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今回はあるシニアの方についてお話ししたいと思います。

お名前は青井さん(仮名)ということにしておきます。


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 敬遠されるのは当然だと理解する
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青井さんは70歳くらいの男性です。

中ペン(中国式ペンホルダー)の片面だけに裏ソフトを貼った、オーソドックスなスタイルです。

青井さんが重視しているのは、卓球場に集う他の人との関係性です。

巷にある民間の卓球場では利用料を払い、試合あるいは自分の好きな練習をします。

それは運動不足やストレス解消であったり、技術的向上を目指すためという場合が多いでしょう。

青井さんの場合もそういう目的はあるのですが、自分がいかに卓球場の中に溶け込めているかに注力しています。

ご自身がシニア世代に突入している状態をしっかり認識すべきとのお考えです。

他の方はほとんどが自分より若い世代で10代の若者もいます。

そういう人たちとは、やはりある程度の心理的距離が生じるのは自然で、それを和らげるようにされています。


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定番シリーズの巷にいらっしゃる、ある卓球愛好家をご紹介したいと思います。

私は情緒的な人物より論理的な人のほうが好きで、これまでにもそういう方を取り上げたことがあります。

今回ご登場いただくのは独特の理念をお持ちのケンさん(仮名)です。


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 0か1かのデジタル思考
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卓球のイメージは、向かい合った競技者がピン球をパシパシ打ち合うスポーツを思い浮かべる方が多いと思います。

実際はどうかと言うと、そういう場面もありますがレシーブを打ち損なって終わりや、3球目攻撃を決めて終わりというパターンがかなりあります。

それは初級レベルの試合だけでなく、全日本選手権の本戦のような上級者揃いの状況でも珍しくない光景です。

ケンさんは何事にもありのままを直視する方で、卓球についてもこのことをシビアに捉えていました。

カットマンとの対戦を除き、卓球にラリーを期待してはいけないというお考えです。

一撃必殺の攻撃と、それが無理な場面でのつなぎやブロック、この2つを単純に使い分けるだけのデジタル思考をされています。

そういう人物が試合をするとどういう流れになるでしょうか。


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今回は、卓球場で出会った愛好家ご紹介シリーズとしてお届けしたいと思います。

全てそのまま書くと人物が特定されるかもしれないので、適度に加工を加えていることをご了承願います。


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 ペン速攻型の独自分類
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千葉さん(仮名)は、30代と思われる男性です。

私と同じペンホルダーの片面だけにラバーを貼った希少な存在で、しかも表ソフトという絶滅危惧種に該当します。

千葉さんはペン表を3種類に独自分類していました。

1)高速ピッチ型、2)カチコミ型、3)緩急型

1)はかつて猛威を振るった中国前陣速攻の王道とされるタイプです。

とにかく速いテンポで返球することを優先する戦法です。

千葉さんもご自身はこのスタイルを追求されています。

相手の反応を上回る球さばきで混乱させ、ときに基本から外れる打ち方もします。

千葉さんはその度合がかなり高く、正直に申し上げるとフォームが汚いのは否めません。

明らかな手打ちや猫パンチスイングを繰り出します。

フォアで打てばいいのに、フォア側へ回ってオモテ面のバックショートでバウンド直後をナックルボールで返すこともあります。

ツッツキはほとんどバウンド直後を捉えます。

私もそういうツッツキが多くて、指導員からもう少し待つ返し方も交えてはとアドバイスされたことがあります。

千葉さんのプレースタイルは高速ピッチ型ではあるものの、かなり特殊な方向に進化していった形であると言えます。

2)のカチコミ型は、中国の江加良選手のようなタイプなのだそうです。

私は江加良選手は1)の高速ピッチ型ではないのかと疑問をぶつけてみました。

千葉さん的には、江選手の一打一打にはこれで決めてやるという意志を強く感じるのだそうです。

ボールを速く回そうとする1)の特徴は保ちつつ、連打よりも一撃ぶち抜きの度合いが高いので、カチコミ型にしたとのことです。

3)の緩急型は頭脳型とも言えそうな老獪なプレーをする人です。

1)と2)は攻める気満々のアグレッシブスタイルです。

対戦相手によっては当たり外れや好不調の波が大きそうです。

それに対し3)はペン表であっても比較的安定感がありそうです。


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今回は内容的には、いささかとりとめのないものとなっています。

最近の私の練習でどんな事があり何を感じているのかについて、あれこれ書いてみたいと思います。


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 参加者との交流
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自由参加で練習や試合ができる某卓球場があります。

月に何度かは仕事を終えてからそこへ出かけ、夜の閉店時間まで汗を流しています。

参加者の性別は男性が7割程度で、年齢層は中年の方がやや多いです。

他の場所と比べると実力差の開きが少なめであるように感じます。

初級レベルの方はあまり訪れず、反対に全日本選手権の本戦に進めそうなレベルの人もいません。

更衣室の中や、休憩ベンチでは軽い雑談を交わします。

今年の世界選手権について私はここで何も触れませんでしたが、練習場ではいろいろな方とお話はしていました。

どうして予選はボール1個で試合をしていたのかや、あの卓球台はボールが奥に転がったときに取り出しにくくてイマイチですねと話を切り出します。

すると相手も早田さん痩せましたね等、感想を語ってくれます。

サーブミスもスロー再生するのはやめるべきとか、同じくスロー映像では想像以上に汗が飛び散っているのがわかったなど、それぞれ独自視点での意見を聞くのは面白いです。


料金は他よりも安めで、従ってヤングの皆さんもそれなりにいます。

少し前にLINEの画面を見せてもらいました。

「マ?」は、それってマジなのという確認の問いかけで、「り」は了解の省略形なんですね。

数秒以内に返事を返しているとそのようになるのかなと納得しました。


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今回は今から3年前の出来事について書いてみたいと思います。

外国の方と卓球をする際のコミュニケーションについてです。


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 中国式ペンホルダーの2人
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所属する組織はそれぞれ異なる人が集まった、あるプロジェクトチームがありました。

その中に私と中国人の王さん(仮名)がいました。

王さんは基本的な日本語での会話はできる方でした。

それなりの期間、卓球をやっていて日本にもラケットを持ってきていました。

ふとしたことで私が卓球愛好家であることを話すと、一緒に打ってみないか誘われました。

同じく日本に来ている知人の中国人とは、来日してから卓球をしたことがあったそうです。

そして初めて日本人の私と仕事を終えた後で打つこととなりました。

私はペンホルダーで、その日のフィーリングで日本式と中国式を使い分けています。

日本人らしさをアピールするなら日ペンのほうが良かったかもしれません。

でもその時は中ペンのほうがしっくりきていたのでそちらを持参しました。

一方の王さんも、恐らく中国においてもかなり少数派になってしまった中ペンでした。

ただし裏面打法を挫折して片面にだけになった私と違い、裏面ドライブをブンブン振ってくる人でした。


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2022 .05.14
今回は、試合や練習をご一緒するお仲間の性格について書いてみます。

3つの例を取り上げてみました。


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 イライラ型
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少しでもうまくいかないと、かんしゃくを起こしてしまう性格の人です。

某所で月に2~3回お会いする男性がそういう方でした。

ある日、今までとは違う銘柄のラバーに貼り替えたそうで、試合前の肩慣らしでは感触を確かめつつ、いい感じっぽい印象を持っているようでした。

ところが試合が始まると凡ミスが目立ちます。

当然ながらウォーミングアップのフォア打ちは単調な基本打法であり、打ちやすいボールを返してもらっている状況です。

一方の試合は短い下回転系のサーブから始まることが多く、それはできるだけ相手に打たせないようにしていることにほかなりません。

そのあたりも意識されているのかどうかは不明ですが、険しい表情をしてブツブツつぶやいています。

ラケットの縁に当たることも何度かありました。

それについてはラバーの違い云々よりも、時間ぎりぎりに到着し準備運動なども一切なしで、いきなりやり始めたことが主要因のように思えます。

イライラ男性が試行錯誤していることは伺え、相手コートにボールを置きにいく打ち方をしたり、逆に思い切って強打で返すのを試みていました。

しかしいずれもその男性が仕掛けていって自滅する流れでした。

うなったり自分を批判する言葉を発する気持ちは理解できます。

でも試合の相手をしている側としては、イヤーな気持ちになってしまいます。

線の細い人だと、自分が叱られているかのように感じてしまうかもしれません。

その時私は審判をしていたのですが、対戦相手はイライラ状態を気にせずポーカーフェイスでした。

そういう対応がベストですねと思っていると、マッチポイントを握った直後、イライラ男性のフォアへ高速ロングサーブを出しました。

鮮やかにノータッチで抜けていきました。

私は一瞬イライラ男性が切れてしまい、ラケットを床に叩きつけるようなことにでもなるかとヒヤッとしました。

怒りを爆発させることはなく「グッ」と低く声を出しただけでうなだれていました。

私ならそういう挑発的ともとれるロングサーブは、あの場面では出せないでしょうね。


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ルールの改正などが行われれば、当然それらは競技者に直接影響が及びます。

しかしそれ以外にも世の中の情勢に応じ、私達の卓球ライフに変化をもたらすことはいろいろとあります。

最近の雑談の中で出た話題をご紹介いたします。


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 円安が及ぼす影響
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現在数年ぶりの円安となっています。

輸出には好ましい一方で、輸入品にはこれまで以上の日本円を払うこととなります。

そのため海外メーカーの製品は値上げとなる可能性があります。

これについては脊髄反射的に拒絶反応を示すのではなく、ある程度はやむを得ないと思っている方がいました。

ただその方は電気やガス料金と同様、反対の円安に動けば値下げになるべきという、至極当然のお考えの人でした。

ところが過去に円安を理由に値上げを行ったものの、円高に転じても値下げはしないヨーロッパの某社を好ましく思っていませんでした。

まあ多くの方は基本的に値下げは期待しておらず、あきらめモードなのでしょう。


値下げは全く無いかといえばそうではなく、つい最近バタフライがラケットの値下げを行いました。

ビスカリアの上位モデルである、ビスカリアSUPER ALCが販売されたので、従来モデルの無印ビスカリアは3000円値下げされました。

これは好意的に受け入れられたかというと、恐らくそうではないでしょう。

ずっと前に税別10000円で販売されていたビスカリアを、25000円で再登場させた形なので、素直に喜べる人はいないと思います。


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2022 .03.05
今回も特定の人物に焦点を当ててみたいと思います。

何かに対する感度は、通常レベルより高い人と低い人が正規分布のグラフを描いて存在します。

一般に、高いゾーンにいる人を取り上げたほうが面白いため、今回もそうしたいと思います。


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 エコな卓球ライフ
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ももさん(仮名)は、20代の女性です。

何年か前に彼女は断捨離の考えに触れ、コロナ禍の状況でそれをどんどん推し進めるようになったと語ってくれました。

ユニフォームは色違いが2着あれば十分で、通常の練習はTシャツで構いません。

そのため他は古着店で売却しました。

卓球ユニフォームとしての付加価値をつけてもらえるはずはなく、普通の夏物衣料としてでした。

JTTAの承認タグがついているので、できれば卓球関係者の手に渡ってもらいたいですね。

6本持っていたラケットは2本に絞りました。

程度の良いものはフリマアプリで売却し、そうでないものは卓球場に寄贈しました。

残した2本はどちらもいただきもので、ヨーラ社のクールとジュウイック社のエアテクサという10数年前の製品でした。

かなり分厚くて、こういうタイプは現在あまりありません。

彼女のお気に入りは世間では少数派のため、貴重な2本です。


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1年で最も寒い時期に突入しましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回はもう定番ネタとなってしまった、巷の愛好家の方にスポットを当ててみたいと思います。


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 硬派なドライブマン
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山崎さん(仮名)は、40歳くらいの男性です。

ヤサカの馬琳ハードカーボンという中ペン(中国式ペンホルダー)を使っています。

ラバーはオモテ面に私が知らない銘柄の中国粘着ラバーを貼っていて、ウラ面はバタフライのロゼナです。

かなり重めのラケットで、加えてその両面に分厚いラバーを貼っているため私には扱えない代物です。

筋トレで鍛え重い用具を使うという考えと、そこから逃避して軽い用具を選ぶという2つの選択肢があります。

ストイックな山崎さんは前者を、ヘタレの私は後者を選んでいます。

山崎さんは回転重視のプレーで、普通ならスマッシュを打っても良さそうな場面でもう一発パワードライブを叩き込みます。

短時間ですが平日は自宅で筋トレを行い、週末の卓球場ではフットワークなど体に負担のかかる練習をして自分を追い込みます。

普段はほぼデスクワークのため、なまった体に活を入れているそうです。


フォア面に貼った中国粘着ラバーは黒で、山崎さん曰く「やっぱり黒のほうが回転がかかっていいね」とおっしゃっていました。

色による性能差はないというのがメーカーの見解です。

しかし赤よりも黒のほうが高性能と考えている方は一定数いて、山崎さんもその一人でした。

私はメーカーの説明を100%信じていますが、それを受け入れない人もいるということに理解を示す立場です。


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2021 .12.25
卓球をお気軽な運動不足解消の場と捉えているような人だと、試合や練習をしても正直やりっぱなし、一時的な思い出で終わってしまうことも多いでしょう。

今回はそうではなく毎回パソコンで記録している人についてお話ししたいと思います。


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 記録に至った流れ
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加藤さん(仮名)は40歳くらいの男性で、週イチで卓球をする愛好家です。

仕事や日常の生活でちょっとしたことを書き留めていたことを、パソコンに入力してざっと見返していました。

別段強く意識することもなく、それを卓球についても自然に行うようになりました。

大昔、部活でやっていたときは、合宿の際、練習内容をノートに取ったり目標を壁に貼ったりと文字で書き記したことは時たまありました。

しかしそれは技術面についてのことがほとんどでかつ、やらされ感が強いものでした。

愛好家レベルの卓球ライフとなった今、練習内容はゆるく、緊張感もほとんどありません。

その反面、いろんな視点で広く観察できるような精神的余裕が生まれました。

最初は毎回の練習で備忘録としてメモをしていました。

それが戦術だけでなく、一緒に練習する人や卓球場の設備、そこに行くまでの効率的な移動方法など、種々雑多なことを記録するように変わっていきました。

ごった煮風味の日記のような感じです。


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今回は巷の卓球愛好家が年齢を重ねていくにつれ、どのような変化が生じるのかについて考えてみたいと思います。


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 肩の痛み
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某卓球場でお会いした男性の例をご紹介いたします。

お名前はわからないので、ぱっと見で似ているお笑い芸人のお名前を拝借し、松本さんということにしておきます。

松本さんはご自身の年代では多数派である、片面だけに裏ソフトラバーを貼ったペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)です。

一緒に練習をさせてもらっている過程で感じたのは、フォアドライブを打つスイングがどことなくぎこちないことでした。

そして時々右肩だけをぐりぐり回したり、左手で右腕にマッサージを行っていました。

フォームにクセのある人はたくさんいらっしゃいます。

そして私は指導員でもないので、別段指摘するつもりもありませんでした。

休憩中、松本さんは自分から右肩のことについて語ってくれました。

肩が痛いため、以前のように自在にラケットを振ることができないそうです。

私も新型コロナのワクチンを打ちその際、腕に筋肉痛がありました。

その話を持ち出したのですが、松本さんはあれとは別物の痛みだと訴えます。

首を寝違えたり足を捻挫したときのような、筋がよれた感じがするのです。


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今回は某所で指導員をされている方についてお話ししたいと思います。

人物が特定されないよう、全く別のお名前の「佐藤さん」ということにさせていただきます。


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 本質を見抜いた助言
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佐藤さんはキリッとした顔立ちの女性で滑舌の良い方です。

物事を論理的に捉えるので私もうなずけることが多いです。

以前私はフォームが汚いと述べたことがあります。

異なる複数の方から指摘をされたことがあれば、それはもう客観的な事実として改善すべきと認識していました。

ところが佐藤さんは、そのままで構わないとおっしゃることがいくつかありました。

例えばツッツキの練習で、私は打球前に小刻みに2度ほどぷるぷるっとラケットをしゃくるような動きをすることがあります。

それに関し色んな人から指摘をいただいたことがありました。

佐藤さんは間合いや微調整を取ろうとしてそうなったのだと解釈し、別に構わないと言ってくださいました。

ぷるぷるモーションが入ることは返球自体に実害はなく、あえて直すべきはバウンド直後ばかりを捉えている点で、もう少しだけ待ったツッツキも混ぜたほうが良いというアドバイスでした。

ラケットが外側を向くきらいがある点については、他の方からいただいた指摘と同様、エネルギーロスにつながるので改善したほうが良いと言われました。

しかしそれについても時々は面を開き、手打ちっぽい感じでストレートに流し打ちするのは効果的だとおっしゃいました。

ペンは手首の可動範囲が大きいので、その利点を十分に活用した打ち方は取り入れるべきとのことでした。


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