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週に1回しか卓球ができず、嘆いている私のような人は他にもいます。

以前練習場で試合をしたことのあるYさんもそういう一人でした。


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 ギャル仕様のルームブーツ
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Yさんは平日の夜にちょっとした空き時間ができると、ラケットを握り机を卓球台に見立ててシャドープレーをしているのだそうです。

健康維持のため通常はウォーキングをしています。

寒さに弱いYさんは、冬場のウォーキングは少なめにして、その代わりにシャドープレーを増やしています。

以前、某豪雪地帯に転勤したことがあり、ものすごい雪の量とそれに関連する諸々の困難さで、すっかり冬が嫌いになったそうです。

冬は単にウォーキングのためだけに外出するのはやめ、シャドープレーで運動不足を解消するように見直しています。

室内は低めの温度設定にしていて、通常はジャンパーをはおりルームブーツを履いています。

シャドープレーのときはジャンパーだけは脱ぐようにしています。

ルームブーツは女性向けの商品が充実しています。

小柄なYさんは足のサイズが25cmで、女性用でもカバーできる範囲に入っています。

そしてルームブーツは他の人に見られることはないため、GUで売っているピンクのブリブリに可愛いものをあえて選んだそうです。

別に見たくはなかったのですが、嬉しそうにスマホで画像を見せてくれました。

ルームブーツは卓球のフットワークを前提にした作りにはなっていません。

そのためYさんのような使い方をすると、真っ先に靴底が傷んできます。

前に履いていたルームブーツは、底がぼろぼろになっても荷造り用のテープを貼って補修していました。

しかしテープは摩擦力が低くて滑りやすいため、買い替えたのだそうです。

今のピンクのルームブーツもすぐに穴が開いてしまうと思いますが、Yさんにとっては安価な消耗品という考えのようです。

Yさんが室内でやっている練習の一例を紹介すると、ミドルに差し込まれるように出されたサーブを回り込んでフォアで打つフットワークがあります。

少し前にその手の絶妙のサーブを出され、きりきり舞いさせられたため、同じ失敗はなんとしても避けたいと随分気合が入っています。

私が試合をしたときも、シェークなのに結構フォアで回り込んで打ってくる人だと思いましたが、そういう意識が今は強いからなのかなと後で分かりました。


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 改善中のサーブ
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Yさんがよく出してくるサーブは、フォアからの巻き込みサーブです。

特徴的なのは、最初に相手に背中を向けることです。

後ろ姿でピタッと止まり、流し目でこちらの様子をうかがいます。

そして横下と逆横下回転の2つをメインで出してきます。

巻き込みモーションではないYGサーブも時々出してきます。

ところがそのときに限ってトスの高さが全く足りていません。

私との試合の際もいきなり審判から注意をされていました。

レッドカードに相当する警告も出され、1点プレゼントしてもらったこともありました。

ご本人曰く、日頃のシャドープレーのときはちゃんとトスを上げているそうですが、試合になるとなぜか駄目なんだそうです。

今後はボールをトスするだけなく、実際にそのボールを打ってみるシャドープレーに変えてみますと、私に向かってだけですが一応の決意表明をしていました。

背中を向けたサーブは相手にハッタリを与えることができますので、私も少しだけ真似してみようかなという気持ちになっています。


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 いろいろな失敗談
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Yさんも私も練習と練習の間が一週間と長いので、その間に色々なことを考えてしまいます。

こういうプレーをしてみたらどうか、こういう用具を使ってみたらどうか、そんな思いを膨らませ、いざ実行に移してみると5分でダメだと分かる、そんなことが何度もあります。

可哀想なのは後者で、新しく用具を買ってみたものの、それが合わないとすぐに分かったケースです。

バック側を思い切って表ソフトに変えてみた、単板のシェークのラケットを買ってみた、ところが使ってみてすぐに「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまった話をいくつも聞いたことがあります。

Yさんは中国の粘着ラバーを買ってみて失敗したそうです。

シートの平らな面が分厚く、逆に粒は低くて密集しています。

スポンジはかなり固く、全てにおいてスレイバーなどとは違っています。

こういうラバーは日本の女子選手でフォアに使っている人が若干名いて、妄想を巡らせたYさんは思い切って買ってみたのだそうです。

ボールがラバーに全然食い込まず、分厚いスポンジなのに極薄の裏ソフトで打っているみたいだと、5分どころか1分で悲しい気持ちになりました。

私は今、そういうタイプの中国製粘着ラバーを使っています。

オーソドックスな角型ペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)で、中国の粘着ラバーという人はあまり見かけません。

Yさんは自分が買って失敗したラバーということもあってか「よくもまあこんな気持ち悪い用具を使ってるね」と、笑いながらひどい言葉をかけてくれました。

ちなみにその言葉を聞いて、私は結構嬉しかったです。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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