2012 .04.14
現在私が練習しているのは、初級レベルの方が多い練習場です。
全くの初心者を卒業し、それなりに打てる初級者になると、やはり練習相手は経験者を強く希望するようになってきます。
経験者は多少の荒れ球を打ち込んでも自分が打てるストライクゾーンに返してくれますし、失敗したボールをリクエストすればもう一度同じ球を出してくれます。
相手は別にインターハイ優勝経験者である必要はなく、部活で3年程度の経験があるその辺の一般選手で十分ご希望に応えることができます。
さらに相手を選択できるのであれば、シェークの裏裏かペンドラの人がより好まれます。
全くの初心者を卒業し、それなりに打てる初級者になると、やはり練習相手は経験者を強く希望するようになってきます。
経験者は多少の荒れ球を打ち込んでも自分が打てるストライクゾーンに返してくれますし、失敗したボールをリクエストすればもう一度同じ球を出してくれます。
相手は別にインターハイ優勝経験者である必要はなく、部活で3年程度の経験があるその辺の一般選手で十分ご希望に応えることができます。
さらに相手を選択できるのであれば、シェークの裏裏かペンドラの人がより好まれます。
表ソフトや左利きだったりすると、違和感と表現するのは適当でないかもしれませんが、少数派ゆえの打ちにくさを感じる人は初級レベルでも多いようです。
「あっ、表なんですね・・・」(ちょっぴり残念そうな雰囲気)
まあこの程度の少数派なら、相手をする経験者の方も気にする必要はありません。
──────────────────────
容赦なしのナックル連打
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それでは数がぐっと少なくなって、粒高ラバーを使っている人は初級者と打つ場合、どうしているのでしょうか?
粒高ブロックマンの人は裏面に裏ソフトラバーを貼っていることが多く、裏ソフトで打ってくれる人もいます。
ドライブを打ち慣れていないため裏ソフトで打ってもフラットな打球ですが、初級者の方にはうれしい配慮です。
同様にシェークで片面が粒高であれば、もう一方の面で打ってくれる人もいます。
全員がそうしてくれるわけではなく、お構いなしに粒高で打つ人もいます。
当然ラリーはあまり続かず、初級者の方は面食らってストレスが溜まるかもしれません。
個人的な意見としては、できれば裏ソフトか表ソフトで打ってあげたらと思いますが、強制はできませんのでこれは仕方がないでしょう。
一度だけお会いしたカットマンの方で、フォアが1枚ラバーでバックが粒高ラバーというユニークなスタイルの人がいました。
この方は初級者との練習用ラケットとして、ラバー貼りラケットを持参していました。
本職のカットマン用ラケットと同様、弾みが抑えられていて、しかも値段が安いため丁度いいそうです。
一部にはマンツーマンの練習ができる卓球教室もありますから、時間とお金が許すのであれば、理想の相手だけと練習することも可能です。
現実にはいろんな用具、プレースタイルの人がいますので、そういった方と練習することで自分の技術にも広がりが出ると考えてもらえたらと思います。
──────────────────────
好まれる人物像
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全く別の観点で他にも好まれる練習相手と言えば、どのような人になるでしょうか?
えっ、イケメン、美女ですか・・・
それは本人の努力でどうすることもできないのでパスするとして、やる気が出るほめ言葉をかけてくれる方は人気がありますね。
子供になにかやらせてみてうまくできた時、たいていの方はほめてあげると思います。
それを聞いて子供はうれしくなり、達成感を味わいます。
そして次もやってみようとか、別のことにもチャレンジしてみようとか、次々に意欲が湧いてきます。
成長するにつれほめられるレベルが徐々に上がってきて、ものすごく苦労をしなければ、ほめられる機会はなかなかありません。
大人になるとどちらかと言えば、叱られることの方が多くなります。
そのうちにほめられることに飢えた状態になり、たまに評価してもらえると言葉が胸にしみることがあります。
どのスポーツについても言えることですが、自治体がやっている市民クラブより、営利目的の企業が行なっているスポーツクラブの方がほめる傾向は強くなります。
「会員はお客様である」という考えを指導員に徹底させる経営者が多いためでしょう。
ちょっといいボールが2~3回返っただけで「◯◯さん、ずいぶん良くなってますよ」と指導員の方が笑顔で声をかけます。
それに気を良くして市民大会に出場してみると、初戦でイキのいい中学生に一方的にやられてしまったりします。
敗戦によって客観的に自分のレベルが分かり、いいきっかけになるかもしれません。
レクリエーション卓球とは違い、競技卓球の場合は厳しいものがあります。
トップ選手は当然ですが、日本各地の部活でやっている生徒でも結構ボロカスに言われて練習しています。
「コースが甘すぎる」「今の球をミスってどうする」
私は昔、打ち方を変えるよう先輩から指導されていました。
あまり入らなかったので、入れやすいそれまでのフォームに戻して返球していると、先輩はボールを手で掴んで中断し、
「俺の言うことが聞けないのか」
と、すごんできたことがありました。
いやー怖かったです。
今の練習場では指導員でも何でもない私も、できるだけ笑顔で積極的に声をかけるようにして、和んだ雰囲気になるように務めています。
笑顔を保ちつつ、ツッツキの一本も大切に打つという気持ちで取り組んでいます。
ほめてモチベーションを上げるるというのは、スポーツ以外でも多方面で行われていて、例えば英会話教室もそうですね。
大手の某スクールでは、初級レベルの生徒がちょこっと話せただけで、先生は「Excellent!(素晴らしい)」「Well done!(よくできました)」を連発します。
あーら、私もまんざらでもないかな!
と思い、飛び入り参加できるフリーディスカッションの場に入ってみると、他の人の話が全く理解できず、二言三言話しただけで帰ってくるということもあります。
よくよく考えてみれば、英語のニュースや雑誌もほとんど分からないのに、そんな所へ入ってみることが少々無謀だったのです。
大切なお客様である生徒に対し、ズバッと意見を言うさすが欧米人的な先生もまれにいらっしゃいます。
机をピシャリとたたいて「もっと速く話せませんか」「いい加減に過去形を使ってください」と言われれば、空気がピシッと張りつめます。
──────────────────────
コミュニケーションが大切
──────────────────────
教える側も人間ですから、明るく返事を返してくれれば指導員の方もうれしいはずです。
しかし指導員や私が声をかけても、能面のような表情で「はい」とだけ返事をする家政婦のミタさんのような女性がいました。
旦那さんとケンカでもしたのでしょうか?
仏頂面でやる気ゼロの男子小学生がいたこともありました。
その日の気分や個人の性格もあるので、全員が満面の笑みで練習というわけにはいきませんが、週末のレクリエーション卓球なんですから、できるだけ明るくいきたいですね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
「あっ、表なんですね・・・」(ちょっぴり残念そうな雰囲気)
まあこの程度の少数派なら、相手をする経験者の方も気にする必要はありません。
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容赦なしのナックル連打
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それでは数がぐっと少なくなって、粒高ラバーを使っている人は初級者と打つ場合、どうしているのでしょうか?
粒高ブロックマンの人は裏面に裏ソフトラバーを貼っていることが多く、裏ソフトで打ってくれる人もいます。
ドライブを打ち慣れていないため裏ソフトで打ってもフラットな打球ですが、初級者の方にはうれしい配慮です。
同様にシェークで片面が粒高であれば、もう一方の面で打ってくれる人もいます。
全員がそうしてくれるわけではなく、お構いなしに粒高で打つ人もいます。
当然ラリーはあまり続かず、初級者の方は面食らってストレスが溜まるかもしれません。
個人的な意見としては、できれば裏ソフトか表ソフトで打ってあげたらと思いますが、強制はできませんのでこれは仕方がないでしょう。
一度だけお会いしたカットマンの方で、フォアが1枚ラバーでバックが粒高ラバーというユニークなスタイルの人がいました。
この方は初級者との練習用ラケットとして、ラバー貼りラケットを持参していました。
本職のカットマン用ラケットと同様、弾みが抑えられていて、しかも値段が安いため丁度いいそうです。
一部にはマンツーマンの練習ができる卓球教室もありますから、時間とお金が許すのであれば、理想の相手だけと練習することも可能です。
現実にはいろんな用具、プレースタイルの人がいますので、そういった方と練習することで自分の技術にも広がりが出ると考えてもらえたらと思います。
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好まれる人物像
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全く別の観点で他にも好まれる練習相手と言えば、どのような人になるでしょうか?
えっ、イケメン、美女ですか・・・
それは本人の努力でどうすることもできないのでパスするとして、やる気が出るほめ言葉をかけてくれる方は人気がありますね。
子供になにかやらせてみてうまくできた時、たいていの方はほめてあげると思います。
それを聞いて子供はうれしくなり、達成感を味わいます。
そして次もやってみようとか、別のことにもチャレンジしてみようとか、次々に意欲が湧いてきます。
成長するにつれほめられるレベルが徐々に上がってきて、ものすごく苦労をしなければ、ほめられる機会はなかなかありません。
大人になるとどちらかと言えば、叱られることの方が多くなります。
そのうちにほめられることに飢えた状態になり、たまに評価してもらえると言葉が胸にしみることがあります。
どのスポーツについても言えることですが、自治体がやっている市民クラブより、営利目的の企業が行なっているスポーツクラブの方がほめる傾向は強くなります。
「会員はお客様である」という考えを指導員に徹底させる経営者が多いためでしょう。
ちょっといいボールが2~3回返っただけで「◯◯さん、ずいぶん良くなってますよ」と指導員の方が笑顔で声をかけます。
それに気を良くして市民大会に出場してみると、初戦でイキのいい中学生に一方的にやられてしまったりします。
敗戦によって客観的に自分のレベルが分かり、いいきっかけになるかもしれません。
レクリエーション卓球とは違い、競技卓球の場合は厳しいものがあります。
トップ選手は当然ですが、日本各地の部活でやっている生徒でも結構ボロカスに言われて練習しています。
「コースが甘すぎる」「今の球をミスってどうする」
私は昔、打ち方を変えるよう先輩から指導されていました。
あまり入らなかったので、入れやすいそれまでのフォームに戻して返球していると、先輩はボールを手で掴んで中断し、
「俺の言うことが聞けないのか」
と、すごんできたことがありました。
いやー怖かったです。
今の練習場では指導員でも何でもない私も、できるだけ笑顔で積極的に声をかけるようにして、和んだ雰囲気になるように務めています。
笑顔を保ちつつ、ツッツキの一本も大切に打つという気持ちで取り組んでいます。
ほめてモチベーションを上げるるというのは、スポーツ以外でも多方面で行われていて、例えば英会話教室もそうですね。
大手の某スクールでは、初級レベルの生徒がちょこっと話せただけで、先生は「Excellent!(素晴らしい)」「Well done!(よくできました)」を連発します。
あーら、私もまんざらでもないかな!
と思い、飛び入り参加できるフリーディスカッションの場に入ってみると、他の人の話が全く理解できず、二言三言話しただけで帰ってくるということもあります。
よくよく考えてみれば、英語のニュースや雑誌もほとんど分からないのに、そんな所へ入ってみることが少々無謀だったのです。
大切なお客様である生徒に対し、ズバッと意見を言うさすが欧米人的な先生もまれにいらっしゃいます。
机をピシャリとたたいて「もっと速く話せませんか」「いい加減に過去形を使ってください」と言われれば、空気がピシッと張りつめます。
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コミュニケーションが大切
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教える側も人間ですから、明るく返事を返してくれれば指導員の方もうれしいはずです。
しかし指導員や私が声をかけても、能面のような表情で「はい」とだけ返事をする家政婦のミタさんのような女性がいました。
旦那さんとケンカでもしたのでしょうか?
仏頂面でやる気ゼロの男子小学生がいたこともありました。
その日の気分や個人の性格もあるので、全員が満面の笑みで練習というわけにはいきませんが、週末のレクリエーション卓球なんですから、できるだけ明るくいきたいですね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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