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HOME   »   用具  »  卓球を取り巻く変化を振り返る
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技術の進歩や制度の改革などにより私達の生活様式は向上しています。

それは卓球にも当てはまります。

主に中高年の方との話を通じて再確認した具体例を見ていきたいと思います。


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 何をおいてもまずはラバー
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用具関連ではラバーの進化が最も実感できる変化です。

卓球のいわば創世記には、板でそのまま打ったりコルクを貼って打ったりしていたのが、次第にゴムシートかスポンジを貼ることに集約されていきました。

いろいろな議論や検討を経て、半世紀ほど前におおよそ現在に近いラバーの取り決めとなりました。

しかしその後も大枠は保たれたまま改良が進み、テンションラバー全盛期を迎えています。

弾むのに回転もかかり、おまけに扱いやすい。

定番のロゼナなどを使っていると、入門用の位置づけ製品でも十分に高性能です。

かつての王道ラバーと言われたスレイバーやマークVがかすんでしまう存在です。

裏ソフト以外でも、例えば粒高ラバーのスポンジはものすごい微妙な薄さのバリエーションがあります。

昔はスポンジ厚がかなり適当でバラツキがあったという話をされた方には、隔世の感があるそうです。


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 ラケット、台、ユニ、etc…
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続いてラケットに目を向けると、様々な特殊素材の採用、デザインの向上、そして品質面も良くなりました。

少し残念なのは価格の上昇に歯止めがかからず、バリエーションはやや縮小・画一化の方向にあります。

20年前ならまだペンホルダーも多く、個性的なブレード形状やグリップのラケットが今よりも多かったです。

卓球台はメジャーな試合では大胆なデザインが採用され、エンタメ要素が向上しました。

巷の卓球台ではあまりそれを感じないと思っていましたが、ご年輩の方からはいくつかご意見をいただきました。

大昔は折りたたみではなく、卓球台の脚と天板が分離されていて組み立てていたそうです。

また色は黒だったので明るめの色になったのは嬉しいとのことでした。

ネットを張るサポートは今のようにクリップ式で挟むのではなく、ネジをぐりぐり回して留めるタイプだったそうです。

ユニフォームの進化は想像がつきますが、昔は天然繊維のポロシャツタイプだったのが化学繊維に変わりました。

ただし切り替わりの最初の頃は単に素材を変えただけのものがあり、汗をかくとべったり体に張り付いて快適さは皆無でした。

それだとまだコットン100%のほうがマシだったかも知れませんね。

他にもシニアの方の意見でなるほどと思ったのは、冷房のある場所が増えたことがありがたいというご意見でした。

卓球の人気が高まったためテレビで試合放送を見れる機会が増えました。

インターネットの普及とともに卓球関連の動画も視聴でき、昔は雑誌の連続写真でイメージしていたことがすんなり分かるようになりました。

そして自分の試合を動画撮影し振り返ることができるのは技術の向上にとても役立ちます。

おかげさまで卓球場は増え、人口減少の中でも頑張って維持できている競技の1つです。


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 規則や慣習など
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最後に制度の変更などソフト面で改善した点を挙げてみます。

まずは試合が11点制、サーブは2本交代になったのは概ね皆さんから評価されています。

11点だと0-5くらいでもう諦めてしまう人がいますが、昔は21点だったので早々と試合を投げてしまう人は今より多かったはずです。

個人的には11点もOKですが13点あたりがより適切かなと考えています。

サーブの威力を弱めるためのルール改正に異を唱える人は皆無でした。

ユニフォームは単色の濃い色だけでしたが、規制が緩められネクラと言われる卓球のイメージ改善に寄与したと思います。

ルールでの規制はありませんでしたが、シューズも高機能化そしてデザイン向上が図られました。

昔の悪しきスポ根に関係した慣例も見直されたというお話もいただきました。

卓球に限ったわけではありませんが筋トレでうさぎ跳びはなくなり、練習中も水分補給が可能になったという今では信じられない規則に従っていました。


さていろいろな意見を列挙しましたが、今後はどのような変化が起きるのでしょうか。

月並みな意見ではありますが、私は100%特殊素材のラケットが認可される可能性が高いのではと考えています。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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