私は自他ともに認める倹約家です。
ずばり「ケチ」と表現する人もいます。
別に気にしないので「ケチ」でも一向に構いません。
これまでに、同じような倹約家の方を紹介したことがあります。
今回もその手の第n話的位置づけでお話したいと思います。
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ウェアの有効活用
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節約の基本はいくつかあり、その一つにとことんまで使うというのがあります。
U君はあまりユニフォームを着て練習はせず、紺色のTシャツ姿でいるのをよく見かけます。
試合の時はユニフォームを着用しないといけません。
学校には学生服で登校しないといけないのと同様、卓球ユニフォームも特定用途の衣服と考えているそうです。
従って普段の練習は、縛りのない汎用的な服で安く済ませるのが堅実な選択だと信じています。
世間には逆に卓球ユニフォームを普段着のように着ている方もいるので、人の考えは様々であるあることに驚かされます。
U君が着ているその紺色のTシャツですが、ヘビーローテーションのため、かなりくたびれています。
穴は開いていないものの、首の部分が若干伸びてしまりのない感じがします。
それとなくTシャツの劣化に話を振ってみると、生地の部分もかなりヘタっているとのことでした。
蛍光灯にかざすと、手すきの和紙のような質感に見えると半笑いしてくれました。
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シューズの有効活用
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続いてU君のシューズの話に移ります。
卓球シューズはクッション性能が不十分なため嫌いで、ずっとバドミントンシューズを履いているそうです。
グリップ力が落ちてくると迷わず新しいのに買い換えていて、この点ではケチ臭くありません。
U君の節約意識が炸裂するのは、卓球の練習でお役御免となったシューズの使い道です。
第二の人生として外で履くシューズとして使われています。
室内用のシューズは、当然体育館などでの使用を前提に作られているため、外で履くと柔らかめのソールが真っ先にダメージを受けます。
劣化した輪ゴムのように硬くもろくなります。
またソールを複数の材質で貼り合わせたシューズの場合、その境目からはがれが生じます。
U君は亀裂や隙間ができても、100円ショップで買った接着剤をこまめに注入し、一晩ダンベルを載せて確実に接合しているそうです。
靴を見せてもらうと、ソール部分はぐちゃぐちゃで前衛芸術のような怪しさがありました。
写真で定期的に記録すれば面白いかもしれません。
両方の小指が当たる部分は穴が開いていて、同じく100円ショップで買ったテープを貼って塞いでいます。
どこまで履き続けるつもりなのか尋ねると、靴底から水が染みこんでくるようになった時を目安にしているそうです。
まさにズタボロになるまで使われるシューズは、さぞや幸せだと思います。
ただ、Tシャツにしてもシューズにしても、そこまで気合いの入った節約はしなくてもいいかなぁ、と、ケチの私ですら感じてしまいます。
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私生活での節約
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U君は卓球のプレーそのものに直結することには、節約意識は強くありません。
ラバーはそれなりに貼り替えていますし、卓球のためにメガネからコンタクトレンズに変えたそうです。
卓球以外をケチろうとしていて、メリハリをつけていることは伝わってきます。
一緒にマクドナルドに入ったとき、紙ナプキンはカバンに入れ、ハンカチで口元をぬぐっていました。
ナプキンは家に帰ってからハサミで半分に切って、ティッシュペーパーとして使うのだそうです。
トイレではハンドドライヤーは使わず、ハンカチで手を拭くようにしています。
単なるケチではなく、環境にも気を使っているのですね。
別の人から聞いた話で、U君は紅茶のティーバッグも限界まで使い倒しているとのことでした。
色が薄くなるまで何度も使っていて、それなら私と何ら変わりないと思っていました。
ところが流石に「使い倒す」と表現しただけあって、私の想像を超えていました。
U君はもう使えないと判断したティーバッグを、捨てる前に口の中に入れ、ちゅーちゅー吸い取ったあと、ようやく捨てているのだそうです。
少々下品な話で申し訳ございません。
彼女ができたら、きっとやめてくれると思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
ずばり「ケチ」と表現する人もいます。
別に気にしないので「ケチ」でも一向に構いません。
これまでに、同じような倹約家の方を紹介したことがあります。
今回もその手の第n話的位置づけでお話したいと思います。
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ウェアの有効活用
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節約の基本はいくつかあり、その一つにとことんまで使うというのがあります。
U君はあまりユニフォームを着て練習はせず、紺色のTシャツ姿でいるのをよく見かけます。
試合の時はユニフォームを着用しないといけません。
学校には学生服で登校しないといけないのと同様、卓球ユニフォームも特定用途の衣服と考えているそうです。
従って普段の練習は、縛りのない汎用的な服で安く済ませるのが堅実な選択だと信じています。
世間には逆に卓球ユニフォームを普段着のように着ている方もいるので、人の考えは様々であるあることに驚かされます。
U君が着ているその紺色のTシャツですが、ヘビーローテーションのため、かなりくたびれています。
穴は開いていないものの、首の部分が若干伸びてしまりのない感じがします。
それとなくTシャツの劣化に話を振ってみると、生地の部分もかなりヘタっているとのことでした。
蛍光灯にかざすと、手すきの和紙のような質感に見えると半笑いしてくれました。
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シューズの有効活用
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続いてU君のシューズの話に移ります。
卓球シューズはクッション性能が不十分なため嫌いで、ずっとバドミントンシューズを履いているそうです。
グリップ力が落ちてくると迷わず新しいのに買い換えていて、この点ではケチ臭くありません。
U君の節約意識が炸裂するのは、卓球の練習でお役御免となったシューズの使い道です。
第二の人生として外で履くシューズとして使われています。
室内用のシューズは、当然体育館などでの使用を前提に作られているため、外で履くと柔らかめのソールが真っ先にダメージを受けます。
劣化した輪ゴムのように硬くもろくなります。
またソールを複数の材質で貼り合わせたシューズの場合、その境目からはがれが生じます。
U君は亀裂や隙間ができても、100円ショップで買った接着剤をこまめに注入し、一晩ダンベルを載せて確実に接合しているそうです。
靴を見せてもらうと、ソール部分はぐちゃぐちゃで前衛芸術のような怪しさがありました。
写真で定期的に記録すれば面白いかもしれません。
両方の小指が当たる部分は穴が開いていて、同じく100円ショップで買ったテープを貼って塞いでいます。
どこまで履き続けるつもりなのか尋ねると、靴底から水が染みこんでくるようになった時を目安にしているそうです。
まさにズタボロになるまで使われるシューズは、さぞや幸せだと思います。
ただ、Tシャツにしてもシューズにしても、そこまで気合いの入った節約はしなくてもいいかなぁ、と、ケチの私ですら感じてしまいます。
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私生活での節約
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U君は卓球のプレーそのものに直結することには、節約意識は強くありません。
ラバーはそれなりに貼り替えていますし、卓球のためにメガネからコンタクトレンズに変えたそうです。
卓球以外をケチろうとしていて、メリハリをつけていることは伝わってきます。
一緒にマクドナルドに入ったとき、紙ナプキンはカバンに入れ、ハンカチで口元をぬぐっていました。
ナプキンは家に帰ってからハサミで半分に切って、ティッシュペーパーとして使うのだそうです。
トイレではハンドドライヤーは使わず、ハンカチで手を拭くようにしています。
単なるケチではなく、環境にも気を使っているのですね。
別の人から聞いた話で、U君は紅茶のティーバッグも限界まで使い倒しているとのことでした。
色が薄くなるまで何度も使っていて、それなら私と何ら変わりないと思っていました。
ところが流石に「使い倒す」と表現しただけあって、私の想像を超えていました。
U君はもう使えないと判断したティーバッグを、捨てる前に口の中に入れ、ちゅーちゅー吸い取ったあと、ようやく捨てているのだそうです。
少々下品な話で申し訳ございません。
彼女ができたら、きっとやめてくれると思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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