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前回に引き続き、ペンホルダー両面ドライブマンが最強だと信じて疑わないYさんとのお話についてお伝えします。


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 試行錯誤も楽しみの一つと考える
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私も一応ペンホルダーの裏ソフトで、片面だけと両面使いを行ったり来たりしています。

挫折したり再開したりする過程で、様々な試行錯誤がありました。

1)用具、2)握り方、3)表面と裏面の使い分けをどうするか、という選択肢があります。

両面ペンドラマンは、各自の思いと妥協点をすり合わせ、己のスタイルを決めていきます。

1)の用具については、前回Yさんの話をご紹介しました。

今回はその次の、2)握り方と、3)表面と裏面の使い分けについて、まとめてお話ししたいと思います。


グリップは深く握る・浅く握るという違いもありますが、その点に関してはさほど重要ではないと考えます。

単にあなたの好きな様にやってみては、という気持ちしかありません。

Yさんも私も悩んだのが、ラケットヘッドを下げる握りとするのかそうでないのかという部分です。

中国の王皓選手のように、ツッツキを除いてバック側は全部裏面打法にしている人がいます。

そういう人の中で親指の付け根をラケットの縁にぴったり密着させ、極端にラケットヘッドを下げたグリップの人を見かけることがあります。

そういう握りでは、もはやバック側を表面のショートで返すことは不可能です。

私は最初、王皓選手のようなフルタイム裏面打法を目指していました。

そこで最初はこのグリップにしていました。

理由は表面ショートも使えるグリップだと、ついついそちらに頼ってしまい、いつまで経っても裏面に移行できないという不安があったためです。

強制的に退路を断ってしまえば、嫌でも身につくはずという強い決意の現れでした。

またフルタイム裏面打法でなければ中途半端で、両面裏ソフトを貼っている意味が薄れる、、、いや正確にはもう少し変な気持ちがあり、表面ショートをするのは情けない妥協と考えていたのです。

それは妥協ではなく、単なる私の歪んだ考えでした。

逆にそれを目指してしまったので、初回の挫折があったということでした。

このヘッドを下げたグリップでは、フォアの打ち方も修正が必要になり、ツッツキも最初のうちはミスが多くなります。

反対に片面日本式ペンの標準的なグリップである、曲げた人差し指をグリップに巻きつける状態でも、裏面を自在に振る人がいます。

Yさんは一般的な日本式ペンの握りにしていて、裏面打法も使うが表面のショートも併用するタイプでした。

親指も人差し指も深めに握り、指を引っ掛けて安定させるというよりは、ブレード本体をつかむ感じでした。

馬琳選手のような表面ショートが基本ではなく、韓陽選手ぐらいのもう少し裏面を多用するスタイルでした。


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 ミドルは泣き所
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表面ショートを使うか、フルタイム裏面打法にするかの判断で重要なのが、ミドルに来たボールの扱いです。

利き腕の肩の少しだけ外側、いわゆるドンピシャのミドルにボールが来たとき、とっさに表面ショートで返すことができるのは、とても素晴らしいのだとある日気がつきました。

Yさんもミドルに関しては私と似た意見でした。

一番ミドル処理が難しいのは、ペンでフルタイム裏面打法の人で、その次がシェークの人、そしてペンでミドルを表面ショートで返す人は安定性が高いと話していました。

フルタイム裏面を考えていた時は、ミドルに減速して落ちてくるボールがどうしても打てず呆然となりました。

上級者でも絶対に苦しいはずで、ラケットヘッドを脇の下に回し、ジャイロボールを送るような感じで横回転の返球をしている動画がありました。

恐らくずっしり重いラケットで、私が同じラケットで真似をすると肘を痛めてしまいそうです。

別の動画では諦めて裏面で入れるだけの返球になり、スマッシュを食らうのを目にしました。

まあそんなに頻繁に遭遇することはなく、フルタイム裏面の人は世間に一定数いますので、決して重大な欠点ではないと思います。


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 両ハンドペンドラへのお誘い
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現在の私のグリップは、ラケットヘッドを若干下げ気味にして、Yさんとは対照的に浅く軽く握っています。

小心者なので、甘いボールを返してしまうと強打をお見舞いされると必要以上に緊張してしまい、金縛り状態になることがあります。

ラケットをがっちり握っていると、体も力んで余計にそうなりやすい感じがします。

少しでも落ち着けるようにと最近は軽く握ることを心がけています。

気のせいかもしれませんが、ネットインしたボールを落ち着いて返球できる場面が増えたような気がします。


ペンはやはり台上のボールさばきがシェークより便利で、フォア前のボールを逆モーションでストレートに払うのもやりやすくていいですね。

ただYさんも私も軽量ラケットに軽めのラバーを使っているのは、妥協であることを認めていて、良いことづくめではありません

そしていずれペンホルダーは標準のラインアップから消えるはずで、買い置きしたり特注品を頼むことになるんだろうねと、最後は悲しい話で終わってしまいました。


ペンからシェークに転向した人は掃いて捨てるほどいますが、シェークから両面ペンドラに変えた人っているんでしょうか。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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