2015 .02.14
割とクセのあるラバーなのに知名度が高く、同一ジャンルの中ではそこそこ安定した売上を続けているロングセラー、アタックエイトについて今回はお話しいたします。
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どんな特徴があるラバーか
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もちろんご存じない方も沢山いらっしゃると思いますので、概要をご説明いたします。
このラバーは分類上は表ソフトラバーとなっていて、粒が打球する側の面に並んでいます。
一般的な表ソフトラバーとは少し違いがあり、やや粒高ラバーぽい長めの粒形状となっています。
俗称で「変化系表ソフト」と呼ばれ、「半粒」と表現する方もいます。
従って粒高ラバーほどではありませんが、ボールが当たると若干粒が倒れる感じがあり、それが元に戻る時に生まれる作用でナックル(無回転)ボールなど変則的な返球をすることができます。
長所としては変則ボールが返る故、対戦相手はやりにくさを感じます。
また相手ボールの影響を比較的受けにくいので、あらゆるケースには当てはまりませんが、レシーブがやりやすくなる場面が増えると思います。
短所は通常の表ソフトよりも自分から回転を掛けることが難しく、微妙なボールコントロールには、独特のタッチが求められます。
製造しているのは日本の老舗メーカ、アームストロング社です。
こんなくせ者ラバーがなぜ知られているかといえば、福原選手がバック側に使っているからです。
そのため、TSPのスペクトルやミズノのブースターといった、粒が低めの普通の表ソフトではなく、アタックエイトが標準的な表ソフトと誤解している人も少なからずいます。
巷の卓球場では、福原選手と同じくバック側がアタックエイトという人に時々お会いしますし、フォア側で使っている人や、ペンでアタックエイトだけを貼っている人もいました。
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どんな特徴があるラバーか
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もちろんご存じない方も沢山いらっしゃると思いますので、概要をご説明いたします。
このラバーは分類上は表ソフトラバーとなっていて、粒が打球する側の面に並んでいます。
一般的な表ソフトラバーとは少し違いがあり、やや粒高ラバーぽい長めの粒形状となっています。
俗称で「変化系表ソフト」と呼ばれ、「半粒」と表現する方もいます。
従って粒高ラバーほどではありませんが、ボールが当たると若干粒が倒れる感じがあり、それが元に戻る時に生まれる作用でナックル(無回転)ボールなど変則的な返球をすることができます。
長所としては変則ボールが返る故、対戦相手はやりにくさを感じます。
また相手ボールの影響を比較的受けにくいので、あらゆるケースには当てはまりませんが、レシーブがやりやすくなる場面が増えると思います。
短所は通常の表ソフトよりも自分から回転を掛けることが難しく、微妙なボールコントロールには、独特のタッチが求められます。
製造しているのは日本の老舗メーカ、アームストロング社です。
こんなくせ者ラバーがなぜ知られているかといえば、福原選手がバック側に使っているからです。
そのため、TSPのスペクトルやミズノのブースターといった、粒が低めの普通の表ソフトではなく、アタックエイトが標準的な表ソフトと誤解している人も少なからずいます。
巷の卓球場では、福原選手と同じくバック側がアタックエイトという人に時々お会いしますし、フォア側で使っている人や、ペンでアタックエイトだけを貼っている人もいました。
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ラバーの銘柄当てクイズで楽しむ
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どうしてこんなちょっぴりヘンテコラバーを皆さん使うのか、正直納得出来ない部分があります。
先日も練習相手のローテーションがあった3人めの女性で、バック面からほよよよ~んと独特のいやらしい球が返ってきます。
バタフライのフェイントなどを貼っている場合もあるのですが、このボールは恐らく70%の確率でアタックエイトだろと推測してみました。
尋ねてみると、大正解でちょっぴりうれしくなりました。
みなさんも漠然と打つのではなく、へんてこボールが返ってくる場合、相手のラバーは何か考えてみても面白いと思います。
5~6球打って、変化系表と粒高の違いぐらいまで判別出来れば、とても鋭い感覚の持ち主です。
さらに銘柄まで正確に当てることができたら、何か良いことが起きる、、、なんてことはありませんが、遊び心を持つことは大切です。
ごくまれに打つ前に「ごめんなさい。バック側アタックエイトなの」と言われてしまう場合もあります。
まあそれは親切な方と打てるということで、気持ちを切り替えましょう。
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使ってみた感想
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私は有名選手が使っているだけで、本来はニッチなラバーでしかないという冷めた先入観をずっと持っていました。
でも使ってみたこともないくせに、そこまで思い込むのは駄目だと考え、先日ある程度の時間、アタックエイトのラケットを借りて試用してみました。
第一印象は、予想以上に自分から打っていくことができるということでした。
粒高ラバーなら過去にいくつかの種類を試したことがあります。
その際の感想は、意外性のあるプレーをするにはなるほど効果があるものの、どれも通常の打球や攻撃、安定性には欠けるという予想通りの結果でした。
粒高ラバーに近い特性を兼ね備えたこのアタックエイトも、それにある程度似たようなものかと思っていたのです。
ラバーにボールが当たっても簡単に粒が倒れてしまうことはなく、粒の頭の上にボールが乗った感じで打てます。
連打している中で若干粒が揺れる場合があるという感覚です。
相手の強打をブロックした時はエグいボールが良く返ります。
単に話題に上るだけではなく、これはこれである意味存在理由があることが分かりました。
でもシェークのバック面で使われるべきで、シェークやペンのフォア面としては中途半端、カットマンにも向いていないという感じを個人的には持ちました。
ラバーの寿命は、裏ソフトなら引っ掛かりがなくなってきた時で、表ソフトは粒の根本が切れてきた時という人がいます。
それはあまり正しくなく、例えばジュウイックのパチスマのような粒が低い表ソフトだと、根本から粒が切れるようなことは決してありません。
アタックエイトの場合、使い続ければ粒に亀裂が入ってくるのは確実で、ゴムシート全般の劣化と共に、粒が切れていないか時々確認することが必要になってきます。
他にも書きたいことがあるので、それらについては次週(その2)としてお伝えいたします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
ラバーの銘柄当てクイズで楽しむ
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どうしてこんなちょっぴりヘンテコラバーを皆さん使うのか、正直納得出来ない部分があります。
先日も練習相手のローテーションがあった3人めの女性で、バック面からほよよよ~んと独特のいやらしい球が返ってきます。
バタフライのフェイントなどを貼っている場合もあるのですが、このボールは恐らく70%の確率でアタックエイトだろと推測してみました。
尋ねてみると、大正解でちょっぴりうれしくなりました。
みなさんも漠然と打つのではなく、へんてこボールが返ってくる場合、相手のラバーは何か考えてみても面白いと思います。
5~6球打って、変化系表と粒高の違いぐらいまで判別出来れば、とても鋭い感覚の持ち主です。
さらに銘柄まで正確に当てることができたら、何か良いことが起きる、、、なんてことはありませんが、遊び心を持つことは大切です。
ごくまれに打つ前に「ごめんなさい。バック側アタックエイトなの」と言われてしまう場合もあります。
まあそれは親切な方と打てるということで、気持ちを切り替えましょう。
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使ってみた感想
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私は有名選手が使っているだけで、本来はニッチなラバーでしかないという冷めた先入観をずっと持っていました。
でも使ってみたこともないくせに、そこまで思い込むのは駄目だと考え、先日ある程度の時間、アタックエイトのラケットを借りて試用してみました。
第一印象は、予想以上に自分から打っていくことができるということでした。
粒高ラバーなら過去にいくつかの種類を試したことがあります。
その際の感想は、意外性のあるプレーをするにはなるほど効果があるものの、どれも通常の打球や攻撃、安定性には欠けるという予想通りの結果でした。
粒高ラバーに近い特性を兼ね備えたこのアタックエイトも、それにある程度似たようなものかと思っていたのです。
ラバーにボールが当たっても簡単に粒が倒れてしまうことはなく、粒の頭の上にボールが乗った感じで打てます。
連打している中で若干粒が揺れる場合があるという感覚です。
相手の強打をブロックした時はエグいボールが良く返ります。
単に話題に上るだけではなく、これはこれである意味存在理由があることが分かりました。
でもシェークのバック面で使われるべきで、シェークやペンのフォア面としては中途半端、カットマンにも向いていないという感じを個人的には持ちました。
ラバーの寿命は、裏ソフトなら引っ掛かりがなくなってきた時で、表ソフトは粒の根本が切れてきた時という人がいます。
それはあまり正しくなく、例えばジュウイックのパチスマのような粒が低い表ソフトだと、根本から粒が切れるようなことは決してありません。
アタックエイトの場合、使い続ければ粒に亀裂が入ってくるのは確実で、ゴムシート全般の劣化と共に、粒が切れていないか時々確認することが必要になってきます。
他にも書きたいことがあるので、それらについては次週(その2)としてお伝えいたします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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