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最近はAI(Artificial Intelligence:人工知能)のニュースを耳にする機会が増えています。

将棋や囲碁の世界で人間を上回る強さを発揮したり、自動運転の技術にもAIが使われています。

これを卓球に利用してみると、どのようなことが起こるのか考えてみたいと思います。


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 分析により発見されるもの
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AIの活用といっても、別にロボットにプレーをさせることまでは考えていません。

そんなことをさせると、全てエッジに当たるサーブや人間が反応できない超高速ボールを打たれてお手上げ状態になるためです。

あくまでも生身の人間同士がプレーする卓球で、そこにいかにして新しい発想を取り入れるかにAIを利用してみるのです。

コンピューターに与えるのは、競技と人体に関する情報です。

競技については、ルールやマナー、そして用具関連のデータになります。

人体については、体や関節の動き、反応速度や動体視力です。

人間は反復練習により習熟度を上げることができ、動物なので錯覚を起こすといったことも教えます。

準備が整うと、次は仮想空間で仮想選手によるシミュレーションを何兆回も繰り返します。

シェークの選手、ペンの選手、ドライブマンやカットマンなど、様々なタイプを対戦させます。

これまでの対戦ビデオをコンピュータに見せ、その技術を学ばせます。

一方で全くの白紙状態から学習させるアプローチも別手段として取ります。

特に後者の場合、先入観がなく、さらに考えるのは人間ではないため、奇想天外すぎる戦型や戦法が生み出されそうでワクワクします。


人間社会では古い考えに凝り固まった指導者がいて、少しでも変わったことをする選手は認めないことがあります。

コンピュータの世界では、意図的に指示を与えない限りそういう制限はなく、やりたい放題でなんでも試すことができます。

昔はなかった技術で、今では当たり前のように使われているものがあります。

例えばチキータやペンの裏面打法がそうです。

AIはそういった新技術をを何百種類も見つけ出してくれるでしょう。

しかも多くの対戦相手とのシミュレーション済みのため、即実戦で使える可能性は高いといえます。

そして残酷なことですが、分析の結果お勧めできない現在の戦型というのもずばり導き出してくれます。

私のような片面ペンドラは、その最有力候補だと思っています。

粒高ブロックマンの存在を私は快く思っていませんが、ひょっとするとAIはベストの戦型だと判断する可能性だってあります。

仮にそんなダブルパンチを食らったら、もう卓球はやめたくなるかもしれません。

ただ粒高ラバーは未知の新しい使い方、戦法が見つかる可能性が一番高そうだという感じは持っています。


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今回は3名のカットマンについてお話します。

タイトルを見て、一世を風靡したあの選手この選手を思い浮かべた方がいらっしゃるかもしれません。

ご期待に応えることができず申し訳ありません。

最近私がお相手してもらった、その辺にいらっしゃるカットマンです。


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 Aさん(20代女性)
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ラケット:アウォードディフェンシブ
フォア:ラザント厚、バック:センレイ中

現在勢力拡大中のバックが表ソフトのカットマンです。

粒高のカットマンならバックに少しぐらい甘いボールを送っても、そんなに反撃を食らうことはありません。

そして失速気味の遅いボールを混ぜることで変化をつけにくくして、チャンスボールを待つ戦法を取ることができます。

しかし表ソフトは滑らかな弾道で「シュー」っとボールが飛んできますし、中途半端な山なりボールを返球するとバックハンドスマッシュの餌食になります。

Aさんは3名の中で一番若いこともあり、攻撃力を兼ね備えた現代風のカットマンです。

後述するBさんCさんには真似のできない、フォアからのカーブドライブも放ってきます。

カットマンの中にはギリシャのギオニス選手のように、フォアはドライブ、バックはカットという、分かりやすい攻撃的カットマンがいます。

Aさんはそれとは異なる予測困難な攻撃的カットマンです。

勝ち気な性格のためか、延々とカットが続くようなことはありません。

数本程度カットが続くと、必ずと言っていいほど攻撃してくるので気が抜けません。

私はラブオール直後に、まずは様子見でバッククロスにロングサーブを出してみました。

どんなカットか確かめるためです。

ところがそれをバックハンドでひっぱたかれ、ノータッチで抜けていきました。

バック表の人はこういうことをしてくるので怖いですね。

試合後、Aさんと少しお話をしてみました。

家では猫を飼っていて、そのせいかキティちゃんも好きなのだそうです。

甘えるような声と荒っぽい言動が混在し、ちょっとじゃじゃ馬的です。

「カットマンはおとなしい性格で耐え忍ぶ人」という都市伝説を根底から破壊してくれる人です。


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練習後に入った喫茶店で「高い勝率を誇る上級者は、私たちとどこが違うのか」という話題になりました。

練習時間、練習内容、場数を踏んでいる、優れたセンスなどの意見が出されました。

居合わせた面々は週に一回だけしか練習をしない人が多いので、別に無い物ねだりをするわけではありません。

ただどこか参考にできるものがないかということで、一つは試合中の修正力や適応力だろうという話になりました。


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 回転が分からないサーブ
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いくら場数を踏んでいてセンスがある上級者でも、対戦相手のボールに手こずる場面は次々と出てくるはずです。

そこでどう対処するかの行動も私達より卓越しているのでしょう。

例えばサーブの回転は相手のラケットの動きで判断します。

普通はそれでどのようなボールかだいたい推測できます。

ごくまれに出している本人が意識していない、変な回転が混じっていることはあります。

それでも返球が少しブレる程度で、微調整すれば問題解決です。

厄介なのはフェイクモーションを入れて、ごまかされている場合です。

私は東京アートの張一博選手のように、フォアからのサーブでインパクトのあと素早くラケットを引き上げ、どういう角度で当てていたかを紛らわせています。

下回転かナックルかの二択サーブです。

初級者には効くのですが、それより上のレベルの人にはあまり通用しません。

以前にもお話しましたが「ナックルのように見えるナックルサーブ」のときは、レシーブから強打を食らってしまいます。

私のサーブは二者択一を迫ることを目的としていますが、違うパターンに見えるサーブがあります。

水谷選手は下回転に見える横回転サーブとその逆のパターンを得意技としています。

さらにネット上では下回転に見える順回転のサーブや、順回転に見える下回転のサーブという動画が紹介されています。

打球後のフォロースルーで相手を誤認させるという手法では共通しています。

スロー再生をしなくても通常のサーブとは違い、一瞬変な動きが入っていることは私でも分かります。

しかし全体を通したラケットの流れを見ると、それぞれ下回転系にしか見えないサーブと順回転系にしか見えないサーブです。

せっかく練習で体に覚え込ませた返球動作が仇になってしまうのです。

そんなサーブに対しても、上級選手は対応していける能力が私達より優れています。


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前回に引き続き、大阪で開催された日本リーグ後期大会についてお話しします。

関西に出かけたE氏が11/4(金)に観戦し、そのときの内容を私が聞いたものです。


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 ヤング応援団
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入場したのは平日の午前中ということもあり、観客席はガラガラです。

リタイアされたシニアの方が多いかなと思っていると、若い男女の集団が目に飛び込んできました。

とっても若すぎて、そばに保育士さんが付き添っています。

お子様たちが応援していたのは、男子2部の藤ミレニアムでした。

ここの会社は介護サービスを行っているのですが、保育園も経営していてその園児たちが応援に来ていました。

体育館のあちこちをキョロキョロ見回している子供もいましたが、全員椅子に座ったまま、時折拍手を送っていました。

園児のみなさんには選手のプレーはどう映ったのでしょうか。

青い囲いの中にお兄さんが2人入ってきました。

台に向かい合ってガニ股で構え、変な格好でボールをビシビシビシ、そして雄叫び・・・

もしかすると動物園に出かけた感覚だったのかもしれません。


E氏はそれを横目で眺めつつトイレに向かいました。

しばらくして3名の園児がトイレに入ってきました。

男の子が2人で、女の子が1人です。

E氏は一瞬、男女どちらのトイレに入ったのか分からなくなりました。

男性用の小便器に向かって、男の子2人が用を足し始めたことを確認して安心しました。

女の子はどうしたかというと、個室のほうに向かっていました。

トイレの外には女性の保育士さんがいて、園児に聞こえるよう大きな声でやり取りをしていました。

E氏はトイレを出る際、園児3名以外に使用者はいなかったため、保育士さんに「中に入っても大丈夫ですよ」と声をかけようか迷いました。

しかし余計なお世話かもしれないと考え、結局何も言わずに立ち去りました。

その日の夜、宿泊先のベッドの上でE氏は考えを巡らせていたそうです。

女性が男性トイレに入っても通報されることはないでしょうから、保育士さんに声をかけておけばよかったと後悔したそうです。

いずれにせよ保育士さんも大変ですね。

ちびっ子たちの応援にも関わらず、チームはストレート負けを喫しました。

試合終了後、園児と選手双方が手を振っていて、そこは微笑ましいシーンだったそうです。


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11/2(水)から11/6(日)まで、大阪で日本リーグの後期大会が開催されていました。

期間中の1日だけですがE氏が観戦をしてきて、先日お話を聞かせてもらいました。

その内容について2回に渡りお伝えしたいと思います。


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 謎めいた体育館と電車
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11/3(木)は祝日のため、11/4(金)に休暇を取ると11/3(木)-6(日)は4連休になります。

E氏はそのパターンで関西に出かけ、11/4(金)を試合の観戦に充てました。

なぜ金曜日にしたかと言えば、その日の夕方から1部リーグの試合が始まること、そして11/5(土)と11/6(日)の2日間は有料になるので避けたということでした。

試合が行われた会場は大阪市中央体育館です。

以前にもご紹介しましたがユニークな外観の体育館です。

地面を掘って体育館を建設し、掘った土を上にかぶせて人工の山にしています。

半地下式になっており、通常の体育館のような建物の姿はありません。


ついでにもう一つヘンテコな話をお伝えします。

体育館のそばには大阪市営地下鉄が通っています。

E氏は阪神電車から地下鉄に乗り換えてこの体育館にやってきました。

乗り換えた駅は九条駅でした。

阪神電車の九条駅は地下にあり、そこから地上に出てさらに高架駅になっている大阪市営「地下鉄」の九条駅へ乗り換えたそうです。

初めて訪れる人なら絶対に混乱しますよね。


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私達の身の回りにあるものは、程度の違いこそあれ永遠に使い続けることはできず、それぞれに寿命というものがあります。

卓球用具も例外ではありません。


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 ラバーの真ん中に生じるたるみ
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劣化が徐々に分かってくるものもあれば、ある日突然、使用不可能になるものもあります。

後者のケースは予兆がなく、運が悪ければ新品を買ったその日に起こることもあり得ます。

そういう理不尽なものの代表例が単板ラケットです。

かなりひどくぶつけても割れないことはありますが、いつ真っ二つになるかヒヤヒヤしながら使わないといけません。

もう一つは裏ソフトラバーの剥離です。

表ソフトはゴムシートとスポンジ双方の平らな面を貼り合わせています。

従って接着力が高く安心感があります。

一方裏ソフトは粒の頭の部分だけで接着しているため、構造的に接着力は劣ります。

一般的にはシートの摩擦力がなくなる頃には貼り替えられるので、剥離が起きることはほとんどありません。

ただそれでもまれに目にすることがあるのは事実です。

はがれる場所が運良くグリップに近い部分なら、試合で使わない限り問題はなさそうです。

しかし残念がらが剥離が起きる場所は、一番大切なスイートスポットである場合がほとんどです。

割れた単板ラケットなら打球感は変わるでしょうが、接着剤で貼り合わせれば使い続けることも可能です。

ところがラバーの剥離に関しては、修復は難しいのではないかと思います。

元に戻すにはシートをはがし、粒の頭に接着剤をつけて貼り合わせるということが頭では理解できます。

でもそれで同等に近い打球感に戻るのか、その後の耐久性はどうなのか、接着剤を使えばいいのか、いろいろな疑問が湧いてきます。

どなたかやってみた方がいらっしゃるなら、お話を聞かせてもらいたいのですが、恐らくいませんよね。

ケチの私でも流石に剥離すれば修理することは考えず、別のラバーに貼り替えます。


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ラケットには木材だけを貼り合わせた合板を使ったものや、カーボンなどの特殊素材を加えたものがあります。

ペンホルダーだと一枚板の単板も人気がありますね。

今回はそういった板(ブレード)についてお話しします。


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 5枚合板と7枚合板
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木材だけのラケットの場合、重ね合わせた板の枚数が5枚か7枚のタイプが主流です。

初心者の方ならそれらについて、単に板の枚数の違いだけと捉えるでしょう。

用具に詳しい方だと「5枚合板特有の~」とか、「いかにも7枚らしい~」と板の枚数で特性を語ることがあります。

そんな話を聞くと、5枚と7枚はどう違うのか気になる人もいるでしょう。

一般論ですが、板の枚数が増えるとよく弾み、重めのラケットになります。

一応そういう「傾向」があるということで、必ずしも全ての製品に当てはまるものではありません。

ある7枚合板のラケットよりも、重くて弾む5枚合板ラケットは存在します。

個人的にはカタログに乗っている反発力を表す数値や平均重量を参考にすればよく、5枚か7枚かはどうでもいいと考えています。

別のジャンルの話を引き合いに出すと、車の場合なら、エンジンが4気筒か6気筒かで神経質になる人はあまりいないはずです。

排気量が同じ2000ccでも、4気筒と6気筒ならそれぞれに特性はあります。

でもそれをシビアに気にする人はごく一部で、普通の購入者はそんなに重視しませんよね。

他にもパソコンのCPUがコアi3とi5の違いのように、似たような例は沢山あります。

専門知識を極めたい人が、その深い部分に突き進んで行けばいいのではないでしょうか。


卓球の話に戻ると、特殊素材を使ったラケットで、インナー系かアウター系かという分類で製品を案内しているところがあります。

カーボンなどを板の中心寄りの層に挟んでいるのがインナーで、ラバーを貼る面に近い位置に挟んでいるのがアウターです。

インナーは特殊素材の打球感が抑え気味になり、逆に手に伝わりやすいのがアウターになります。

まあこれもあくまで目安であると捉えておけばいいと思います。


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少し前の話になりますが、今月の3連休の最終日10月10日のお昼に、NHKの「ひるブラ」という番組を見ていました。

ニッタクの工場の模様が紹介され、ボールとラケットの製造過程を見ることができました。

ご覧になっていない方のために、メインの内容で取り上げられたボールのほうをご紹介します。


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 納得のクオリティ
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工場は茨城県古河(こが)市にあります。

現地レポーターはタレントのチャンカワイさんとNHKのアナウンサー、そしてスタジオからはミッツ・マングローブさんが出演していました。

ニッタク工場のレポートですが、チャンカワイさんはなぜかミズノのリオ五輪代表ユニを着ていました。

ふっくらとした体型をわざと強調するかのような、ピチピチで小さめのユニフォームを着ていたため、ミッツさんに軽く突っ込まれていました。


ボールは半球を2つ合わせて作るという説明から始まりました。

その一歩手前の工程では、平らなプラスチックの円盤を半球状に加工しているはずで、私としてはその部分も見せてもらいたかったです。

半球を貼り合わせてボール状にした後、金属製の型に入れて熱湯にくぐらせます。

ボールをお湯でふくらませ正確な球体に整形する作業です。

次は表面を研磨する機械にボールを入れ、ぐるぐるかき混ぜます。

機械にはボールと一緒に研磨用の石も入っていました。


加工作業はこれでほぼ終了で、あとは製品名などを表面に印刷するだけです。

ただしその前に厳しい検査工程が待ち受けています。

最初の検査は重さのチェックです。

許容されている誤差があり、そこから外れるものは弾かれてしまいます。

番組では再度加工に回すと説明がありましたが、それは基準より重くて弾かれたボールのみ、再び研磨して軽くするのだと思います。

重量チェックをパスしたボールは、表面に傷がないかを調べます。

この工程は全て人間が目視確認をしていました。

番組を見ていて自動化することはできないのかと最も感じた部分です。

それはどういうニュアンスかというと、いくらでもお金をかければ自動化は可能でしょうが、卓球のボールという市場規模ではそのような設備の導入は無理なのかな、という意味です。

目立った傷もないきれいなボールは、最終検査で緩やかな坂道を転がっていきます。

まっすぐ転がっていったボールが合格品です。

番組ではその後の紹介はありませんでしたが、スリースターのマークを印刷されて出荷されるのでしょう。

スリースターボールは決して安くないのですが、ここまでを振り返るとなるほど納得のお値段・品質なのだと思いました。

個人的に気になったのは、坂道で横にそれてしまったボールです。

それ具合によって、ワンスターかトレーニングボールに分類されるのでしょうか。


番組はテンポ良く流れていきました。

それでも製造工程ばかりが続いて単調になることを避けたかったのか、新井卓将さんがスポット的に登場してインパクトのある技を見せてくれました。

ラケットを体の後ろに回して打つ背面打ちや、けん玉のようにボールをラケットのグリップエンドなど、いろいろな面に当てるリフティング?を披露してくれました。


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これまでに2回だけお会いしたことのある人について、お話ししたいと思います。

お名前は分からないので便宜上、太郎さんということにしておきます。


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 現在の用具に至った経緯
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太郎さんは左利きの中年男性で、角型の日本式ペンホルダーの片面だけに、ぶ厚いスポンジの表ソフトラバーを貼っています。

ぱっと見はマッチョな感じで、確かにスマッシュの威力にはすごいものがあります。

ただしどちらかと言えば一発強打で決めるというよりも、確実な球さばきで連打で振り回すプレーが中心です。

角型ペンを使っている人に多いのは、人差し指をグリップにしっかり巻きつけ、裏面に添える指はピンと伸ばすか軽く曲げる握り方です。

太郎さんの握りは変わっていて、いわゆる鷲掴み(わしづかみ)グリップです。

人差し指は一応コルクグリップに引っ掛けていますが、親指との間に広く空間を開けています。

裏面は3本の指それぞれを離し、大きく曲げた状態にしています。

このグリップについて、特に私から質問することはなかったのですが、休憩中にいろいろと語ってくれました。

太郎さんはラケットやグリップについて、ずっと試行錯誤が続いているそうです。

以前は中ペン(中国式ペンホルダー)を使っていました。

一番の利点はフォアとバックの切り替えが自然で、とっさのときのブロックも角度がうまく出る点が気に入っていました。

鷲掴みグリップのバックショートの安定性は抜群で、相手のスマッシュを何度もブロックしたり、芸術的なストップショートを決めるのが快感になっていました。

しかし細身の角型ペンを使ってみると、肝心のフォアハンドでひっぱたくときの威力は中ペンに勝るものがあります。

そこで現在は角型ペンを鷲掴みして、両者のいいとこ取りをしています。

ラケットはニッタクのラージボール用のラケットで、反発力は最高レベルです。

そのカキカキラケットに弾みやや控えめの表ソフトラバーを貼り、ソフトタッチをすれば、いやらしいナックルボールが出せるようにしています。


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どこにでもある市民クラブ的な練習場所にお邪魔すると、ほとんどの人は靴ひもを調整することなく、とても簡単にスポッとシューズを履いています。

それは何を意味するかといえば、普通の靴と同じ程度の締めつけ感で練習に臨んでいるということです。

ご年配の方であまり動けない方ならそれで構わないと思います。

しかしそれなりのフットワークをするのなら、簡単に履ける締め付け具合のシューズというのは緩すぎるはずです。

大きな動きであれ小さな動きであれ、意図する足の運びにブレが出てしまいます。

毎回靴ひもを結ぶのは面倒というのは正直な意見で、お気持ちは分かります。

ただそれを言い出すと、準備運動も面倒だからやらない、ボール拾いも楽な場所だけしかやらないなど、ぐうたらモードのスパイラルに陥ってしまいます。


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 いくつかの選択肢
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理想は当然ながら靴を履くたびにひもを締めることです。

特に靴の先端方向の締め付けが甘いことが多いはずです。

足首部分より調整が難しいですが、一度締め付ければ緩むことはあまりありません。

毎回ひもを締めるようにしていると、ひもが長すぎると感じる方が少なからずいらっしゃると思います。

これはいろいろな靴に対応できるよう、長めの靴ひもにしているためだと考えられます。

蝶々結びを2回重ねして対処している人もいました。

私はそれも真似してみましたが、今は適切な長さに切り落としています。

靴ひもの先端はほつれ防止の加工がなされています。

まあどちらかと言えば、ほつれよりも穴に通しやすくするためかもしれませんね。

そこを切り落としてしまうため、不便になるならテープを巻いて補修すればいいと思います。

私は靴の寿命が来るまで穴に再度ひもを通すことはないと考え、適切な長さに切って先端はそのままで使っています。

毎回ひもを締めるのは嫌だと思う方には、2つの案を提示いたします。

案1は、ひもをキツめに結んでおき、履くときに携帯用の靴べらを使って、眉間にしわを寄せながらも足を突っ込むのです。

案2は、少し前にご紹介したミズノの卓球シューズ「ウェーブメダルSP3」を購入することです。

ダイヤルをカチカチ回すだけでワイヤーが締め付けられ、操作はとても楽ちんです。


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バタフライの秋のカタログで、久しぶりに表ソフトの新製品が発表されました。

インパーシャルXSとXBです。

無印のインパーシャルは、30年以上前に発売されたラバーでした。

今回その名前を復活させたのですが、どちらもスポンジに緊張状態を与えたハイテンションラバーです。

それならバタフライのラインアップに、レイストームやフレアストームという製品があります。

なぜそちらの系統の名前にしなかったのか、そしてなぜインパーシャルの名前を使ったのか、そのあたりがよく分からずもやもやしています。

今回はラバーのスポンジについてお話したいと思います。


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 初代の面影はどこに
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ジュウイックの表ソフトラバーに、パチスマシリーズがあります。

初代パチスマに続き、II、IIハード、III、トップスピードが順次製品化され、そのうちのいくつかは販売終了になりました。

ぱっと見は粒の形状が似ていて、そういう点ではシリーズ品なのかなという気がします。

しかし実際に使った人の意見を聞くと結構違うそうです。

値段の高いIIIやトップスピードはハイテンションラバーのため、スポンジが大きく異なります。

では初代とIIはどうかというと、初代は柔らかめのスポンジなのに対し、IIは結構硬めなのだそうです。

中国メーカーの典型的な表ソフトというと、パチスマのようなタイプらしく、総じてスポンジは硬いのだそうです。

従ってIIが最も中国的なのかもしれません。

IIには派生バージョンのIIハードがあります。

IIでも硬いのに、さらにハード仕様というのはどれほどカチカチなのでしょうか。

IIハードは、シリーズ品の中で比較的短命に終わりました。

どうも硬すぎて駄目だった模様です。

初代とIIはスポンジだけではなく、シートの硬さも異なります。

レゴブロックのような質感で、赤は顔料多めのややくすんだ赤です。

粒の外見は似ているのですが、スポンジ同様IIのほうが硬めです。

そんなに変わらないだろうと思い、初代を使っていたある人が通販でIIに買い換えました。

そして休憩時間に、その驚きを物凄い勢いで語ってくれたことをまだ覚えています。


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少し前に某所で行われた学生リーグの試合を観戦できる機会がありました。

今回はそこで感じたことをお話ししたいと思います。


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 スゴ技が無料で堪能できる穴場
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まず最初に、この手の試合が無料で見れるのは、卓球をやっている人にとってはとてもありがたいということです。

私はケチな人間ですが、とにかく無料だから何でもかんでもありがたいと言っているわけではありません。

現役時代、下位のリーグでしかも万年補欠だった私にとって、一部校の試合は神ワザレベルでした。

観戦できるプレーのクオリティを考えると、お金を払ってもいいと思わせるほどなのです。

他にも日本卓球リーグの平日に行われる試合など、ハイレベルなのに無料の試合があります。

一方ジャパンオープンは、平日に行われる予選からお金を取っています。

ジャパンオープンの予選初日の試合なら、学生リーグの一部校や日本卓球リーグ二部の試合のほうがすごいかもしれません。

今回、休日出勤の代休が取れ、平日の体育館に足を運ぶことができ大変ラッキーでした。


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 カットマンを見たい人は女子の試合を
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2階席の前列は、各校のベンチ入り出来なかった選手が陣取っています。

一緒に校歌を歌ったり、体を乗りだして熱い声援を送ったしています。

そのため私のような一般人は、お目当ての試合が行われている場所の少し離れた席から観戦することになります。

男子は戦型の画一化がかなり進んでいて、シェーク裏裏の選手が大部分を占めます。

まれにペンの裏裏やカットマンがいて、片面だけのペンドラや表ソフトの選手はほとんどいません。

女子ではバック側が表ソフトの選手はちらほら見かけました。

カットマンもそれなりにいます。

もう大学生の一部校レベルになると、男子はカットで勝つのが難しくなります。

両ハンドからパワードライブを2~3発ブンブンブンと打ち合ってラリーが終了、そんな展開が中心です。

セミプロみたいな選手が多いので豪快にチキータを決めたり、ダブルスで二段モーションのトリックレシーブを披露するなど、別格プレーの連続です。

下位のリーグであれば、男子でもカットマンやペンの表ソフト、そしてたまに粒高ブロックマンが登場する試合もあります。


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