2012 .08.04
今、スポーツジムは戦国時代に突入しているそうで、駅前でもよくリーフレットを配っています。
美男、美女が汗を流しながら、楽しそうに語らう場面を見ていると、私が通う練習場の雰囲気はどうなのかと考えることがあります。
卓球の練習場も人と人との交流の場です。
いつも笑顔で意思疎通を交わすことが出来れば、モチベーションも上がります。
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怒涛のサービスエース
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試合形式でダブルスの練習をしていた時のことです。
対戦相手のAさんは横回転系のサーブを出してきて、私のパートナーのBさん(初級者)は全く返すことができない状況でした。
美男、美女が汗を流しながら、楽しそうに語らう場面を見ていると、私が通う練習場の雰囲気はどうなのかと考えることがあります。
卓球の練習場も人と人との交流の場です。
いつも笑顔で意思疎通を交わすことが出来れば、モチベーションも上がります。
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怒涛のサービスエース
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試合形式でダブルスの練習をしていた時のことです。
対戦相手のAさんは横回転系のサーブを出してきて、私のパートナーのBさん(初級者)は全く返すことができない状況でした。
中級レベルのダブルスで横回転やロングサーブを出すと、思いっきりひっぱたかれる可能性が高いため、あまりお目にかかることはありません。
初級レベルではこのサーブを苦手とする人が少なからずいて、それに味をしめたAさんは横回転サーブを出し続けます。
Bさんは温厚な性格のため、苛立つこともなく、でも完全にあきらめモードでレシーブミスを連発します。
私がAさんの横回転サーブを返球した場合も、回転の影響が残っているクセ球が返るため、Aさんのパートナの方(初級者)は打ちミスが多くなっています。
休日のレクリエーション卓球なのに、これではちょっと楽しくないですよね。
Aさんに横回転サーブを出すのは止め、下回転を出すようお願いしようか躊躇しました。
相手に意見する一つの基準は、ルール違反やマナー違反かどうかという点です。
このケースではどちらでもありません。
そして例えルール違反の行為であっても、指摘されたほうはいい気分はしません。
角が立つといけないので、このレベルでは指摘するのは控えることにしました。
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気配りのすすめ
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私は以前から初級者の方には、どういうサーブか宣言してから出すようにしています。
正義の味方が技を出す際、技の名前を叫びながら出しますよね。
とても分かりやすく、あれと同じ要領です。
ただしテレビでは、宣言された必殺技をまともに食らって倒れるのがお約束ですが・・・
このダブルスでも下回転とナックルの二択に絞り、あらかじめそのどちらかを伝えてからサーブを出しました。
サーブの動作、ボールの回転、返球方法を覚えてもらうためです。
もう一つは、Aさんに気づいてもらえたらという思いもありました。
もしかるすると当てつけと解釈されてしまう恐れもありますが、それならそれでいいと考えていました。
1本目は下回転サーブを出し、ちゃんと返せたら2本目はナックルサーブを出します。
最初にナックルサーブを出し、オーバーミスした場合はもう1球同じサーブを出します。
返球ミスしたのに同じサーブを続けて出すのは、Aさんの行為と同じでしょうか?
このケースは、下回転と無回転という2つの違いを分かってもらうことを目的としています。
一方Aさんの場合は、相手を煙に巻いたサーブで連続得点することが目的で、両者は異なります。
横回転が入ったサーブを返せるよう練習することも、もちろん大切です。
しかし内容が複雑になってくると、試合形式の練習を続けることではなかなか上達しません。
何本かに1度失敗するようなレベルでも、全くお手上げ状態のレベルでも、多球練習で集中して感覚をつかむのが一番良い方法です。
試合形式の練習で課題が分かったら、ダラダラ続けるのではなく、個別の技術を向上させる練習に切り替えられれば理想的です。
現実には設備や参加メンバーなど、いろいろな条件でジレンマがあり、そのへんのちょっとした練習場では妥協することが多いのが残念です。
こういう考えを発展させていくと、それなりの練習相手や指導員のいる学校やクラブとなり、なぜそこに人が集まるのかが頷けます。
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何気ない声かけも効果アリ
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多くの方が充実感で満たされるのは、それなりに打てたと感じられた時です。
他にも些細な事で気分が変わることがあります。
それは空き時間の雑談であったり、練習中の声かけであったりします。
タオルで汗を拭く時や水分補給をしたい時に、軽くジェスチャーを出してくれたり、一言断りをしてくれる人は一緒に練習していても気持ちがいいですね。
唐突に後ろを向いてペットボトルを取りに行く人を失礼だとは言いませんが、ローテーションで複数の方と順番に練習していると、気遣いの相違点もローテーションの度に感じることになります。
中には非常に腰が低くて、と言っても構えではなく性格の話ですが、「すみません」が口癖になっている人がいます。
フォアロングを打っていてミスをすると「すみません」、少しミドル寄りに返球してしまったら「すみません」・・・
相手の顔面方向に打ってしまったり、ダブルスのパートナーにぶつかってしまった場合には「すみません」は当然必要です。
それ以外は場の状況に応じて、適度な「すみません」を心がけたいですね。
一緒に打っていて、一時的に私も少しうつってしまったことがありました。
上記の「すみません」と、「アイヤー」という間投詞です。
練習場に中国の方が参加していたことがあり、その人がミスをすると大きな声で「アイヤー」と発していたのです。
試合の動画を見ていると、外国の選手でも「ヨッシャー」という人がいて、あれは日本人の掛け声がうつってしまったんでしょうか。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
初級レベルではこのサーブを苦手とする人が少なからずいて、それに味をしめたAさんは横回転サーブを出し続けます。
Bさんは温厚な性格のため、苛立つこともなく、でも完全にあきらめモードでレシーブミスを連発します。
私がAさんの横回転サーブを返球した場合も、回転の影響が残っているクセ球が返るため、Aさんのパートナの方(初級者)は打ちミスが多くなっています。
休日のレクリエーション卓球なのに、これではちょっと楽しくないですよね。
Aさんに横回転サーブを出すのは止め、下回転を出すようお願いしようか躊躇しました。
相手に意見する一つの基準は、ルール違反やマナー違反かどうかという点です。
このケースではどちらでもありません。
そして例えルール違反の行為であっても、指摘されたほうはいい気分はしません。
角が立つといけないので、このレベルでは指摘するのは控えることにしました。
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気配りのすすめ
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私は以前から初級者の方には、どういうサーブか宣言してから出すようにしています。
正義の味方が技を出す際、技の名前を叫びながら出しますよね。
とても分かりやすく、あれと同じ要領です。
ただしテレビでは、宣言された必殺技をまともに食らって倒れるのがお約束ですが・・・
このダブルスでも下回転とナックルの二択に絞り、あらかじめそのどちらかを伝えてからサーブを出しました。
サーブの動作、ボールの回転、返球方法を覚えてもらうためです。
もう一つは、Aさんに気づいてもらえたらという思いもありました。
もしかるすると当てつけと解釈されてしまう恐れもありますが、それならそれでいいと考えていました。
1本目は下回転サーブを出し、ちゃんと返せたら2本目はナックルサーブを出します。
最初にナックルサーブを出し、オーバーミスした場合はもう1球同じサーブを出します。
返球ミスしたのに同じサーブを続けて出すのは、Aさんの行為と同じでしょうか?
このケースは、下回転と無回転という2つの違いを分かってもらうことを目的としています。
一方Aさんの場合は、相手を煙に巻いたサーブで連続得点することが目的で、両者は異なります。
横回転が入ったサーブを返せるよう練習することも、もちろん大切です。
しかし内容が複雑になってくると、試合形式の練習を続けることではなかなか上達しません。
何本かに1度失敗するようなレベルでも、全くお手上げ状態のレベルでも、多球練習で集中して感覚をつかむのが一番良い方法です。
試合形式の練習で課題が分かったら、ダラダラ続けるのではなく、個別の技術を向上させる練習に切り替えられれば理想的です。
現実には設備や参加メンバーなど、いろいろな条件でジレンマがあり、そのへんのちょっとした練習場では妥協することが多いのが残念です。
こういう考えを発展させていくと、それなりの練習相手や指導員のいる学校やクラブとなり、なぜそこに人が集まるのかが頷けます。
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何気ない声かけも効果アリ
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多くの方が充実感で満たされるのは、それなりに打てたと感じられた時です。
他にも些細な事で気分が変わることがあります。
それは空き時間の雑談であったり、練習中の声かけであったりします。
タオルで汗を拭く時や水分補給をしたい時に、軽くジェスチャーを出してくれたり、一言断りをしてくれる人は一緒に練習していても気持ちがいいですね。
唐突に後ろを向いてペットボトルを取りに行く人を失礼だとは言いませんが、ローテーションで複数の方と順番に練習していると、気遣いの相違点もローテーションの度に感じることになります。
中には非常に腰が低くて、と言っても構えではなく性格の話ですが、「すみません」が口癖になっている人がいます。
フォアロングを打っていてミスをすると「すみません」、少しミドル寄りに返球してしまったら「すみません」・・・
相手の顔面方向に打ってしまったり、ダブルスのパートナーにぶつかってしまった場合には「すみません」は当然必要です。
それ以外は場の状況に応じて、適度な「すみません」を心がけたいですね。
一緒に打っていて、一時的に私も少しうつってしまったことがありました。
上記の「すみません」と、「アイヤー」という間投詞です。
練習場に中国の方が参加していたことがあり、その人がミスをすると大きな声で「アイヤー」と発していたのです。
試合の動画を見ていると、外国の選手でも「ヨッシャー」という人がいて、あれは日本人の掛け声がうつってしまったんでしょうか。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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