卓球をやっている方達の間で今話題になっていることと言えば、相次ぐ値上げやプラスチックボールへの切り替えといった用具に関することでしょうか。
そして他では、世界選手権代表の選出についていろいろな意見が飛び交っています。
今回は後者の話題、代表選手の選び方についてお話ししてみたいと思います。
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選考に大きな疑義はない模様
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今年の世界選手権は中国の蘇州で開催されます。
上海の少し西にある都市です。
期間は4月26日から5月3日までで、個人戦(男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス)が行われます。
どういう組み合わせで出場すべきかについて、いろいろな意見があるというのをネット上や週刊誌の記事を見て知りました。
私は普段からスポーツ新聞やいわゆる大衆週刊誌は読みません。
あまりに扇情的で興味本位、同じ活字を読むならもっと別の内容を脳に与えてあげるべきだからです。
昨年、某女性研究者が会見を開いた際、駅の売店にオヤジ新聞の束が、にょきにょきと何本も高く伸びていました。
刺激的な見出しと写真で、とってもゲスな内容が書いてありそうなのが強烈に伝わってきました。
今回の選手選考については、某週刊誌が2ページを割いて問題点を挙げていることを知りました。
実際に読んでみないとなんとも言えないため、変な先入観を捨て、当該部分だけをざっと立ち読みしました(スミマセン)。
2つのことが書いてあり、最初はよくある別の選び方のほうが妥当だったのではという指摘でした。
それについては、ああそうなのという感想しかありませんでした。
もう1つは直接選考とは関係ない話で、どちらかというとこの内容のほうに少しうーんと考えるものがありました。
ただしその内容について私はなんとも言えないため、ここでは取り上げないことにします。
そして他では、世界選手権代表の選出についていろいろな意見が飛び交っています。
今回は後者の話題、代表選手の選び方についてお話ししてみたいと思います。
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選考に大きな疑義はない模様
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今年の世界選手権は中国の蘇州で開催されます。
上海の少し西にある都市です。
期間は4月26日から5月3日までで、個人戦(男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス)が行われます。
どういう組み合わせで出場すべきかについて、いろいろな意見があるというのをネット上や週刊誌の記事を見て知りました。
私は普段からスポーツ新聞やいわゆる大衆週刊誌は読みません。
あまりに扇情的で興味本位、同じ活字を読むならもっと別の内容を脳に与えてあげるべきだからです。
昨年、某女性研究者が会見を開いた際、駅の売店にオヤジ新聞の束が、にょきにょきと何本も高く伸びていました。
刺激的な見出しと写真で、とってもゲスな内容が書いてありそうなのが強烈に伝わってきました。
今回の選手選考については、某週刊誌が2ページを割いて問題点を挙げていることを知りました。
実際に読んでみないとなんとも言えないため、変な先入観を捨て、当該部分だけをざっと立ち読みしました(スミマセン)。
2つのことが書いてあり、最初はよくある別の選び方のほうが妥当だったのではという指摘でした。
それについては、ああそうなのという感想しかありませんでした。
もう1つは直接選考とは関係ない話で、どちらかというとこの内容のほうに少しうーんと考えるものがありました。
ただしその内容について私はなんとも言えないため、ここでは取り上げないことにします。
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誰もが100%納得というのは無理
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選手の選び方については、具体的要件を出している部分とそうでない部分があります。
具体的要件とは、全日本選手権のシングルスや選考会の優勝者だったり、世界ランキング何位以上の選手何名以上に勝利したことがあるか、というものです。
これは客観的に分かりやすく、理解も得られやすい方法です。
特にランキングの高い選手を倒した実績は、他国と闘う世界選手権向きの条件です。
選考会は選手側により配慮したものと言えます。
選考会のような機会を設けることで、大きな舞台へのチャンスが開かれ選手のやる気を高めます。
一方関係者による推薦など、あらかじめ示した要件以外で選出する部分があり、それは程度の差はあれいつも議論になります。
私は今回の選出は、おおよそ妥当であると思っています。
多くの方が思っているであろう選出候補の範疇から選ばれているからです。
議論が起きているのは、その範疇の中の誰に決まったかということであり、それについては決して意見の一致はあり得ないと考えています。
卓球の代表について週刊誌で取り上げられるのは珍しく、サッカーのワールドカップ代表なら、毎回熱い論争が交わされているはずです。
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どこに重きを置くか
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仮に私に推薦する権利があるなら、次のような点を考慮します。
当然ですがメダルを取ることにこだわります。
ダントツに強い中国に勝つのは容易ではありません。
最後の世界チャンピオンと呼ばれている小野誠治さんも、中国選手を次々と倒した末の優勝でした。
中国選手が何名も出場する世界選手権で、シングルスのメダルを獲得するのは至難の業です。
シングルスと書いたのは、中国はシングルスにはベストメンバーで臨んでいますが、近年のダブルスはやや抑え気味となっているからです。
一国による独占状態を避けようとする考えがあるのかもしれません。
事実2年前のダブルスでは、台湾と北朝鮮が優勝しています。
従って今大会もダブルスには各国金メダルの可能性もあります。
日本もここは最も重点的に取り組むべきです。
そして次に同レベルの実力であれば、多様性を考えます。
左利きや少数派のスタイルを考慮するということです。
今回は個人戦ですが、団体戦の場合これは重要です。
対戦相手全員が右のシェーク裏裏か、そうでないかを考えると分かりますよね。
でも大前提として多様性最優先ではなく、あるレベル以上の選手から選ぶというのは必ず守ることが必要です。
また私なら絶対にしないのが、経験を積ませるため若手の選手を優遇する考えです。
世界選手権やオリンピックはその時の最強メンバーで臨むべきで、経験を積ませるなら他の試合でいいはずです。
もちろん選んだ結果、若手の選手もいたというのは何も問題はありません。
そして全日本選手権至上主義という考えもありません。
全日本はとても権威のある大会ですが、そこだけの結果をことさら重要視する必要はないと考えます。
逆に選ばれた選手は変な雑音に惑わされず、どうか胸を張って出てもらいたいと思います。
過去には要件を満たしても出ない人がいて、そういうもったいない例が減ることを願っています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
誰もが100%納得というのは無理
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選手の選び方については、具体的要件を出している部分とそうでない部分があります。
具体的要件とは、全日本選手権のシングルスや選考会の優勝者だったり、世界ランキング何位以上の選手何名以上に勝利したことがあるか、というものです。
これは客観的に分かりやすく、理解も得られやすい方法です。
特にランキングの高い選手を倒した実績は、他国と闘う世界選手権向きの条件です。
選考会は選手側により配慮したものと言えます。
選考会のような機会を設けることで、大きな舞台へのチャンスが開かれ選手のやる気を高めます。
一方関係者による推薦など、あらかじめ示した要件以外で選出する部分があり、それは程度の差はあれいつも議論になります。
私は今回の選出は、おおよそ妥当であると思っています。
多くの方が思っているであろう選出候補の範疇から選ばれているからです。
議論が起きているのは、その範疇の中の誰に決まったかということであり、それについては決して意見の一致はあり得ないと考えています。
卓球の代表について週刊誌で取り上げられるのは珍しく、サッカーのワールドカップ代表なら、毎回熱い論争が交わされているはずです。
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どこに重きを置くか
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仮に私に推薦する権利があるなら、次のような点を考慮します。
当然ですがメダルを取ることにこだわります。
ダントツに強い中国に勝つのは容易ではありません。
最後の世界チャンピオンと呼ばれている小野誠治さんも、中国選手を次々と倒した末の優勝でした。
中国選手が何名も出場する世界選手権で、シングルスのメダルを獲得するのは至難の業です。
シングルスと書いたのは、中国はシングルスにはベストメンバーで臨んでいますが、近年のダブルスはやや抑え気味となっているからです。
一国による独占状態を避けようとする考えがあるのかもしれません。
事実2年前のダブルスでは、台湾と北朝鮮が優勝しています。
従って今大会もダブルスには各国金メダルの可能性もあります。
日本もここは最も重点的に取り組むべきです。
そして次に同レベルの実力であれば、多様性を考えます。
左利きや少数派のスタイルを考慮するということです。
今回は個人戦ですが、団体戦の場合これは重要です。
対戦相手全員が右のシェーク裏裏か、そうでないかを考えると分かりますよね。
でも大前提として多様性最優先ではなく、あるレベル以上の選手から選ぶというのは必ず守ることが必要です。
また私なら絶対にしないのが、経験を積ませるため若手の選手を優遇する考えです。
世界選手権やオリンピックはその時の最強メンバーで臨むべきで、経験を積ませるなら他の試合でいいはずです。
もちろん選んだ結果、若手の選手もいたというのは何も問題はありません。
そして全日本選手権至上主義という考えもありません。
全日本はとても権威のある大会ですが、そこだけの結果をことさら重要視する必要はないと考えます。
逆に選ばれた選手は変な雑音に惑わされず、どうか胸を張って出てもらいたいと思います。
過去には要件を満たしても出ない人がいて、そういうもったいない例が減ることを願っています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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