忍者ブログ
HOME   »   用具  »  用具のメンテナンス
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
今回はラバーの貼り替えや、ラケットの保護に関してお話したいと思います。


──────────────────────
 長期テストが欠けていた製品
──────────────────────

ラバーを貼る接着剤が、卓球用具メーカ各社から販売されています。

主流は、容器の腹の部分を押して細くなった先から接着剤を出すタイプか、練り歯磨きのようなチューブ型のどちらかだと思います。

他には円筒形の容器で蓋の裏側にハケがついていて、ハケと一体になった蓋をつまんで接着剤を塗るものもありました。

そのタイプはTSPが、ウォーターグルーやウォーターボンドという製品名で過去に販売していました。

私の家にもウォーターグルーが一つあり、ようやくあと少しで使い切る予定です。

TSPはなぜこの方式の製品をやめてしまったのでしょうか。

私の推測ですが、円筒形の容器の蓋はネジ式になっていて、つまんで回すことで蓋の開閉を行います。

その部分にどうしても接着剤が垂れてしまいます。

接着剤の粘り気は強いため、徐々に蓋の開閉がわずらわしくなるという欠点を嫌ったのだと思います。

同じ形態で、ラケットコートという製品をTSPは継続販売しています。

容器の形状からハケの部分までウォーターグルーと全く同じで、つまり共通化による原価低減を図っています。

ラケットコートはラケットの表面を保護するために塗るもので、ラバーを貼る接着剤ほど粘り気は強くありません。

そのため蓋の開閉にそれほど大きな問題は生じていないようです。

ウォーターグルーやウォーターボンドは、しばらく使い続けてどうなるかという評価が不足していたのでしょう。


──────────────────────
 スポンジとハケ、どちらがいいか
──────────────────────

もう一つちょっぴり気になる点もありました。

それは塗っているときに、はけの毛が1~2本抜けてラバーやラケットの表面に付着する場合があるのです。

プレーに影響があるかといえば、そんなことはありません。

要はそれを見た人の気分的な問題だけです。

そのままラバーを貼ってしまえば見えません。

問題の本質的な部分を重視し、どうでもいいことにはこだわらない私は、毛が2~3本くっついているからといって、それを指で取り除くようなことは、、、絶対にやります。

そんなものが残っていると気持ち悪いですよね。

なのでこの点でも、ウォーターグルーやウォーターボンド、そして現在も販売中のラケットコートは使う際に注意が必要です。


ではハケを使わないタイプの製品は、何も問題はないのでしょうか。

ニッタクのWebサイトには、接着剤の塗り方を説明したYouTube動画のリンクが張られています。

[動画スタート] >>

接着剤をラバーの下の部分に横方向へニュルっと絞り出し、スポンジで上方向に伸ばします。

スポンジに残った余分な接着剤はぬぐい取り、同じ要領で次はラケットに塗ります。

>> [動画終了]

以前、私はスポンジを使うのは少しもったいないと思うと述べました。

その気持ちに変わりはありません。

スポンジに一定量の接着剤が吸収されてしまうからです。

またニッタクの動画では、接着剤が少し多すぎ、ぬぐい取っているのが気になります。

そしてあのスポンジは使い捨て前提でしかも割高、ただし文句ばかりでなく、最も現実的かつ楽ちんな方法ではあるのは認めます。

私はハケで塗ると、抜けた毛がつくことがあるので嫌だと書きました。

ただそれを除けば、使い捨てのスポンジより環境に優しく経済的です。

従って、絵の具の筆で接着剤を伸ばしてはどうかと思います。

洗えば何度でも使えます。


──────────────────────
 安上がりなラケットの保護
──────────────────────

ラケットを保護するため、ラバーを貼る前にラケットに塗っておく製品も販売されています。

前述のTSPのラケットコートのほか、ヨーラ社のラケット保護ニスなど、数社が製品化しています。

卓球用具メーカから販売されているだけあって、違反物質には気を使っているはずで、安全安心ではあります。

でもその辺の市民大会レベルの人であれば、過度に恐れる必要はありません。

目的とする効果を安価で得たいのなら、100円ショップで販売されている水性ニスは大変魅力的です。


サイドテープも電気絶縁用ビニールテープを使い、ラケット周囲の凹みや剥がれは木工用ボンドを塗りたくって補修・補強している人はいらっしゃいます。

そういったものを使うと、どこかに有機溶剤が残ってしまうことはあるかもしれません。

別に横しまな考えでラバーに塗りたくったわけではないため、愛好家レベルの人なら神経質に考えなくてもいいと思います。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

拍手[1回]

Comment
Trackback

Amazon.co.jpアソシエイトは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
アクセス解析

Page Top
PR
CALENDaR 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30