子供向け番組の重要なキーワードの一つに「変身」があります。
テレビ番組の世界だけでなく、卓球でもあなたが望めばちょっとだけ変身することは可能です。
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変身する理由とバリエーション
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みなさんの戦型はどのタイプでしょうか。
若い方なら大部分がシェークの裏裏で、中高年になるとペンホルダーの方も結構いらっしゃいます。
日々の練習や試合を通して、ふと別のスタイルを試してみようかと考えることがあるかもしれません。
理由は様々で、自分に今の戦型は合っていない、この戦型では勝てない、別のスタイルも面白そうだから試してみたい、などがあると思います。
ミスター・カットマンと呼ばれている高島さんも、最初はペンホルダーのドライブ型だったそうです。
別のスタイルとさらっと言ってしまいましたが、実際変更するのはリスクが伴います。
大きな試合の前だったり、チーム事情が許さないなど、誰もが踏み切れるものではありません。
しかしもろもろの問題が解消されていれば、試してみることで必ず何らかの収穫があります。
結局断念したとしても、そこに至った結論は重要な意味を持つはずです。
別の戦型を試すというと、戦型の変更だと考えてしまう方がいます。
必ずしもそのような二者択一のケースだけということではありません。
趣味でやっている方で、シェーク、ペン、両刀遣いの方にお目にかかることがあります。
他にも、ある時は粒高ラバーのブロックマン、そしてまたある時はカットマン、本職は何かといえばシェークのドライブマン。
指導をしている方で、このような多彩なタイプに対応可能な方もいらっしゃいます。
例えるなら、体操の選手が床運動や跳馬を行う、あるいは水泳の個人メドレーで平泳ぎや背泳ぎをするみたいな感覚?かもしれません。
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変身には努力が必要
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別のスタイルを試すのは、ある程度の期間継続してみて結論を出してはどうかと思います。
そのため週一で卓球を楽しむレベルなら、変えないほうがいいかもしれません。
なぜなら最初は思うように打てませんのでストレス解消にはならず、慣れるまで何週間も欲求不満が貯まってしまうからです。
私もペン→シェークへの転向を試してみたことがあります。
ミドルにきたボールや台上処理に戸惑い、イライラした記憶があります。
そういった困難を乗り越えて変身した方の中には、ペン表→シェーク裏裏のように極端に変えた人もいます。
でもじっと観察していると全く違うスタイルなのに、人間は同じなので以前と似ている部分を見つけてしまいます。
ロングサーブが多い、フォアの逆モーションがうまい、等々・・・
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マイナーチェンジ
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戦型の変更までには至りませんが、同じジャンルの中で違う用具を試してみることなら比較的多いと思います。
打ち比べをしてみて、意外と気付かされることがあります。
例えば攻撃タイプだと、どんどん弾む方向にばかり用具を変えてしまいがちです。
強打、レシーブ、ブロックなど総合的に考えてみると、一段階弾みを抑え気味のほうが良さそうだということもあります。
攻守全てに長けている用具というのはまずあり得ません。
メーカの宣伝文句を鵜呑みにせず、自分の感覚を大切にしたいですね。
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君、変身してくれない?
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プレースタイルを変更するのは、自分の意志による場合が多いと思います。
しかし一部では、指導者の助言やチームの状況に応じて変更するケースもあります。
後者の例だと私と同じような万年補欠の男子選手で、カットマンに転向した人がいました。
部内にカットマンがいないため、少しでもみんなが慣れるよう話し合って決めたそうです。
特に女子には練習相手として歓迎されたそうです。
特殊な例では、以前紹介したことがある中国のコピー選手が該当するでしょう。
他国の主要選手のプレーを真似た選手を育成し、中国トップ選手の練習相手にさせるシステムです。
コピー選手といっても、その辺の中学生がトップ選手の技を真似するのとは次元が違います。
選手層が厚い国ならではのやり方に驚くとともに、卓球という競技はスタイルや用具が多彩だという理由もあるからだと思います。
私は粒高ブロックマンの存在を好ましく思っていませんが、たまに自分も粒高で打ってみて、このスタイルの感覚を確かめることがあります。
そういえばカットマンについてはまだ試したことがありません。
手始めに、ペンでフォアカットをやってみるというのはどうでしょうかね。
ただしさすがにペンカットは相手が驚くので、最初に断りを入れたほうがよさそうです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
テレビ番組の世界だけでなく、卓球でもあなたが望めばちょっとだけ変身することは可能です。
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変身する理由とバリエーション
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みなさんの戦型はどのタイプでしょうか。
若い方なら大部分がシェークの裏裏で、中高年になるとペンホルダーの方も結構いらっしゃいます。
日々の練習や試合を通して、ふと別のスタイルを試してみようかと考えることがあるかもしれません。
理由は様々で、自分に今の戦型は合っていない、この戦型では勝てない、別のスタイルも面白そうだから試してみたい、などがあると思います。
ミスター・カットマンと呼ばれている高島さんも、最初はペンホルダーのドライブ型だったそうです。
別のスタイルとさらっと言ってしまいましたが、実際変更するのはリスクが伴います。
大きな試合の前だったり、チーム事情が許さないなど、誰もが踏み切れるものではありません。
しかしもろもろの問題が解消されていれば、試してみることで必ず何らかの収穫があります。
結局断念したとしても、そこに至った結論は重要な意味を持つはずです。
別の戦型を試すというと、戦型の変更だと考えてしまう方がいます。
必ずしもそのような二者択一のケースだけということではありません。
趣味でやっている方で、シェーク、ペン、両刀遣いの方にお目にかかることがあります。
他にも、ある時は粒高ラバーのブロックマン、そしてまたある時はカットマン、本職は何かといえばシェークのドライブマン。
指導をしている方で、このような多彩なタイプに対応可能な方もいらっしゃいます。
例えるなら、体操の選手が床運動や跳馬を行う、あるいは水泳の個人メドレーで平泳ぎや背泳ぎをするみたいな感覚?かもしれません。
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変身には努力が必要
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別のスタイルを試すのは、ある程度の期間継続してみて結論を出してはどうかと思います。
そのため週一で卓球を楽しむレベルなら、変えないほうがいいかもしれません。
なぜなら最初は思うように打てませんのでストレス解消にはならず、慣れるまで何週間も欲求不満が貯まってしまうからです。
私もペン→シェークへの転向を試してみたことがあります。
ミドルにきたボールや台上処理に戸惑い、イライラした記憶があります。
そういった困難を乗り越えて変身した方の中には、ペン表→シェーク裏裏のように極端に変えた人もいます。
でもじっと観察していると全く違うスタイルなのに、人間は同じなので以前と似ている部分を見つけてしまいます。
ロングサーブが多い、フォアの逆モーションがうまい、等々・・・
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マイナーチェンジ
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戦型の変更までには至りませんが、同じジャンルの中で違う用具を試してみることなら比較的多いと思います。
打ち比べをしてみて、意外と気付かされることがあります。
例えば攻撃タイプだと、どんどん弾む方向にばかり用具を変えてしまいがちです。
強打、レシーブ、ブロックなど総合的に考えてみると、一段階弾みを抑え気味のほうが良さそうだということもあります。
攻守全てに長けている用具というのはまずあり得ません。
メーカの宣伝文句を鵜呑みにせず、自分の感覚を大切にしたいですね。
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君、変身してくれない?
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プレースタイルを変更するのは、自分の意志による場合が多いと思います。
しかし一部では、指導者の助言やチームの状況に応じて変更するケースもあります。
後者の例だと私と同じような万年補欠の男子選手で、カットマンに転向した人がいました。
部内にカットマンがいないため、少しでもみんなが慣れるよう話し合って決めたそうです。
特に女子には練習相手として歓迎されたそうです。
特殊な例では、以前紹介したことがある中国のコピー選手が該当するでしょう。
他国の主要選手のプレーを真似た選手を育成し、中国トップ選手の練習相手にさせるシステムです。
コピー選手といっても、その辺の中学生がトップ選手の技を真似するのとは次元が違います。
選手層が厚い国ならではのやり方に驚くとともに、卓球という競技はスタイルや用具が多彩だという理由もあるからだと思います。
私は粒高ブロックマンの存在を好ましく思っていませんが、たまに自分も粒高で打ってみて、このスタイルの感覚を確かめることがあります。
そういえばカットマンについてはまだ試したことがありません。
手始めに、ペンでフォアカットをやってみるというのはどうでしょうかね。
ただしさすがにペンカットは相手が驚くので、最初に断りを入れたほうがよさそうです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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