忍者ブログ
HOME
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
3

ずっと前に新色のラバーについて2度触れたことがありました。

それを振り返りつつ、最近の私の周囲で見聞きしたことをご紹介いたします。


──────────────────────
 1年遅れた採用時期
──────────────────────

2021年10月1日に新色ラバーが追加されました。

本来であればそれより1年前に実施されていたのですが、変更になった理由は新型コロナウイルスでした。

ITTF(国際卓球連盟)は東京オリンピックの後にこのルールを適用するという事前通知をしていました。

コロナでオリンピックが延期になったため、新色ラバーの販売も1年後ろへずれました。

これに関してはおそらく揉めたのではないかと考えています。

プレーに関係する変更ならオリンピックというビッグイベントを待つのは分かります。

でも新色を追加するだけなら五輪のプレー内容に何も影響はありません。

「オリンピック後」と発表した意味は、そこが節目になってちょうどいいよねということだったはずです。

1年も遅らせるのは準備をしていたメーカーの出鼻をくじいたと想像できます。

そして新色を心待ちにしていた卓球ファンはがっかりしたことでしょう。

やっと販売となりそれなりの年月が経過しました。

局所的な意見で恐縮ですが、私が出入りする練習場の新色ラバー状況をお伝えします。


拍手[0回]

私は正式な試合にはあまり参加しませんが、巷の卓球場ではよく試合を行っています。

今回は最近私が試合をしたお相手や、その方たちとお話をした内容について書いてみたいと思います。


──────────────────────
 前のめりな高校生
──────────────────────

A君はカットマンですが最近よくあるタイプで超攻撃的です。

そして自身の性格も多分に影響しており、とても強引なところがあります。

サーブ権があると必ず3球目攻撃を仕掛けるつもりで、構えた時点でギラギラオーラが半径5mに拡散しています。

フォア面は裏ソフト、バック面は粒高です。

従って回り込んで3球目をフォアで引っぱたく予定です。

私のほうはそれを100%承知しており、攻撃をさせないようバックの粒高側に返球します。

ところが勢いの止まらないA君は、これでもかと言わんばかりに回り込んできます。

バック側サイドを切る返球も打ってくるので、まるで昭和のペンドラ選手かと見まごうほどです。

A君とは過去にも複数回試合をしたことがありました。

そこで私は更なる対策としてバック前に短く落とすレシーブを加えました。

流石にそれは回り込んで打つことができず、バック面の粒高でカットし、そこから通常のカットマン的展開となっていました。

同じことをしようとしたのですが、A君は新たな対策をしてきました。

バック前の短いボールはラケットを反転させ、裏ソフトでフリックをしてくるようになったのです。

部活で毎日練習できる環境にあると新しいこともすぐ身につくのでしょうか。

少し話をしてみると、色んな技を取り入れたいと積極的な考えの若者であることが伝わってきました。


拍手[1回]

今回は最近私が指導員からいただいた、アドバイスのいくつかをご紹介したいと思います。

どれかはご自身にも当てはまるか、あるいは対戦相手を観察する際のヒントになるかもしれません。


──────────────────────
 横回転流し打ち
──────────────────────

私は裏ソフトを貼っていますが、比較的パチパチ打って強打で決めに行く傾向があります。

フォアハンドで返す攻撃的なボールには、スマッシュ、ループドライブ、フラット打ちの比率が高く、普通のドライブは少なめです。

本人はラリー指向を意識していますが、傍から見た感じでは速攻タイプに映っています。

ある日、指導員からフラット打ちしている場面をもう少し工夫してはと言われました。

ラケットを立てた状態でそのまま打つのではなく、シュート回転で横に流す打ち方を増やしてはという助言です。

ボールをラバーにミートさせた状態で、真横にぬるっとこするのです。

強烈な横回転を与え相手を惑わす効果を期待しているわけではありません。

横にこする動作でボールを保持している感覚が生じ、フラット打ちよりも安定した球さばきとなります。

これがいわゆる「質の高いつなぎ球」なのかもしれません。

カットマンのカット返球にも似た感じの教え方があります。

切ったボールを送り出そうと前に押すスイングをしてはいけないそうです。

フォアカットであれバックカットであれ、体の遠い位置から体の側に向かって引き込む振りでボールをタッチすると上手くいくのです。


拍手[1回]

今回はあまり見かけないラケットの握り方についてお話しいたします。

私はこれまでにもユニークな用具や打法を色々試してみました。

やってみて自分なりに考えてみようとする気持ちが強めなのかなと思っています。


──────────────────────
 ペンなのかシェークなのか
──────────────────────

VICTAS(ヴィクタス)のアドバイザリースタッフに小塩さん姉妹がいます。

妹の悠菜さんが独創的なラケットの握り方をしていて、私はそれを「皿づかみ」と勝手に命名しました。

使っているのはシェークハンドラケットで、フォアに表ソフト、バックに裏ソフトを貼っています。

フォア表というだけでかなり少数派の部類に入ります。

そしてなぜかそのラケットをペン持ちして使います。

更に異彩を放つのが、ペンホルダーなら表面に回すであろう人差し指を裏面側にしています。

つまりフォア面は親指のみで、バック面は4本の指を添えた握り方です。

これは果たしてペンホルダーの握りと言えるのでしょうか。

一応私なりの解釈では、グリップが手のひら側にあるのがシェークハンド、手の甲側にあるのがペンホルダーだと考えています。

従って変則的ではありますが、この「皿づかみ」はペンホルダー握りの亜種だと認識しています。


拍手[2回]

2週に渡りお話ししてきました粒高ラバーですが、今回も実際に私が使ってみた感想をお届けします。

粒高使いのエキスパートの意見ではなく、ちょっと試してみようと思った粒初心者が感じるであろう共通の感想も一部含まれていると思います。


──────────────────────
 お試し技術はマシン相手がベスト
──────────────────────

先ずは前回ご紹介した粒高ラバーの開祖、中国の張燮林(チャンシエリン)選手に倣いペンホルダーでのカットマンを試みました。

はるか昔にも少しだけやったことのある、スポンジのない粒高1枚ラバーでのペンカットです。

まずお相手いただくのは卓球マシンです。

最初は当然のことながら目も当てられない悲惨な返球となるので、相手をがっかりさせることなく、自分が申し訳ないと感じることもない相手は機械にするのが最善です。

初っ端はあり得ないリターンを数発放った後、そこそこ返せる感覚が分かりかけてきました。

フォアは思ったよりは順調で、続いて鬼門になるだろうと予想していたバックカットを試しました。

ちなみにここで試すバックカットは裏面を使うカットではなく、張選手と同じくフォア側と同じ表面の粒高を使います。

見事にメタメタで、フォアカットの時のようになかなか安定モードに入りません。

台の中に入れようという意識を強くするとスイングがどんどん小さくなり、胸の前でコンパクトに縦に撫ぜるだけの振りになってしまっていました。

これは恐らくほぼナックルボールで相手にとっては絶好球、加えて返球できる状況が極めて限定されてしまう悪例だと察知しました。

一旦中断しスマホで張選手の動画を確認しました。

一般的なシェークのカットマンは、フリーハンド側の肩の前方かつ、腰の高さで打球するのがベストの位置のようです。

張選手はそれよりももう少しだけ体の外側で、更に若干より前方でわずかに打点も低めのように見えました。

それをお手本にして続けるとややマシになりましたが、フォアカットくらいの安定性までには持っていけませんでした。

拍手[1回]

前回に引き続き魔球を放つ異色の卓球アイテム、粒高ラバーについてお話しいたします。


──────────────────────
 粒高ラバーの開祖、張選手
──────────────────────

そもそも粒高ラバーというものが生まれた経緯はどのようなものだったのでしょうか。

それにはずっと前にもご紹介したことがある、中国の張燮林(チャンシエリン)という選手が大きく関係しています。

張選手は1950年代の末期、中国式ペンホルダーを使ったカットマンでした。

当時の中国はペンホルダーのカットマンもそれなりに存在し、スポンジのない1枚ラバーを使っている人が多かったそうです。

張選手は紅双喜というメーカーが廃棄する不良ラバーを入手し、それを使ってみました。

裏ソフトラバーに使われるはずだった若干粒が高めのゴムシートで、それを逆向きにして1枚ラバーとして貼ってみたのです。

今の粒高ほどの高い粒ではありませんでしたが、通常の1枚ラバーとは異なる特徴を見出しました。

まだ卓球界には粒高ラバーというジャンルが認知されていなかったこともあり、1960年代に入って張選手のミラクルボールは強力な武器となりました。

ちなみに張選手は中ペン(中国式ペンホルダー)を使うカットマンですが、バックカットは裏面を使うのではなく表面でカットしていました。

またカットの時は人差し指をラケットの裏面に回し、表面は親指だけという握りでした。


拍手[1回]

今回は卓球用具の中でも魔球製造機と呼ばれる、粒高ラバーについてお話しします。

異彩を放つラバーのためコアな愛好家がいらっしゃり、語りだすと止まらない人に何人か出会いました。

それら粒高マニアからいただいたご意見をご紹介します。


──────────────────────
 特徴が出る形状や材質
──────────────────────

メーカー各社から様々な粒高ラバーが販売されています。

それぞれに個性があり、ざっとご説明すると以下のような部分に違いがあります。

1)粒の高さ:高いと変化幅が大きく、低いと安定性重視

2)粒の太さ:太いと安定性重視、細いと変化重視

3)粒の硬さ:硬いと攻撃向き、柔らかいと安定性重視

4)粒の形状:円柱形は変化重視、根本が台形だと安定性重視

5)粒の間隔:狭いと安定性重視、広いと変化重視

世間一般にはこのように言われています。

私も4番めまでは確かめるまでもない当然のことかなと思っています。

少し疑問に感じたのは5番目の粒の間隔についての違いです。

先日、打ち比べる機会があったので試してみました。


拍手[1回]

前回は気配りシニアの方についてお話ししました。

今回ご登場いただくのも巷の愛好家の方ですが、やや厳しい頑固オヤジ的な人です。


──────────────────────
 集中するのはラブオールから
──────────────────────

町田さん(仮名)は50代くらいの男性です。

休憩ベンチに座ってお話をうかがっていると、しきりに「考えろ」という点を強調されていました。

試合の際、ラブオール直後だからといって漫然とその後の成り行きに従って試合内容を組み立てていくのはよくないという忠告から始まりました。

世間には分析的ではなく情緒的な方も大勢いらっしゃいます。

「ゲームオールのジュースのあの1本は大きかった」などと言う人を町田さんは手厳しく批判します。

漫画やドラマを見ているなら、そういった演出に感動するのは構いません。

でも現実においては全くのナンセンスです。

試合が始まった最初の1本と最終ゲームジュースの1本は同じ価値です。

感情は捨てて考えろというその言葉に、私も深くうなづけました。

ただそれとは逆に、時間的に先行して得点することは大切だと力説していました。

同じ勝ちでもドラマチックな逆転勝利より、先行逃げ切り、最善なのは一方的なぶっちぎり勝利です。

スコアが7-1くらいだと、リスクが高めの攻めを1~2回は試してみることができます。

もちろん1点の重みはそこでも同じという認識です。

しかし取れる選択肢の幅が増え、心理的な負担も少なくなるスタートダッシュを、1ゲーム目の0-0から狙う心構えで臨むべきとのことです。

私は適宜相槌を打ちながら傾聴していると、町田さんのお話に込める熱量が徐々に上昇していく感じが伝わってきました。


拍手[0回]

今回はあるシニアの方についてお話ししたいと思います。

お名前は青井さん(仮名)ということにしておきます。


──────────────────────
 敬遠されるのは当然だと理解する
──────────────────────

青井さんは70歳くらいの男性です。

中ペン(中国式ペンホルダー)の片面だけに裏ソフトを貼った、オーソドックスなスタイルです。

青井さんが重視しているのは、卓球場に集う他の人との関係性です。

巷にある民間の卓球場では利用料を払い、試合あるいは自分の好きな練習をします。

それは運動不足やストレス解消であったり、技術的向上を目指すためという場合が多いでしょう。

青井さんの場合もそういう目的はあるのですが、自分がいかに卓球場の中に溶け込めているかに注力しています。

ご自身がシニア世代に突入している状態をしっかり認識すべきとのお考えです。

他の方はほとんどが自分より若い世代で10代の若者もいます。

そういう人たちとは、やはりある程度の心理的距離が生じるのは自然で、それを和らげるようにされています。


拍手[0回]

今回は今年の夏に開かれるパリオリンピックについてお話ししたいと思います。

東京五輪が1年延期されたため、なんだもう次のオリンピックなのかと感じている方が多いかもしれませんね。


──────────────────────
 うれしい放送時間
──────────────────────

大会全体の開催期間は7月26日~8月12日です。

その中で卓球競技は7月27日~8月10日にかけて行われます。

フランスのパリと日本の時差は8時間。

そのため自宅で録画しておいた映像の視聴が多くなりそうです。

映像を見る前に、さまざまな媒体より漏れ聞こえてくる試合結果を遮断するのはかなり難しいと予想されます。

と思っていた所、その心配はあまりなさそうということが分かりました。

山場を迎えた試合はいずれも視聴しやすい時間帯に行われるからです。

メダル獲得がかかった試合の開始時刻は以下の通りです(日本時間)。

7/30(火)混合ダブルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分

8/3(土)女子シングルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分

8/4(日)男子シングルス3位決定戦:20時30分、決勝:21時30分

8/9(金)男子団体3位決定戦:17時00分、決勝:22時00分

8/10(土)女子団体3位決定戦:17時00分、決勝:22時00分

おぉっ、なんてナイスな時間なんでしょうか!


拍手[0回]

今回は卓球界の主流である、両面に裏ソフトラバーを貼ったドライブマンについてお話ししたいと思います。

攻撃型で裏裏だとドライブマンだと短絡的に考えてしまいがちです。

そうではなく本当のドライブマンとはどんな人なのか深堀りしてみます。


──────────────────────
 ドライブ連打だからドライブマン
──────────────────────

シェークにしろペンにしろ、両面裏ソフトの人は多数派です。

その中にはミート主体やブロック多用、ラリーを好まず一発打ち抜きタイプの人もいます。

従ってドライブマンという呼称は適切でないように思えます。

別にそういうタイプの人を批判しているわけではなく、それはそれで各自が選んだスタイルなので尊重します。

ただ私個人が理想とするのは、純粋なドライブマンです。

卓球という競技はボールに回転を掛けることが大きな特徴です。

表現が大げさに聞こえるかもしれませんが、それが卓球をする醍醐味で回転を操る喜びを皆さんにも堪能してもらえたらと考えています。


拍手[0回]

2024 .02.17
今回は世界卓球選手権についてお話しします。

各種メディアで報道がなされており、スケジュールや試合結果など一般的な情報はそちらご確認いただければと思います。


──────────────────────
 紆余曲折を辿った開催
──────────────────────

開催場所はお隣韓国のプサン(釜山)です。

首都のソウルも飛行機ですぐに着くのですが、プサンはさらに距離が近いため福岡から船で訪れるコースも人気です。

プサンのアルファベット表記はBusanでPusanではありません。

最初の文字がBだと読みはP、日本語で言うところのパ行になるようです。

冬のソナタでお馴染みのヨン様ことペ・ヨンジュンさんも名字はBaeです。

他にも韓国のアルファベット表記は、最初の文字がRやLだと読み飛ばすなど少しややこしいです。

本来は2020年にプサンで世界選手権が行われる予定でした。

ところがその年の最初に全世界でコロナショックが巻き起こりました。

延期に次ぐ延期が発表され、結局開催見送りとなった経緯があります。

今回は満を持しての仕切り直し開催という意味もあるでしょう。

今年はオリンピックイヤーとなるため、世界選手権は通常の開催時期よりも早めに行われます。

ビッグイベントが短期間で連続しないようにしています。

私だけではないでしょうが、もうオリンピックなんだという不思議な感じがあります。

それは東京オリンピックが1年延期されたことが影響しています。

コロナは別に収束したわけではなく、変異を続けながら感染者は世界中で引き続き出ています。

しかし重篤化する危険性が下がったことや、ウイズコロナの考えが広まり以前の日常がほぼ戻ってきました。

私も昨年後半に感染してしまいました。

幸いにも大事に至ることはなく、市販の風邪薬を服用しながら1週間大人しく過ごすことで治りました。


拍手[0回]


Amazon.co.jpアソシエイトは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
アクセス解析

Page Top
PR
CALENDaR 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31