今回は卓球界の主流である、両面に裏ソフトラバーを貼ったドライブマンについてお話ししたいと思います。
攻撃型で裏裏だとドライブマンだと短絡的に考えてしまいがちです。
そうではなく本当のドライブマンとはどんな人なのか深堀りしてみます。
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ドライブ連打だからドライブマン
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シェークにしろペンにしろ、両面裏ソフトの人は多数派です。
その中にはミート主体やブロック多用、ラリーを好まず一発打ち抜きタイプの人もいます。
従ってドライブマンという呼称は適切でないように思えます。
別にそういうタイプの人を批判しているわけではなく、それはそれで各自が選んだスタイルなので尊重します。
ただ私個人が理想とするのは、純粋なドライブマンです。
卓球という競技はボールに回転を掛けることが大きな特徴です。
表現が大げさに聞こえるかもしれませんが、それが卓球をする醍醐味で回転を操る喜びを皆さんにも堪能してもらえたらと考えています。
攻撃型で裏裏だとドライブマンだと短絡的に考えてしまいがちです。
そうではなく本当のドライブマンとはどんな人なのか深堀りしてみます。
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ドライブ連打だからドライブマン
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シェークにしろペンにしろ、両面裏ソフトの人は多数派です。
その中にはミート主体やブロック多用、ラリーを好まず一発打ち抜きタイプの人もいます。
従ってドライブマンという呼称は適切でないように思えます。
別にそういうタイプの人を批判しているわけではなく、それはそれで各自が選んだスタイルなので尊重します。
ただ私個人が理想とするのは、純粋なドライブマンです。
卓球という競技はボールに回転を掛けることが大きな特徴です。
表現が大げさに聞こえるかもしれませんが、それが卓球をする醍醐味で回転を操る喜びを皆さんにも堪能してもらえたらと考えています。
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タコとイカの試合
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ある日某所で試合の審判をしていました。
その対戦をそばで見ていたある方が、タコとイカの試合だと例えていました。
くねくねとした二人の動きからそう感じ取ったようです。
Aさんはシェークの裏裏、対するBさんは中ペン(中国式ペンホルダー)の裏裏で、どちらも極端な回転重視の試合展開が持ち味でした。
普通ならスマッシュで決めに行きそうな場面でも、高めの打点からさらに追加のドライブを打ち込みます。
お二人共、腕前はそこそこというレベルで超絶上手いというわけではありません。
それくらいだとチキータを打ってくる人はほとんどいないのですが、AさんBさんは例外で積極的にチキータを放ちます。
超安定性重視で、苦しそうな体制であっても確実にボールを捉えこねくり回したスイングによるスローボールのチキータです。
そういった返球なら、私の場合ささっと回り込んでカウンタースマッシュを狙い打つと思います。
ところがタコとイカと例えられるように、相手はそれを回転量重視のドライブを掛け返して返球します。
弧線を描くラリーがきゅいんきゅいんと続き、ああこれはボールを引っ掛ける面白さをまさに体現していることが伝わってきます。
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回転、回転、回転
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私もAさんと対戦することになりました。
バック前に下回転を出すと⊂の軌道を描いたスイングで、初球からチキータで返してきました。
正直な所、ふわっとした返球でとても返しやすく、コースや高さがもう少し甘かったら確実に餌食になると思いました。
しかし曲がりなりにもチキータであることは確かで、あの短いサーブを回転軸を横方向に変えて返す技術は素晴らしいです。
構える位置は台の真ん中です。
そういう人の中にはほとんど動かず、両ハンドでペシペシ合わせた連打を持ち味としている壁のような人がいます。
対策としてはミドルが弱点の場合があり、緩急混ぜて利き腕の肩のあたりにボールを送ります。
同じことをAさんに試みたのですが、ミドル処理がかなり上手いというか、この人にミドルなんて無いのではと感じてしまいました。
最も打ちにくいコースを突いたにも関わらず、ラケットヘッドを真下に向け肘から先の振りだけでスローボールのバックハンドドライブを返してきます。
それならばと若干フォア寄りのコースに打つと、フットワークは全く使わずカマキリのような構えからラケットを下げ、こちらも下から上へこすり上げてスローなフォアハンドループを打ってきます。
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人気はあるが悩みも
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AさんBさんと比べると、私はドライブマンとは呼べないかもしれません。
Aさんのスローボールを何発もフラット打法の強打でひっぱたきました。
それも返されるのですが、ほとんどのボールにそれなりの回転がかかっているのが驚きです。
こういう人と卓球をやっていると楽しいです。
試合をする時間が終わり、フリー練習になっても声掛けをしてもらえる人気の練習相手です。
AさんBさんと少しだけお話をしました。
それぞれにお悩みがあって、Aさんはスマッシュが打てないのだそうです。
完全にドライブだけの卓球になっていて、同様の人は稀にいることを聞いたことがあります。
Bさんはラケットが重すぎる点を挙げていました。
190gを少し超えており、指でつまむ形のペンホルダーにはつらいことでしょう。
用具の打球感を最優先した結果、今のヘビーラケットにたどり着いたそうで、これからも重さに我慢して使い続けるとのことでした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
タコとイカの試合
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ある日某所で試合の審判をしていました。
その対戦をそばで見ていたある方が、タコとイカの試合だと例えていました。
くねくねとした二人の動きからそう感じ取ったようです。
Aさんはシェークの裏裏、対するBさんは中ペン(中国式ペンホルダー)の裏裏で、どちらも極端な回転重視の試合展開が持ち味でした。
普通ならスマッシュで決めに行きそうな場面でも、高めの打点からさらに追加のドライブを打ち込みます。
お二人共、腕前はそこそこというレベルで超絶上手いというわけではありません。
それくらいだとチキータを打ってくる人はほとんどいないのですが、AさんBさんは例外で積極的にチキータを放ちます。
超安定性重視で、苦しそうな体制であっても確実にボールを捉えこねくり回したスイングによるスローボールのチキータです。
そういった返球なら、私の場合ささっと回り込んでカウンタースマッシュを狙い打つと思います。
ところがタコとイカと例えられるように、相手はそれを回転量重視のドライブを掛け返して返球します。
弧線を描くラリーがきゅいんきゅいんと続き、ああこれはボールを引っ掛ける面白さをまさに体現していることが伝わってきます。
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回転、回転、回転
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私もAさんと対戦することになりました。
バック前に下回転を出すと⊂の軌道を描いたスイングで、初球からチキータで返してきました。
正直な所、ふわっとした返球でとても返しやすく、コースや高さがもう少し甘かったら確実に餌食になると思いました。
しかし曲がりなりにもチキータであることは確かで、あの短いサーブを回転軸を横方向に変えて返す技術は素晴らしいです。
構える位置は台の真ん中です。
そういう人の中にはほとんど動かず、両ハンドでペシペシ合わせた連打を持ち味としている壁のような人がいます。
対策としてはミドルが弱点の場合があり、緩急混ぜて利き腕の肩のあたりにボールを送ります。
同じことをAさんに試みたのですが、ミドル処理がかなり上手いというか、この人にミドルなんて無いのではと感じてしまいました。
最も打ちにくいコースを突いたにも関わらず、ラケットヘッドを真下に向け肘から先の振りだけでスローボールのバックハンドドライブを返してきます。
それならばと若干フォア寄りのコースに打つと、フットワークは全く使わずカマキリのような構えからラケットを下げ、こちらも下から上へこすり上げてスローなフォアハンドループを打ってきます。
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人気はあるが悩みも
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AさんBさんと比べると、私はドライブマンとは呼べないかもしれません。
Aさんのスローボールを何発もフラット打法の強打でひっぱたきました。
それも返されるのですが、ほとんどのボールにそれなりの回転がかかっているのが驚きです。
こういう人と卓球をやっていると楽しいです。
試合をする時間が終わり、フリー練習になっても声掛けをしてもらえる人気の練習相手です。
AさんBさんと少しだけお話をしました。
それぞれにお悩みがあって、Aさんはスマッシュが打てないのだそうです。
完全にドライブだけの卓球になっていて、同様の人は稀にいることを聞いたことがあります。
Bさんはラケットが重すぎる点を挙げていました。
190gを少し超えており、指でつまむ形のペンホルダーにはつらいことでしょう。
用具の打球感を最優先した結果、今のヘビーラケットにたどり着いたそうで、これからも重さに我慢して使い続けるとのことでした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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