いよいよ今月からプラスチックボールへの切り替えとなりました。
恐らく当初の予定では、みなさんも新規格のボールをそろそろ打ち始めていたはずです。
案の定と言いましょうか、メーカの開発が遅れ市場にボールの供給が全く追い付いていない現状では、ごく一部の試合を除き引き続きセルロイドボールが使われます。
一番身近な市民大会レベルだと、来年度(2015年4月)から切り替えになれば御の字ではないでしょうか。
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ボールの色は変わらず
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私もプラスチックボールはまだ打ったことはありません。
ただ現物を触らせてもらう機会はありました。
しかもシームレス(継ぎ目なし)のボールでした。
蛍光灯にかざし、なるほど何も筋が見えないなと興奮しながら見つめていました。
根本的な材質が違うので、色つやもどこか違うのではと思っていましたが、これまでのボールと同じなのが意外でした。
打球感はできるだけ変わらないように作っているそうですが、原料の中に混ぜる顔料を調整し、見た目もできるだけ近づけ違いをなくそうという工夫が感じられました。
あのボールの色は乳白色と言うのでしょうか。
ベージュがかってもいないし、青みがかっていることもありません。
私としては、今のボールよりも若干青っぽいほうが良かったのにと思っています。
わずかに青いと白さが際立つように見え、これまでのボールと混じっても色で区別しやすくなるからです。
そういった大きな違いがないと、混ざり合ったボールを区別するのに、40(セルロイドボール)か40+(プラスチックボール)の表記を見て確認しなければなりません。
今後、この分別作業に世界中の皆さんが手を焼くことと想像しています。
セルロイドボールには周囲にマジックで線を引く、などの工夫をするところがでてきそうですね。
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美しい赤ラバー
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卓球で色について語る場合、ボールよりラバーのほうが多いでしょう。
私は以前、いくつかの表ソフトラバーを「レゴブロック」と表現しました。
TSPのスーパースピンピップス、ニッタクのセンレイ、ジュウイックのパチスマといった表ソフトは、ゴムに混ぜている顔料のせいで、赤いラバーはレゴブロックのようなプラスチックっぽい感じに見えるのです。
そういうレゴブロック系表ソフトは、他のラバーより淡い赤で個人的には好きです。
一部の裏ソフトにもやや近い風合いのラバーがあります。
アンドロのラザントなどがそうです。
ラザントといえば、ゴムシートより緑色のスポンジで有名かもしれません。
緑色のキャラクターをパッケージに使い、キーホルダーを作るなどイメージ戦略も行っています。
赤のラバーにもこの緑スポンジが組み合わせ可能となっているのは、ゴムシートが透けないような顔料を混ぜているためです。
赤にはやや透き通るタイプのゴムシートを使っている製品があり、そちらのほうが多いと思います。
そういうタイプは下のスポンジの色が透けて出るため、スポンジに使える色が制限されます。
裏ソフトについても、ラザントのようなくすんだ赤が好きかというとそうではなく、逆に透明度が高くて粒が見えるほうがいいですね。
赤いラバーについてばかりお話していますが、それは赤が映える色で黒より好きだからです。
現在はフォア側が黒ラバーの人が多く、少し残念に思っています。
中国選手の大部分はフォアが粘着性ラバーで、それは黒のほうがやや性能が良いと言われているそうです。
真偽の程は私には分かりません。
黒のシートは透けないので、多彩なスポンジの色を選ぶことができます。
これはなるほど黒ラバーの長所だと言えます。
中国選手の黒ラバーの周囲にちらりと見える青スポンジはかっこいいですが、やはりできれば黒はバック面に貼って欲しいですね。
現在の中国選手は、フォアが黒の中国製粘着、バックが赤のテンションラバーという組み合わせが定番のようです。
とても重そうで、一般の愛好家は安易に真似をしないほうがいいと思います。
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赤と青の格闘場所
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卓球台は最近ではほとんど青系統で、一部に緑があるぐらいでしょうか。
年代物の台だと深緑や黒がありましたが、赤系統の台なんていうのはダメなのでしょうか。
ルールではボールを識別しやすい濃い色であれば良かったはずです。
赤いフロアマットに青い台というのが映像的に定着しているようで、台を赤にすると、マットも変更を強いられるため難しいのでしょう。
別に真っ赤である必要はなくワインレッドなどで構わないので、一度そんな台も見てみたいですね。
今回は色をテーマにして考えてみました。
卓球はユニフォームにも原色を使ったものが多く、とてもカラフルなスポーツです。
私が出るような試合では、当然フロアマットなんかはなく、体育館の床材がそのまま見えます。
卓球台もフレームがむき出しの普通のタイプです。
一度でいいからあの赤と青の広い囲いの中に入り、スペシャルな卓球台で打ってみたいものです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
恐らく当初の予定では、みなさんも新規格のボールをそろそろ打ち始めていたはずです。
案の定と言いましょうか、メーカの開発が遅れ市場にボールの供給が全く追い付いていない現状では、ごく一部の試合を除き引き続きセルロイドボールが使われます。
一番身近な市民大会レベルだと、来年度(2015年4月)から切り替えになれば御の字ではないでしょうか。
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ボールの色は変わらず
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私もプラスチックボールはまだ打ったことはありません。
ただ現物を触らせてもらう機会はありました。
しかもシームレス(継ぎ目なし)のボールでした。
蛍光灯にかざし、なるほど何も筋が見えないなと興奮しながら見つめていました。
根本的な材質が違うので、色つやもどこか違うのではと思っていましたが、これまでのボールと同じなのが意外でした。
打球感はできるだけ変わらないように作っているそうですが、原料の中に混ぜる顔料を調整し、見た目もできるだけ近づけ違いをなくそうという工夫が感じられました。
あのボールの色は乳白色と言うのでしょうか。
ベージュがかってもいないし、青みがかっていることもありません。
私としては、今のボールよりも若干青っぽいほうが良かったのにと思っています。
わずかに青いと白さが際立つように見え、これまでのボールと混じっても色で区別しやすくなるからです。
そういった大きな違いがないと、混ざり合ったボールを区別するのに、40(セルロイドボール)か40+(プラスチックボール)の表記を見て確認しなければなりません。
今後、この分別作業に世界中の皆さんが手を焼くことと想像しています。
セルロイドボールには周囲にマジックで線を引く、などの工夫をするところがでてきそうですね。
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美しい赤ラバー
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卓球で色について語る場合、ボールよりラバーのほうが多いでしょう。
私は以前、いくつかの表ソフトラバーを「レゴブロック」と表現しました。
TSPのスーパースピンピップス、ニッタクのセンレイ、ジュウイックのパチスマといった表ソフトは、ゴムに混ぜている顔料のせいで、赤いラバーはレゴブロックのようなプラスチックっぽい感じに見えるのです。
そういうレゴブロック系表ソフトは、他のラバーより淡い赤で個人的には好きです。
一部の裏ソフトにもやや近い風合いのラバーがあります。
アンドロのラザントなどがそうです。
ラザントといえば、ゴムシートより緑色のスポンジで有名かもしれません。
緑色のキャラクターをパッケージに使い、キーホルダーを作るなどイメージ戦略も行っています。
赤のラバーにもこの緑スポンジが組み合わせ可能となっているのは、ゴムシートが透けないような顔料を混ぜているためです。
赤にはやや透き通るタイプのゴムシートを使っている製品があり、そちらのほうが多いと思います。
そういうタイプは下のスポンジの色が透けて出るため、スポンジに使える色が制限されます。
裏ソフトについても、ラザントのようなくすんだ赤が好きかというとそうではなく、逆に透明度が高くて粒が見えるほうがいいですね。
赤いラバーについてばかりお話していますが、それは赤が映える色で黒より好きだからです。
現在はフォア側が黒ラバーの人が多く、少し残念に思っています。
中国選手の大部分はフォアが粘着性ラバーで、それは黒のほうがやや性能が良いと言われているそうです。
真偽の程は私には分かりません。
黒のシートは透けないので、多彩なスポンジの色を選ぶことができます。
これはなるほど黒ラバーの長所だと言えます。
中国選手の黒ラバーの周囲にちらりと見える青スポンジはかっこいいですが、やはりできれば黒はバック面に貼って欲しいですね。
現在の中国選手は、フォアが黒の中国製粘着、バックが赤のテンションラバーという組み合わせが定番のようです。
とても重そうで、一般の愛好家は安易に真似をしないほうがいいと思います。
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赤と青の格闘場所
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卓球台は最近ではほとんど青系統で、一部に緑があるぐらいでしょうか。
年代物の台だと深緑や黒がありましたが、赤系統の台なんていうのはダメなのでしょうか。
ルールではボールを識別しやすい濃い色であれば良かったはずです。
赤いフロアマットに青い台というのが映像的に定着しているようで、台を赤にすると、マットも変更を強いられるため難しいのでしょう。
別に真っ赤である必要はなくワインレッドなどで構わないので、一度そんな台も見てみたいですね。
今回は色をテーマにして考えてみました。
卓球はユニフォームにも原色を使ったものが多く、とてもカラフルなスポーツです。
私が出るような試合では、当然フロアマットなんかはなく、体育館の床材がそのまま見えます。
卓球台もフレームがむき出しの普通のタイプです。
一度でいいからあの赤と青の広い囲いの中に入り、スペシャルな卓球台で打ってみたいものです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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