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カットマンが使うラケットというと、みなさんはどんなものを想像しますか。

1)弾まない、2)大きい、3)重い、4)角張っている、5)ストレートグリップでデザインが地味、などでしょうか。

だいたいその通りというのもありますし、時代遅れになりつつあるのもあります。


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 1)弾まない
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ラケットの弾みを表す指標には色々ありますが、DEF(Defensive:守備用)、ALL(All-round:多様なスタイル)、OFF(Offensive:攻撃用)の3つの表現が比較的広く使われています。

従来はカット用と言えば、当然DEFでした。

そしてラバーも弾みを抑えるため、薄めのタイプを使っていました。

今はカットマンでも攻撃力が求められ、DEFは依然としてありますが、ALL相当のラケットが増えています。

中には、OFF-(OFFの分類で、少しだけ弾み控えめ)というカットマンラケットもあります。


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 2)大きい
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これはそのまま今でもほぼ当てはまります。

ただし一番大きなラージサイズは少なくなっています。

ラケットの大きさに関し、共通的な指標が定められているわけではありません。

しかし標準的なシェークハンドのラケットは、横幅が150mm前後であるのに対し、カットマン用ラケットは、155mmや160mmといった大きめのラケットが主流です。

155mmあたりのものがセミラージ、160mmあたりのものがラージサイズのラケットだと言われています。

横幅が広いものほど、縦の長さも比例して大きく作られています。

攻撃の必要性が高くなっているため、通常のラケットに近づける意味で、ラージサイズではなくセミラージの方が主流になっているようです。


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 3)重い
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重いというのは、大きいから重くなってしまう部分があります。

そしてそれはラケット本体だけでなく、そこに貼り付けるラバーの面積も大きくなるため、重量アップに拍車がかかります。

100g程度のラケットは珍しくなく、過去にはカタログ表記に110gと書いてあったラケットもありました。

110gの大型ラケットの両面にラバーを貼ると、恐ろしいことになってしまうのではと考える方がいらっしゃるでしょう。

現実的には、カットマンはバック面に薄いスポンジの粒高ラバーを貼ったりすることが多いため、なんとかなっているケースが多いと思います。

そんな人はいないでしょうが、両面にぶ厚いテナジーだったりすると、想像しただけでもぞっとします。

私は人一倍重量に敏感で、一般愛好家が使っているラケットは重すぎる、みんなもっと軽い用具を使いましょう、という考えを持っています。

普段筋トレをしていない一般人にとって、週イチで振り回すラケットがトータル180gだったりすると、重すぎて自在に使えないからです。

TSPやジュウイックには、60g台の超軽量カットマンラケットがあります。

また入門用の弾み控えめ、お値段控えめの普通サイズラケットで良ければ、ニッタクなどにも良さそうなのがあります。


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 4)角張っている
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安定性の向上と、少しでもボールを当てる面積を増やしたいのか、カットマンラケットには楕円形だけでなく、やや角張ったラケットがあります。

特に下の部分のエラが張ったラケットは、カッコ悪いという人もいますし、マッチョでいいと思う人もいるでしょう。

私は角型の日本式ペンホルダーのデザインはクールだと思っていて、おたふく顔のカットマンラケットも個性的で好きです。


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 5)ストレートグリップでデザインが地味
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攻撃型のラケットには、カーブを描いて幅が広がっていくフレアタイプのグリップが必ずあります。

一方カットマンラケットには、真っ直ぐのストレートグリップが必ずあります。

両者の使い勝手には各々特徴があり、それぞれ一番の売れ筋グリップは最低限用意する品揃えになっているようです。

多くの人の意見からそうなっていることは理解します。

でも個人的には、フレアが攻撃に適していて、ストレートは守備に適しているからとは決して思えません。

まあそれはともかく、デザイン的な見た目では、やはりフレアのほうが美しいですね。

見栄えに劣るストレートグリップが主流のカットマンラケット。

それに輪を掛けるように、グリップデザインも全体的に見るとおとなしめという話を聞きます。

私はデザインについては、少しその傾向があるかな?ぐらいにしか感じていません。

事実、鮮やかな色を使ったグリップのカットマンラケットもちらほらあります。

地味という印象を持たれてしまう理由は、他にも思い当たります。

旗艦モデルの攻撃型ラケットには一番目を引くデザインが使われ、それが脳裏に焼き付きます。

カタログのページをめくり、シェークの最後にあるカット用ラケットは控えめに見えてしまうのでしょう。


私はカットマンという独特のプレースタイルには、エールを送りたいと思っています。

エラの張ったごつい地味ラケットを振り回し、これからもドライブマンを切って切って切りまくってください。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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