリンピックなのかと感じている方が多いかもしれませんね。
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うれしい放送時間
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大会全体の開催期間は7月26日~8月12日です。
その中で卓球競技は7月27日~8月10日にかけて行われます。
フランスのパリと日本の時差は8時間。
そのため自宅で録画しておいた映像の視聴が多くなりそうです。
映像を見る前に、さまざまな媒体より漏れ聞こえてくる試合結果を遮断するのはかなり難しいと予想されます。
と思っていた所、その心配はあまりなさそうということが分かりました。
山場を迎えた試合はいずれも視聴しやすい時間帯に行われるからです。
メダル獲得がかかった試合の開始時刻は以下の通りです(日本時間)。
7/30(火)混合ダブルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分
8/3(土)女子シングルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分
8/4(日)男子シングルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分
8/9(金)男子団体3位決定戦:17時00分、決勝:22時00分
8/10(土)女子団体3位決定戦:17時00分、決勝:22時00分
おぉっ、なんてナイスな時間なんでしょうか!
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理由は巨額の五輪放映権
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勘の鋭い方ならお分かりの通り、これは視聴率を稼ぐために当然の試合開始時刻です。
オリンピックの放映権は莫大な金額で取引がなされています。
最大限の視聴率が得られれば、放映権の売り手、買い手、視聴者の全てがハッピーになれます。
最近中国は人口がインドに抜かれましたが、依然として日本の10倍以上の方がお住まいの大国です。
卓球競技は今でも国技扱いで中国が金メダルをほぼ独占していてます。
そこに焦点を合わせたタイムテーブルを組まないわけがありません。
そして付け加えるなら、中国に迫る勢いのある日本の視聴者も時差が1時間しかないため取り込むことができます。
つまり中国+日本の視聴者の数で実現された嬉しい放送時間だということです。
中国の影響は他の競技にも色濃く現れています。
卓球同様、金メダルの独占が続く水泳の飛込も中国のゴールデンタイムに合わせた競技時刻となっています。
またバドミントンも中国は強く、加えてインドネシア、日本、台湾、韓国もメダル獲得が期待されるため、東アジア向け時刻になっています。
ちなみにテコンドーも同様なのかと調べてみると、韓国時間での真夜中などに試合が行われます。
私はてっきり本家の韓国がメダルを多数取っているのだと思っていました。
意外にもメダリストは各国に分散しており、試合時間はそれを反映したものだと分かりました。
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団体戦はシングルスだけで
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さてオリンピックの卓球競技の話に戻ると、私の練習仲間からは次のような意見がありました。
やはり団体戦はダブルスを止め、シングルスだけにすべきという提案です。
理由は2つあり、1つはカットマンが起用されにくいという点です。
攻撃選手とカットマンのペアというのは、お互いの長所を消してしまう部分が多く不向きと言わざるを得ません。
もう1つは攻撃選手であっても、右利き左利きの組み合わせで困難な場合があるという点です。
典型的な例が東京五輪の日本男子チームでした。
エースの張本選手をシングルス2点使いにすると、ダブルスは共に左利きの水谷選手と丹羽選手でペアを組むことになります。
左利き選手同士のダブルスというのは、攻撃+カットのペアほどではありませんが、あまり良くないと言われています。
ダブルスを入れているのは、選手数の肥大化を防ぎつつ試合でプレーできる人の頭数を増やし「参加することに意義がある」の精神に則っているのでしょうか。
それとも試合映像にアクセントをつけるためでしょうか。
ダブルスは弊害のほうが大きいように思えます。
ちょっと最後は批判になってしまいましたが、パリオリンピックは観客が入りマスクも付ける必要はありません。
通常のオリンピックに戻ったことは何よりです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
理由は巨額の五輪放映権
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勘の鋭い方ならお分かりの通り、これは視聴率を稼ぐために当然の試合開始時刻です。
オリンピックの放映権は莫大な金額で取引がなされています。
最大限の視聴率が得られれば、放映権の売り手、買い手、視聴者の全てがハッピーになれます。
最近中国は人口がインドに抜かれましたが、依然として日本の10倍以上の方がお住まいの大国です。
卓球競技は今でも国技扱いで中国が金メダルをほぼ独占していてます。
そこに焦点を合わせたタイムテーブルを組まないわけがありません。
そして付け加えるなら、中国に迫る勢いのある日本の視聴者も時差が1時間しかないため取り込むことができます。
つまり中国+日本の視聴者の数で実現された嬉しい放送時間だということです。
中国の影響は他の競技にも色濃く現れています。
卓球同様、金メダルの独占が続く水泳の飛込も中国のゴールデンタイムに合わせた競技時刻となっています。
またバドミントンも中国は強く、加えてインドネシア、日本、台湾、韓国もメダル獲得が期待されるため、東アジア向け時刻になっています。
ちなみにテコンドーも同様なのかと調べてみると、韓国時間での真夜中などに試合が行われます。
私はてっきり本家の韓国がメダルを多数取っているのだと思っていました。
意外にもメダリストは各国に分散しており、試合時間はそれを反映したものだと分かりました。
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団体戦はシングルスだけで
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さてオリンピックの卓球競技の話に戻ると、私の練習仲間からは次のような意見がありました。
やはり団体戦はダブルスを止め、シングルスだけにすべきという提案です。
理由は2つあり、1つはカットマンが起用されにくいという点です。
攻撃選手とカットマンのペアというのは、お互いの長所を消してしまう部分が多く不向きと言わざるを得ません。
もう1つは攻撃選手であっても、右利き左利きの組み合わせで困難な場合があるという点です。
典型的な例が東京五輪の日本男子チームでした。
エースの張本選手をシングルス2点使いにすると、ダブルスは共に左利きの水谷選手と丹羽選手でペアを組むことになります。
左利き選手同士のダブルスというのは、攻撃+カットのペアほどではありませんが、あまり良くないと言われています。
ダブルスを入れているのは、選手数の肥大化を防ぎつつ試合でプレーできる人の頭数を増やし「参加することに意義がある」の精神に則っているのでしょうか。
それとも試合映像にアクセントをつけるためでしょうか。
ダブルスは弊害のほうが大きいように思えます。
ちょっと最後は批判になってしまいましたが、パリオリンピックは観客が入りマスクも付ける必要はありません。
通常のオリンピックに戻ったことは何よりです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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