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今回は現在の卓球ルールが妥当かどうかを考えてみたいと思います。

見るスポーツとしてはどうなのか、自分がやるスポーツとしてはどうなのか、その他多面的な観点から周囲の方の意見をまとめてみました。


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 1ゲームは何点であるべきか
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昔は1ゲーム21点で、それが現在では11点とほぼ半分に変わりました。

年輩の方からも11点制は比較的好意的な意見が聞かれます。

21点というのはバレーボールやバドミントンで採用されていて、ネットを挟んで対戦する競技のスタンダードというイメージがあったそうです。

11点制については以下のようなメリットが挙げられています。

スピーディーな試合展開になってメリハリが付くことにより、観戦者がより楽しめるようになる。

競った試合や逆転劇が起きる可能性が上がり、興奮や感動シーンが増える。

つまり観戦者側のメリットが強調されています。

各競技団体は自分たちのファンを増やすことを考えていて、卓球はその点を重視した改革に踏み切ったのだと考えています。

でもそれだけでなく11点制は選手側にもメリットが大きいと思います。

21点制の頃は点差が開くと、不利な側の選手が途中で投げやりになってしまうことが少なくなかったそうです。

今でもそれはあると言えばあります。

しかし21点制だと例えば序盤で10点差がつき、21点で終わるまで投げやりモードの惰性プレーを長々と見せつけられるのはたまったもんではないと容易に想像がつきます。


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 11点は妥当なのか
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ただ一部の人からは11点は若干少ないかもという意見がありました。

見る側、する側、双方の視点でじっくり考えてみると、あと2点追加した13点制が最適ではないかという方がいました。

そしてその人は13点制ルールへの変更と同時に、1)サーブは1本交代、2)ジュースは無し、を主張されていました。

卓球は今でも魔球サーブの影響は大きく、それを抑制するためには1本毎のサーブ権交代は意味があるというご意見です。

またジュースについては、Tリーグでジュースを廃止したローカルルールが運用されていて、それを見た感想を踏まえたものとのことでした。

この意見を聞いて私もしばらく考えましたが、結論としては今のルールよりも好ましく、将来はこの提案通りになればいいと思いました。


1ゲームの点数を少なくすると、偶然に起きる要素が結果を左右してしまう可能性が高くなります。

現行ルールで言うと9-9で連続ネットインによってゲーム終了する場面はたまにありますよね。

また総得点数では上回っているのに負けたというケースもあります。

従って総得点重視の観点で勝負の判定方法を突き詰めて考えれば、1ゲームのみ、かつ40点制みたいなのになりそうです。

多くの人は「流石にそんなルールはちょっとね」と口々につぶやいていたのですが、ある1人だけは「あぁそれいいかも」という反応をされ驚きました。

純粋な点数という考えに惹かれたようです(ご意見は尊重します)。


またシニアの方でしみじみと語っていたのは、21点制自体はまだマシで当時のルールで問題だったのは、むしろサーブが連続5本も出せた点だったというボヤキでした。

それはサーブのルールとも密接に関わっており、時代を遡るほどミラクルサーブの凶悪度は凄まじいものがありました。

両面同色ラバーでぶっつけハイドサーブを5本連続出されることを想像すると、レシーブで5連続失点しても不思議ではありません。

そういった半世紀前の黒歴史は流石に飛躍し過ぎた感があるので、前述の13点制ルールの話に戻りたいと思います。


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 次々と出されれるアイデア
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追加の補足意見として出たのは、仮にサーブを1本ずつ交代というルールに変えるのなら、タオルタイムを5点毎に変えたほうが分かりやすくていいかもという提案でした。

今は点数が6の倍数になった時にタオルを使います。

合計点が6、12、18…というのは日常であまり使わない倍数ですね。

またサーブを交互に出すんだから奇数の13点ではなく、12点や14点でも構わないのではというのもありました。

13という数字はクリスチャンには不吉な数なので、ITTF(国際卓球連盟)に諮(はか)るなら偶数提案するのが1つのテクニックだよと貴重なアドバイスをいただきました。

ただし居合わせたメンバーで実際にITTFへ提案しそうな人は…


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次は第2弾として用具に関するルールの再考をお届けしたいと思います。

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