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2016 .07.30
世間ではなにやらスマホを片手に、街中をウロウロしている人が多いそうです。

この社会現象の影響でガラケーを使い続けるつもりでいた人が、スマホに変えてしまい、ちょっとした驚きがありました。

卓球場ではそんなことは関係ないと思っていると、ピン球を例の紅白のボールに着色して遊んでいる人がいました。


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 すべての競技者の悩み
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さてそのピン球ですが、練習場所でみなさんが来る日も来る日も拾い続けています。

この動作のために、世界中の人が一体どれだけのエネルギーを消費しているのか考えると、空恐ろしくなります。

どこかのリサーチ会社に頼めば、年間でビッグマック百億個分のカロリーに相当するというような、莫大な運動量がはじき出されるはずです。


場所によっては、まるで試合のようにボール1個で練習する場合があります。

そうなると自分のオーバーミスで、10m先へボールを転がしてしまったときは罪悪感を感じます。

練習相手には、ご年配の方、質量の大きい方、腰にコルセットを巻いている方もいらっしゃいます。

そういう方が四つん這いになって、卓球台の真下に転がったボールを拾っていると、「無理はしないように」と思わず声を掛けたくなります。


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 百均商品 vs 専用器具
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一般的にボールを拾う方法は、手で拾うのと網を使って拾う2種類があります。

後者の網を用いるやり方は、散らばった沢山のボールを拾う際、最も一般的かつ手軽な方法です。

恐らくみなさんが使われている網で一番多いのは、100円ショップあたりで販売されている虫取り網か魚すくい網ではないでしょうか。

最大の利点はコストパフォーマンスに優れていることです。

そして販売されている店舗数が多く、特に今の時期なら中規模以上のお店に行けば必ず置いてあります。

本来の用途とは違った使い方をするため、若干の不満はあります。

網の外枠が丸いので、室内の隅に転がったボールは難しいとか、専用の網に比べると、すくったボールがやや取り出しにくいということはあります。

しかしケタ違いのお値段のため、そんなところには目をつむることができます。

安さゆえに耐久性は低く、見た目もパッとしません。

フチに接するところの網が真っ先に破れやすく、こまめに補修しているのを見かけたことがあります。

なお一部には四角い形状の網もありますので、いくつかのお店を回ってみるのが良いでしょう。


卓球用具メーカから、ボールを拾う専用の網も販売されていて、たまに現物を見かけることがあります。

さすが専用品だけあって、気配りが行き届き快適に使えます。

網の両端は角ばっていて、建物のちょうど隅に転がったボールも楽々すくえます。

大きめの網目で、百均よりも値の張る材質を使っています。

柄の部分は収縮可能、アルミ製で軽量かつ強度を確保、といったものがポピュラーです。


この網と百均の虫取り網の両方が置いてある卓球場がありました。

どちらがよく使われているか見ていると、予想に反し百均のほうが優勢でした。

これってかなり衝撃的な事実ではないでしょうか。

10倍以上値段が違いますから。

私なりに原因を分析してみました。

いくらアルミを使って軽量化を図っているとはいえ、百均のほうがより軽いため選ばれているようです。

そして百均ならではの、しょぼくて華奢に見えるマイナス点が、軽さを印象づけるプラス方向に働いているようでした。

用具メーカーの方はこの事実を受け止め、対策をご検討いただければと思います。


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 掃除機を使えないか
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網でボールをすくうとき、場所によっては難しいことがあり、すくい損ねることもあります。

そんなとき、ふとこれが掃除機だったら楽なのにと思うことがあります。

コードレス掃除機のオプションとして、ピン球専用の吸い取り口とボール溜めを開発し、ボール拾いの苦しさを緩和するというのはどうでしょうか。

網よりはるかに重いという短所はありますが、吸引口を近づけるだけでボールが吸い込まれるので、その点では楽ちんです。

もしこれが百均の虫取り網と並んで置いてあったら、どちらが使われるか想像してみました。

やはり掃除機を手にするのはためらう人が多そうです。

斬新なものには繰り返し見て触ってもらい、心理的なバリアを取り除くことが大切なんでしょうね。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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