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用具は使い込むにつれて劣化してきます。

それに対しどうするかを考えたいと思います。


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 シューズの不具合
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シューズの本体とソールの接合部分のはがれについて何度かお話をしました。

私が直面したケースに加え練習をご一緒させてもらう人から話を聞き、色々なパターンがあることがわかりました。

単純にはがれただけの状態なら、接着剤でそこそこ直せることが多いと思います。

はがれたまま履き続けると、結構広い隙間ができてしまうことがあります。

空間を埋める詰め物を入れるか、大量の接着剤を流し込んで隙間を埋めたという方もいました。

まあ工夫をすればなんとかなりそうではあります。

また接着部分がはがれるのではなく、ちょうどその境目からシューズ本体に亀裂ができてしまうこともあります。

流石にそのような状態のものを素人が気軽に直すのは難しいと思います。

自称ケチの私でもそのレベルなら諦めることになりそうです。


別の修理パターンとしては以下のようなものがありました。

シューズはかかと周辺に基礎となる芯材のようなパーツがあり、それをスポンジや布が覆っている部分があります。

長期間酷使され続けると芯材が変形し、それを覆う部材は特定方向に偏ったり摩耗や損傷が生じます。

すると硬い芯材の縁が足に当たり靴ずれを起こすことがあるのです。

一度私の履いていたシューズがそのような状態になり、練習後にどうしようか考えました。

そのシューズを眺めると、側面に穴が開いているわけでもなく、ソールはそこそこ摩耗していましたが全体としてはまだ使い続けられる状態でした。

そこでシューズの内側にハサミを入れ、外科手術を施すことにしました。

表面の布を切開し反り返った芯材の一部を切除しました。

次に変な方向に偏ってしまっていたスポンジを詰め直し、最後は縫合とはいかず接着剤を塗って切開部分を閉じました。

修理後もかなり使うことができ、経済的な満足と同時に、自分で直すことができたとういう精神的な満足も得ることができました。


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 ラケットの保護
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次にラケットについてですが、縁のメンテナンスについては以前木工用ボンドを使うことを案内しました。

少し欠けてしまっても、はがれた小片をボンドで接着し、凹んだ部分には塗って補強するのです。

ラケットの周囲にぐるりと巻くサイドテープの効果はどうかと問われれば、「少し」は有効であると思います。

しかし大きな傷がざっくりついてしまうほどの衝撃まで吸収してくれるわけではなく、個人的には気休め半分、装飾の意味合いが半分と捉えるのが現実的だと考えています。

だから不要と言っているわけではなく、軽量ラケットに多用されているバルサを使った製品には必須のように思えます。

スカスカのバルサラケットは、簡単に傷がついてしまうからです。

サイドテープでも起毛タイプは、ほんの少しですが保護できる度合いが高いと言われています。

中には安価なビニールテープを2重3重に貼っている人がいて、それならある程度有効性のある側面保護になっていそうだと思いました。


少し前はエッジガードと称し、ラケット周辺をぐるりと囲む薄い板を接着していたラケットがありました。

あれはとても良いと思ったのですが、最新ラケットではあまり見かけません。

手間がかかるのでメーカーさんが嫌ったのでしょうか。

エッジガードがないラケットは、新品を買った時点で予め縁に木工用ボンドを塗って補強しておいたほうが良いように感じています。


サイドテープはラケットと同じ厚さのものを貼る人と、ラバーの断面も覆うように貼る人がいます。

裏ソフトラバーを使っていてあまりラバーの貼替えをしない人は、ラバーの縁が欠けてしまっていることがあります。

こういう人はラバーをラケットとぴったり同じ大きさにカットし、ラバーの断面も隠れるようにサイドテープを巻いておけば、縁が欠けるのを抑制することができます。


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 フェンス・網・ボール
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その他では、フェンスの脚のガタツキを工具を使って直したことがありました。

別の卓球場では足の先端のゴムが劣化して取れてしまったため、布やガムテープを巻いたりしているのに気づいたことがありました。

球拾いの網は100円ショップのチープなものが多く、耐久性は高くありません。

それでも縁にできた網の裂け目をプラスチックリングでこまめに補修している卓球場があり、ものを大切にしていることに嬉しくなりました。

セルロイドボールの時代は、凹んだボールをお湯につけて戻しているのも見かけましたが、プラスチックボールになった今では見かけませんね。

割れているケースが多そうなのと、膨らましても形がいびつなので嫌われるからではないかと考えています。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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