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2021 .12.25
卓球をお気軽な運動不足解消の場と捉えているような人だと、試合や練習をしても正直やりっぱなし、一時的な思い出で終わってしまうことも多いでしょう。

今回はそうではなく毎回パソコンで記録している人についてお話ししたいと思います。


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 記録に至った流れ
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加藤さん(仮名)は40歳くらいの男性で、週イチで卓球をする愛好家です。

仕事や日常の生活でちょっとしたことを書き留めていたことを、パソコンに入力してざっと見返していました。

別段強く意識することもなく、それを卓球についても自然に行うようになりました。

大昔、部活でやっていたときは、合宿の際、練習内容をノートに取ったり目標を壁に貼ったりと文字で書き記したことは時たまありました。

しかしそれは技術面についてのことがほとんどでかつ、やらされ感が強いものでした。

愛好家レベルの卓球ライフとなった今、練習内容はゆるく、緊張感もほとんどありません。

その反面、いろんな視点で広く観察できるような精神的余裕が生まれました。

最初は毎回の練習で備忘録としてメモをしていました。

それが戦術だけでなく、一緒に練習する人や卓球場の設備、そこに行くまでの効率的な移動方法など、種々雑多なことを記録するように変わっていきました。

ごった煮風味の日記のような感じです。


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 書いてある内容
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ちなみにご本人は、それをSNSやブログで公開するつもりは全くありません。

あくまでも自分が書いておきたいことのみなので、他人が読んでもわからないことや、かなり局所的な内容になっています。

愚痴やマル秘のこともあり、恥ずかしかったり不快にさせてしまいそう、とのことで、逆に私はちょっと見てみたい気持ちになりました。

とは言っても卓球についての雑記帳のため、もちろん純粋に技術やプレー内容に関することが半分以上を占めます。

クロスに打ちすぎ、トスの高さを注意された、などはどの人にもありがちな反省です。


参加者自由の卓球場でも多くは特定の人が常連メンバーです。

従ってそこで何度も試合をするのであれば、やはり対策は重要です。

思いの外サーブが切れているAさん、バックをがら空きにされてもフォアを2度突いてくるBさん、など悔しい失点を振り返り、同じ手は食わないよう努めます。

そして特定の人への対策であっても、それは将来出会う人にも適用できることはあるはずです。


加藤さんのメモはそれだけでなく、キャラクターについて触れている箇所があります。

温和な表情なのに思ったことは結構口に出してくるCさん、適当な審判で点数やジャッジをよくミスるDさん、用具オタクのEさん、等々

なるほどこういう予備知識があれば、居合わせたときにどう振る舞ったほうがいいか考えを巡らせることができますね。

確かにこれは一般公開できない内容です。

こんな変わった戦型の人がいた、ラケットに奇妙な加工をしている人がいたという、珍獣発見記録もあります。

他には、あそこにフックがあるから次回はリュックを掛けるようにしよう、最近滑りやすいのでマイ雑巾を濡らして持っていこう、というTO DOリスト的な使い方をされています。

さらに最寄り駅通路の工事情報や近くの回転寿司のセール期間もあって、加藤さん向けカスタマイズはこれからも進化していきそうです。


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 ありふれたやり方
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冒頭、加藤さんはこれらをパソコンに入力していると述べました。

何かスケジュール管理のようなソフトを用いたりはせず、文字データのみを編集できるシンプルなテキストエディタを使っています。

かつてはプログラマーもやっていただけあって、高速入力はお手の物、毎回2~3分でダラララーと入力しておしまい、という感じとのこと。

クラウドに保存してどうのこうのとかはせず、卓球場で見返してみたいと思うことがあれば、その内容を表示した画面をスマホで「キシー」と撮影するだけです。

いかにもトレンディでイケてる手法を駆使しているかもと想像していましたが、意外にハイテク度は低めでした。

加藤さんは仕事術やライフハックについて書かれたものを見ることはあるそうです。

それらはウソが書かれているわけではなく、目的に合致すれば生産性の向上に結びつきます。

ただしその手の文章は「新しいものを紹介して興味を引く」「商品やサービスの導入に結びつける」といった隠れた意図をどうしても感じるため、話半分と受け止めているそうです。


さて私自身はどうかと言うと、練習が終わり帰りの電車の中や湯船に使った状況で「う~ん、今日の〇〇は××だったかな」くらいで終わっています。

少しずつで構わないので、何らかの記録をしてみるべきか考えているところです。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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