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練習場でいろいろな人と話をしますが、ここ最近はオリンピックの話題が多かったため、今回はそれらをご紹介いたします。


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 用具関連
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三英製のスペシャル卓球台は、独創的なデザインで私は気に入っていました。

同じ意見の人がいた一方、やや否定的な考えの人もいました。

横からのデザインは素敵なのですが、肝心のテレビで放映される縦方向からの見栄えがイマイチとのことでした。

そのご指摘は分からないでもありません。

脚の部分の奥に、プレートか何かで装飾があっても良かったかなと思いました。


試合中、ネットの下をボールが通過していくことが何度かありました。

ネットは下の部分はあまりピンと引っ張られた状態になっておらず、まれにどちらの得点になったのか一瞬判らなくなることがありました。

大きな問題ではなかったのですが、改善してもらえたら良かったのにというご意見がありました。

ベンチに入っていた人も、そう感じたことがあったのではと想像します。


前回のロンドン大会との違いは、ボールがプラスチック製に変わったことでした。

そのため試合中にボールが割れることが増え、交換していましたが、ボールは審判から手渡されたものをそのまま使っていました。

「台の上で回転させて、ブレがないかの確認はしないんだね」とおっしゃった、ご年配の方がいました。

今は製造技術が向上しているので、信用しているということでしょうか。

ボールには通常のメーカロゴ以外に、リオ五輪を示す文字も控えめに印刷されていました。

それが検品済みの証だったのかもしれません。


オリンピックでは商品名やメーカ名の表示が厳しく制限されます。

市販のユニフォームを着用している選手は、ロゴや文字にテープを貼って、2つ以上の商標などを見せないようにしていました。

日本選手は、大会ごとに新作ユニフォームが提供されるという大変恵まれた環境にあります。

従って、無粋なテープでマスクしないといけないようなユニフォームではありません。

ただし過去には、ミズノの文字とロゴが複数表示とみなされ、仕方なく試合直前にテープを貼ったことがありました。

今回の日本選手のユニフォームは、2016年日本代表選手のユニフォームから、カラーリングを引き継ぎ、それ以外は全く新規にデザインされたものでした。

周囲の人の意見を伺うと、概ね好評ですが、ロンドン大会のユニフォームには敵わないという意見がちらほらありました。

ロンドンのユニフォームで、ネイビーのタイプは私も好きでした。

毎回新しいものを出していかなければならず、メーカの人にはプレッシャーがあるはずです。

今回は右肩がデニム調になっていて、斬新な試みがありました。

個人的には、今年2月の世界選手権で使われた代表ユニフォームのほうが好きでした。

特に「ふなっしー」と言われた黄色と水色のカラーが気に入っています。


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 解説にまつわるもの
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実況や解説に対するご意見もありました。

双方の選手は何を狙っていて、どうしようとしているか、そのあたりの説明があったときは分かりやすいと好評でした。

反対に「この選手は接戦に強いです」といった言葉は、間をもたせるだけで必要ないという方がいました。

そして「女性アナウンサーの実況や女性の解説はどうしてないの」という不満もありました。


他国の選手では意外な人が取り上げられていました。

中国からルクセンブルクに帰化したニーシャリエン選手です。

53歳という年齢、試合での表情、台の近くに張り付いて相手を揺さぶる省エネ卓球スタイルなどが注目されていました。

解説でも「全く動きません」と、そのフットワークの少なさを褒めて?いました。

前回の東京オリンピックのときにはもうこの世に生まれていた人で、2020年の東京大会出場も目指しているとのことです。

ニー選手はペンの粒高主戦のスタイルで、裏面は主にサーブを出すときだけに使う裏ソフトラバーを貼っています。

その裏ソフトラバーはテナジーだそうで、そんな用途でテナジーを使っていることにひがんでいる人がいました。

「サーブだけなら、タキネスチョップの極薄でいいじゃないか」

ごもっともなご意見だと思います。


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 東京五輪について
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次の東京五輪では自国開催のため、様々な点でメリットがあります。

移動や時差など考慮しないといけない余計なものが少なくなります。

2014年の世界選手権は東京で開催されました。

そのとき他国の選手は、指定された練習場所で直前の調整をしていました。

どういう練習をしているかが丸見えになります。

日本選手は地元のメリットを活かし、見せたくない練習は別のところでこっそりやっていたそうです。

地元開催なら練習相手も沢山揃えられ、多彩な戦型に備えることができます。

これは別にズルしてるわけではなく「ラッキーですね」と嬉しそうな顔をしている人がいました。

確かにそれは有利な条件ですが、絶大な効果というほどではありません。

中国以外の戦力が相対的に落ちてきていて、このままではそれが日本の最大のチャンスになるように思えます。

これは単純に喜べず、複雑な気持ちです。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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