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今回は、某卓球場に初にめておじゃましたときのことについてお話しします。

そこでちょっとした行き違いがありました。

別に文句を並べ立てるわけではないので、安心して読んでください。


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 こちらでの慣習
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その卓球場は仕切る人はおらず、参加メンバーは毎回違った顔ぶれであるとのことでした。

後になって分かったのですが、私が訪れた曜日は以下の様な流れで練習する人が多いそうです。

1)10分毎に交代し、疲れた人はそのタイミングで適宜抜けて休憩を取る。

2)最初の30~40分は基本打法、そこから徐々に全面(試合ではないが、お互いにサーブを出して試合形式でプレーする)に移り、それを制限時間の2時間いっぱいまで続ける。

ここまで聞くと、そんなに変わった練習という感じはしないと思います。

私は初めて参加したので、当然上記の内容は全く知りません。

ただそれが分からないといっても、自分が常識と考える範囲で行動すれば良いと思っていました。

まあ2)の最初の30~40分が基本打法というのは長すぎますね。

初心者の練習ならうなずけますが、普通のフォア打ちやバックをそんなに続ける必要はありません。

その日私は5分程度でフォアとバックの肩慣らしを済ませ、フットワークやツッツキ打ちを相手にお願いしてやらせてもらいました。

他の人はまだフォアロングだけをやっていましたが、私の相手をしてくれた方は自然に応じてくれました。


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 すれ違う考え
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30~40分が経過し、そろそろ周囲の皆さんが全面に移る時間となりました。

その場合も新しい相手に代わってから、いきなり「全面でやりましょうか」と言うのではなく、2~3本フォア打ちをした後に始めるようでした。

全面の練習をすることはもちろん構わないのですが、私はバック側にきたボールを裏面打法で打つのが上手くできず、それを重点的に練習したいと思っていました。

よくあるお互い顔を見合わせて「何かしますか?」「あなたの方からどうぞ」といった変な遠慮をする場面を経験しているので、自分の方からやりたいことを先に切り出すようにしています。

代わった相手はこの卓球場の常連さんのようなので、当然前述のフォア打ちを2~3本行い、それに続いて「全面でやりましょうか」という言葉を私に期待してたのでしょう。

私は自分の意志の赴くまま、お互いが台の前に立った直後にネットの所まですすっと歩み寄り「私の練習をお願いしてもいいですか」と積極的に申し出ました。

相手の方は少し驚いたようで「えっ」と聞き返してきました。

これはたまにあること、いや、3~4割ぐらいの確率で「えっ」と返されることがあります。

周囲が騒がしくて聞き取りづらかった場合もあるでしょうし、相手が近づいてきて、そんな問いかけをされたことはほとんどなかったから驚いた、という場合もあるしょう。

また私は最初に「あのー」や「えーっと」といった間投詞はつけないようにしているので、それ故、相手は耳を傾ける心の準備が0.5秒程遅れてしまうのかもしれません。

なぜそうするのかと言えば、昔、会社のプレゼンでその手の間投詞をつけていて、手厳しい指摘を受けてきたからです。

練習場所で「えっ」と聞き返されることにはもう慣れていて、同じ言葉を落ち着いてはっきりと繰り返すようにしています。

ところがこの時に限っては、再度「えっ」と聞き返されてしまいました。

仕方ないので「私の練習をお願いしてもいいですか」と3回めとなる同じフレーズでお願いをしてみました。

相手の方はキョトンとしたような表情でしたが「はぃ・・」と同意したことを意味する返答を返してくれました。

私は続いて裏面打法の練習をしたいと説明し「最初はバッククロスにやや長めの下回転のサーブを出してください」「それをクロスに払っていきますので~」と具体的な手順を伝えていきました。

相手の方はその通りに応じてくれましたが、交代する10分の時間が来る前に「これでやめましょう」と言って打ち切りました。


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 否定的には考えないようにする
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断定はできませんが、全面の練習をやりたかったのに、それができず途中で打ち切ったようでした。

ご自身もやりたいことがあるなら、半分の5分が経過したところで「ここからは全面でやってもらえませんか」と伝えればいいはずです。

なんでもかんでもズバズバ口に出すことははばかられますが、今回のような場面では、思うことがあるならそれははっきりと意思疎通を図るべきです。

一方でそうしない人がいることも理解しており、認めたいと思います。

その日帰る前に、別の常連さんにここの練習の流れを尋ねてみました。

それによりおぼろげながら、ギクシャクしたやり取りもなんとなく理解できました。

接し方をどう変えれば上手くやれるのだろうかと、たまにぼーっとしているときに考えることがあります。

私は指導員でもなく、この卓球場の慣習を全否定するつもりはありません。

この体験を踏まえ、またいつの日かここで汗を流すことできればと思っています。

他の部分にはいいところがありますし、コミュニケーションがうまくいかないことというのは、どんな場所でも必ずあるからです。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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