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ニッタクの契約選手に変更があり、3名いた森薗選手の内、お姉さんの美咲さんが契約終了となりました。

少し前には張一博選手もニッタク契約選手だったのですが、そういうおなじみの人が外れることに少し残念な気持ちがあります。

お2人の用具はニッタクの製品で固めていて、契約メーカーの露出や宣伝にかなり寄与していました。

張選手は新製品の開発にも携わっていたそうです。

今はバタフライの用具を使っているそうですが、ニッタク契約選手のときは模範的だったと言えます。


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 形だけの契約選手
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その一方でお名前は有名なのですが、この人も契約選手なの?と少々疑問に思う方がいらっしゃいます。

例えば元中国代表の郭炎選手がそうです。

彼女はもう中国代表から退いています。

それもつい最近ではなく、何年も前のことです。

彼女の名前のラケットが販売されているわけではありませんし、かつてそうだったこともありません。

ニッタクは中国の卓球用具メーカー紅双喜社と提携していて、郭炎選手はその関係で依然として契約選手になっているようです。

強いて言えば、紅双喜のキョウヒョウシリーズのラバーがニッタクブランドで販売されています。

昔彼女はそれを使っていたので、極めて薄いPRはしていたのだと解釈すればよいのでしょうか。

郭炎選手は、ニッタクの契約選手になりたいと積極的に望んではいないはずです。

企業提携における明かすことのできない大人の事情、とぼかすしかありません。

郭炎選手本人は何も悪くないのですが、ニッタクのWebサイトに画像と名前が載っていると正直違和感があります。

かつての中国代表選手がいるという宣伝効果とはならず、反対にお飾りだというマイナスイメージを持たれるほうが多いように思えます。

契約料を払って逆効果を生み出していそうなPRは、なんとか改善してもらいたいですね。

ニッタク契約選手には他にも中国代表の方が名前を連ねています。

馬龍選手や丁寧選手など現役メンバーに加え、現役を退いた王励勤選手もいます。

紅双喜のサイトでも王励勤選手は、依然として大きく表示されPR役を担っています。

ところが郭炎選手はそうではなく、なぜニッタク契約選手の方に入っているのか疑問が一層深まります。


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 ネームバリューに頼る例
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こういう「名前貸し」は、他の世界でもいろいろあります。

有名タレントの名前を使った番組名は、視聴者の目に留まりやすく、名前でなんとなく番組の雰囲気まで想像できそうです。

そのタレントさんが番組を積極的に仕切っているのなら、名実ともに間違いはないといえます。

しかしバラエティ番組でありがちなのですが、次から次へとテンポよくニュースや商品を紹介していく構成になっていると、出演者は手短なコメントやリアクションしかすることができません。

出演者の力量うんぬんはあまり関係なく、結局誰が出ていても差がつきにくい作りだといえます。

そしてそういう番組にまで、ビッグネームのタレントさんを起用してしまうと、他のタレントさんが出演する機会がますます減ってしまいます。

一部のタレントさんに出演が集中しているのは、テレビ局にも罪があると私は考えています。


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 一社単独で揃えられれば理想的
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現在のニッタクの看板選手は石川選手です。

彼女が使っている用具で常にニッタク製品なのは、フォア側のラバー、ファスタークG1だけです。

バック側はバタフライのテナジーで、ラケットはかつて自身の名前で製品化されたニッタク製ラケットを使っていました。

その後、スティガ社に変更し、今はバタフライのラケットを使っています。

同じくニッタクの契約選手である伊藤美誠選手は、ラバーラケット全てニッタク製品です。

メーカーへの忠実度を考えてみると、伊藤選手のほうが高くなります。

でも要はニッタクをいかに効果的に宣伝できるかが優先されるので、日本のエースである石川選手が表紙になっているのは納得できます。

そしてトップ選手がテナジー一辺倒の中、ファスタークを使い続けているのは、本当に彼女に合っているのだと思います。

バタフライからTSPに契約メーカーを変更した丹羽選手は、オリンピックに向けラバーをテナジーに戻したそうです。

試合で結果を出すためには背に腹は代えられず、苦渋の決断だったのでしょう。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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