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2020 .07.11
学生リーグや巷の市民大会などで、試合を撮影しているビデオカメラを見かけます。

試合はやりっぱなしではなく、できれば良かった点、悪かった点のそれぞれを振り返ることができれば、より意味のあるものになります。

ただ現在はそれが試合中心にとどまっているのがもったいないように感じています。

可能であれば普段の練習の模様も録画することをお勧めします。


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 映像がもたらす効果
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練習を録画することのメリットは、当然のことながら自分のフォームや動きを確認できることです。

当たり前じゃないかと言われそうですが、頭だけで考えているのと、いざ実行に移してみるのとでは大きな違いがあります。

周囲の人や指導員から何か指摘をされても、そんなはずはないと心の中で否定してしまう場合があると思います。

それは純粋に本人には自覚がないため戸惑いを覚えるケースであったり、プライドを傷つけられたように感じたケースであったりします。

どちらの場合であっても撮影した動画があれば、その場ですぐに確認することができます。

困惑や怒りの感情が長く続くのは精神衛生上良くありません。

客観的な証拠を目にすれば、即座に納得して気持ちを切り替えることができます。

誰しも経験したであろう気分の良くないアドバイス例は、指摘をした人がダメパターンを真似して示すことです。

私の場合も、正面を向きすぎている点、無駄な上下動が多い点、ラケットが外側に開きがちな点、など数多くの真似をされました。

ときに苦笑いをし、ときに大げさにうなずきながら、相手の指摘を傾聴(ときには傾聴するフリを)しました。

世の中には自尊心の高い方も一定の比率でいらっしゃるので、そういう方は録画でご確認いただければ血圧の上昇を抑えられるかもしれません。

百聞は一見にしかずで、口頭やジェスチャーでのアドバイスより動画ははるかに納得感が高くなります。


少し横道にそれますが、動画活用が広まっている例としてドライブレコーダーなどもあります。

某番組で紹介された事例では、スーパーの従業員教育に動画が使われていて、お釣りのぞんざいな渡し方と丁寧な渡し方の2つを動画で示していました。

最初は外国から来た従業員の方もいるからなのかと思っていました。

それもあるかもしれませんが、マニュアルに文字で書いた内容は日本人でも忘れられてしまうことがあり、一つ一つの動作を短編動画で説明しているとのことでした。

やや情けない気もしますが、これからは動画で示せるものは積極活用すべきという点には私も強く同意します。


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 卓球でも電子機器の活用を
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練習場で撮影する場合、自分以外の人も常に撮影されてしまうアングルの場合、事前に同意を取ったほうが良いかと思います。

撮影に使うのは恐らくスマホが最もお手軽で、いろいろな場所に取り付けられる周辺機器が家電量販店で販売されています。

私のような倹約家の人なら、中古でロースペックのスマホを使っているかもしれません。

その場合動画を保存できる空き容量に注意が必要です。

容量の大きいSDカードを挿したり、こまめにパソコンかクラウドに退避しておくことをお勧めします。

日本人はiPhoneが大好きで、スマホユーザーの半数近くはiPhoneを使っているそうです。

iPhoneは旧機種でも結構大容量のデータが保存できるそうで羨ましい限りです。

まあそれでも練習動画を撮影するには、バッテリーの持ちが気になるのはiPhoneでも同じです。

充電用のモバイルバッテリーを1つ準備しておけば、本当に電池切れの場合だけでなく、そうなる直前の不安を解消してくれます。

理想はタブレット端末でしょうが大型の三脚を用いることになり、それを練習場所に持ち込むのは制限が多そうです。

タブレットの利点は、その場ですぐに確認する際に大型画面で見ることができる点です。


10年ほど前、私は電子機器の進歩が進むとメガネ型端末の片隅に動画を映して楽しむ人が電車内や街なかにいるかもと思っていました。

そういう人は現在でもまず見かけませんが、スマホは様々な使われ方がなされています。

せっかく高いお金を出して買ったのですから、卓球でもスマホを活用すべきです。

そして動画を見れば練習の価値も2倍3倍になると信じています。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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