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自宅で録画した世界選手権のCM部分をカットすべく編集していました。

だんだん面倒くさくなってきて一旦手を休め、何気なくパソコンで動画サイトをクリックしました。

流れてきたのはアナと雪の女王の歌で「♪もう止めよう~」「♪ありのままで~」という松たか子さんの言葉に従い、編集するのはもう止めました。


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 ギャル語アクセントの拡散
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女子の試合は樋浦さんが解説をしていました。

やはりトップ選手として活躍していただけあって、技術的なツボはしっかり押さえています。

一般のスポーツ解説者の中には、言葉は悪いですがそこまで止まりの方、つまり専門家としての分析だけで語りは今ひとつという方がいます。

樋浦さんの場合、内容にとどまらず流れるようでメリハリのある話し方のため、聴きやすく魅了されてしまいます。

ただずっと聞いていて、1つだけどうかなと感じたことがありました。

解説の中に出てくるいくつかの単語が平板アクセントなのです。

ギャルの会話では「彼氏」を↑↓↓ではなく、↓↓↓と音の高低をつけずに発音しますが、それと同じです。

サーブ、レシーブ、ドライブ・・・

それなりに耳にしているので、強い違和感を感じるほどではありません。

でも自分がまっ平らなアクセントで「サーブ」と言う姿を想像すると、気持ち悪くて鳥肌が立ちます。

一説によるとアクセントの平板化はどんどん広がっているそうで、卓球の解説でも将来はスマッシュやラケットなどの読み方も変わってしまうのでしょうか。

ちょっと嫌ですね。


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 ルールを変えたご本人
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男子の試合は宮崎前監督が解説をしていました。

初戦のギリシャ戦でクレアンガ選手がサーブを出した際、レット(やり直し)の判定がありました。

サーブのトスは16cm以上上げる必要があるのですが、その高さが足りなかったと宮崎さんから説明がありました。

他の方の解説なら「ああそうみたいだね」と聞き流してしまいます。

でも宮崎さんの解説の場合、ご本人はひょっとして昔のことを思い出しているのかもしれないと、想像した方がいたでしょう。

宮崎さんは現役時代、バックハンドから出すミラクルサーブを得意技としていて、世界選手権でベスト8に入ったことがありました。

そのサーブはあまりに魔球すぎて、対戦相手は全く打つ手なしの状況、しかも当時はサーブが5本連続で出せたので、血圧が200を超え発狂寸前になった選手もいたはずです。

これなら卓球連盟の会長がふなっしーであっても、ルール改正しようと思うのは無理もありません。

1987年にトスの高さは16㎝以上と定められ、宮崎さんの魔球サーブ封じと言われているそうです。


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 著しい実力差
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代々木の会場で行われた試合は、ディビジョン1という一番上位にいる国や地域による対戦でした。

ディビジョン1、2、3と数字が増えるにつれ、チームの実力もランク相応に違いがあります。

テレビ放送されたのはディビジョン1のみで、主に日本と対戦したチームでした。

最高ランクに位置するチームなので、いずれの選手もそれに応じた、、、と普通ならそう考えるはずです。

しかし同じディビジョン1でも、じっくり見ているとかなり差があります。

まず男女ともに中国が格段に強く、それ以外のチームと大きな開きがあります。

さらにあともう1つか2つ程度、実力差の断層があるように感じました。

例えば石垣選手と対戦した某選手は、とてつもなく弾道の高いスロードライブでカット打ちをしていました。

カットマン攻略には、強弱をつけて相手を揺さぶったり、わざと誘い球を送って攻撃してきたボールをカウンターで狙い撃つといった戦法もあります。

そういったものではなく、単に山なりループドライブでしかカットを返せないようでした。

上級者でも更に上手い選手と対戦した場合、得点パターンの全てを封じられ、調子が出ていないように観戦者からは見えてしまいます。

私達の試合でも、Aさんには面白いように三球目攻撃が決まっていたのに、Bさんにはその展開に持ち込めない、それと同じ感覚です。

カットマンとの対戦ではラリーが続く流れになるので、攻撃側の選手が弱くても、ある程度やりたいことはやらせてもらえます。

そのためどれだけのことができる選手なのか、比較的観察しやすいと言えます。


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 「代表=試合に出れる」とは限らない
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今回日本選手は全員試合に出ることができました。

代表に選ばれると、必ずどこかの試合で起用してもらえると思っている人がいるかもしれません。

そうではなく、最優先されるのはチームとしての勝利です。

実力差のあるチームとの対戦では、エースを休ませることがあり、そこに出場のチャンスが生まれます。

あるいは終盤の消化試合で、経験を積ませるため出場できる場合があります。

そういった状況でなければ、通常は特定の選手が常に出ることが多くなります。

また、たとえ代表から漏れても、代表メンバーの練習相手として大会終了までチームを支える役割を担う選手もいます。

観客席から試合を見守るそういった方々が一瞬テレビに映ることがあり、次回のメンバー入りをつい応援したくなります。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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