2015 .08.01
2回にわたりジャパン・オープンの話をお届けし、それで終わりとする予定でした。
ところが観戦に出かけた特派員X氏と先日喫茶店に入った際、再び熱い話を饒舌に語ってくれました。
いろいろと面白かったので、内容の一部をパート3としてご紹介いたします。
──────────────────────
あえぎ声
──────────────────────
力を込めて打つ時は瞬間的に息を止め、打球後のフォロースルーで吐き出します。
息を止める直前にノドの部分を絞るので、声帯が圧迫されて声が出ることがあります。
福原選手がバック前にきたチャンスボールを「ふんっ!」とうなりながらひっぱたくのを時折目にすることがあります。
その手の声が連続して聞こえてくるのが、カットマンと対戦中のドライブマンです。
水谷選手は韓国のチュセヒュク選手との試合で、苦しそうなうめき声を上げながらドライブを打ち続けていました。
こういう声にも選手ごとに個性があり、X氏的には水谷選手の声は普通っぽいのだそうです。
ジャパン・オープンには出場していませんでしたが、ドイツのオフチャロフ選手はその大柄な体格とは反対の、か弱そうな?うめき声を出します。
見た目と声にギャップがあり有名なのはクロアチアのベテラン、プリモラッツ選手です。
もだえているような声にも聞こえ、カット打ちの映像なしで音声だけだと気持ち悪さ満点です。
これら選手と一線を画するのがクールな丹羽選手です。
村松選手との対戦で同じく苦しそうにカットを持ち上げていました。
しかし力を入れるため大きく息を吸い込む時、彼の声帯は震えず無音なのです。
打球し終えた直後の荒い呼気だけが観客席に聞こえてきます。
なんだか電車やバスの「プハー」という停止音を思わせ、人間ぽくありません。
ところが観戦に出かけた特派員X氏と先日喫茶店に入った際、再び熱い話を饒舌に語ってくれました。
いろいろと面白かったので、内容の一部をパート3としてご紹介いたします。
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あえぎ声
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力を込めて打つ時は瞬間的に息を止め、打球後のフォロースルーで吐き出します。
息を止める直前にノドの部分を絞るので、声帯が圧迫されて声が出ることがあります。
福原選手がバック前にきたチャンスボールを「ふんっ!」とうなりながらひっぱたくのを時折目にすることがあります。
その手の声が連続して聞こえてくるのが、カットマンと対戦中のドライブマンです。
水谷選手は韓国のチュセヒュク選手との試合で、苦しそうなうめき声を上げながらドライブを打ち続けていました。
こういう声にも選手ごとに個性があり、X氏的には水谷選手の声は普通っぽいのだそうです。
ジャパン・オープンには出場していませんでしたが、ドイツのオフチャロフ選手はその大柄な体格とは反対の、か弱そうな?うめき声を出します。
見た目と声にギャップがあり有名なのはクロアチアのベテラン、プリモラッツ選手です。
もだえているような声にも聞こえ、カット打ちの映像なしで音声だけだと気持ち悪さ満点です。
これら選手と一線を画するのがクールな丹羽選手です。
村松選手との対戦で同じく苦しそうにカットを持ち上げていました。
しかし力を入れるため大きく息を吸い込む時、彼の声帯は震えず無音なのです。
打球し終えた直後の荒い呼気だけが観客席に聞こえてきます。
なんだか電車やバスの「プハー」という停止音を思わせ、人間ぽくありません。
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気配りなのか気にし過ぎなのか
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観戦していると、よく言われている日本人選手が失点した時の落胆の声が聞こえてきます。
なるほどそれは抑えて欲しいと感じます。
でもそれ以外にも変な理論の解説もどきや関係ない世間話と、あれやこれやが断続的に耳に入ってきます。
できるだけ気にしないようにする、要はこれに尽きるのだと思います。
そんな中でX氏がぴくりと反応してしまったのが、隣に座っていたご婦人2人の会話でした。
双眼鏡のことを望遠鏡と勘違いして話していたそうです。
相手のご婦人は間違いに気づかなかったのか、分かっていたが間違いの指摘はやめようという考えだったのか、それは不明ですが望遠鏡のまま最後まで会話が続きました。
なんとなく間違いだと分かっていたような感じがあり、もしその通りなら「大人の対応」だなと感心したそうです。
X氏は当然のように双眼鏡を持参していました。
双眼鏡があれば離れた席でも構わないということではなく、観戦にはやはりできるだけ近くで見るべきです。
双眼鏡は極端に視野が狭くなり、複数のコートを観察する場合はピント調整が必要になります。
今いる位置からどうしても遠方を確認したい場面や、どんな用具を使っているか見たい場合などに限定して利用すべきとのことでした。
私はX氏の話を聞いていて、ひょっとすると望遠鏡という表現はあながち間違っていないかもしれないと感じました。
なぜならあまり知られていませんが、単眼鏡という小型の望遠鏡もあるからです。
「大人の対応」に関心した話だったため、私もX氏に「単眼鏡というのがあるんですがご存じですか」と切り出さず、ぐっと飲み込みんで「大人の対応」をしました。
でも後から考えると、そんなことぐらい何を遠慮してるんだという後悔に襲われました。
変なところでカッコつけても自己嫌悪におちいるだけですね。
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メーカによって弾みの表現は異なる
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観客席裏の通路に出店している用具メーカーはレディース用のウェアを充実させている傾向が見られ、X氏の興味を引くものは少なめでした。
そういった中でもニッタクは提携している紅双喜のラケットを販売していました。
中国選手モデルのラケットで、キョウヒョウ○シリーズがあります。
○の部分には、寧(丁寧選手)、霞(李暁霞選手)、皓(王皓選手)、王(王励勤選手)の文字が入ったバリエーションがあります。
こういう場所で売っているラケットは通常の輸入品とは違って、ラケットにJTTAAの刻印が入っているそうです。
とっても高いラケットで化粧箱は高級品を演出する凝った作りです。
一つ注意が必要なのは、弾みに関して少しもしくは結構誇張している点を理解すべきということです。
特殊素材を使っていない5枚合板のキョウヒョウ寧でもOFF++となっています。
オフェンシブ(攻撃向け)の分類でさらに++(二段階)よく弾むというのは、普通であればぶっとびラケットになります。
実際はそんなことはなく、もう少し他のメーカーに合わせる姿勢があってもいいように思えます。
紅双喜にはOFF+++というラケットもあるそうで、こういうのを見るとちょっとやり過ぎだねということがお分かりになると思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
気配りなのか気にし過ぎなのか
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観戦していると、よく言われている日本人選手が失点した時の落胆の声が聞こえてきます。
なるほどそれは抑えて欲しいと感じます。
でもそれ以外にも変な理論の解説もどきや関係ない世間話と、あれやこれやが断続的に耳に入ってきます。
できるだけ気にしないようにする、要はこれに尽きるのだと思います。
そんな中でX氏がぴくりと反応してしまったのが、隣に座っていたご婦人2人の会話でした。
双眼鏡のことを望遠鏡と勘違いして話していたそうです。
相手のご婦人は間違いに気づかなかったのか、分かっていたが間違いの指摘はやめようという考えだったのか、それは不明ですが望遠鏡のまま最後まで会話が続きました。
なんとなく間違いだと分かっていたような感じがあり、もしその通りなら「大人の対応」だなと感心したそうです。
X氏は当然のように双眼鏡を持参していました。
双眼鏡があれば離れた席でも構わないということではなく、観戦にはやはりできるだけ近くで見るべきです。
双眼鏡は極端に視野が狭くなり、複数のコートを観察する場合はピント調整が必要になります。
今いる位置からどうしても遠方を確認したい場面や、どんな用具を使っているか見たい場合などに限定して利用すべきとのことでした。
私はX氏の話を聞いていて、ひょっとすると望遠鏡という表現はあながち間違っていないかもしれないと感じました。
なぜならあまり知られていませんが、単眼鏡という小型の望遠鏡もあるからです。
「大人の対応」に関心した話だったため、私もX氏に「単眼鏡というのがあるんですがご存じですか」と切り出さず、ぐっと飲み込みんで「大人の対応」をしました。
でも後から考えると、そんなことぐらい何を遠慮してるんだという後悔に襲われました。
変なところでカッコつけても自己嫌悪におちいるだけですね。
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メーカによって弾みの表現は異なる
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観客席裏の通路に出店している用具メーカーはレディース用のウェアを充実させている傾向が見られ、X氏の興味を引くものは少なめでした。
そういった中でもニッタクは提携している紅双喜のラケットを販売していました。
中国選手モデルのラケットで、キョウヒョウ○シリーズがあります。
○の部分には、寧(丁寧選手)、霞(李暁霞選手)、皓(王皓選手)、王(王励勤選手)の文字が入ったバリエーションがあります。
こういう場所で売っているラケットは通常の輸入品とは違って、ラケットにJTTAAの刻印が入っているそうです。
とっても高いラケットで化粧箱は高級品を演出する凝った作りです。
一つ注意が必要なのは、弾みに関して少しもしくは結構誇張している点を理解すべきということです。
特殊素材を使っていない5枚合板のキョウヒョウ寧でもOFF++となっています。
オフェンシブ(攻撃向け)の分類でさらに++(二段階)よく弾むというのは、普通であればぶっとびラケットになります。
実際はそんなことはなく、もう少し他のメーカーに合わせる姿勢があってもいいように思えます。
紅双喜にはOFF+++というラケットもあるそうで、こういうのを見るとちょっとやり過ぎだねということがお分かりになると思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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