2014 .01.25
平成25年度の全日本選手権が終わりました。
試合結果や各種論評は雑誌や特集サイトをご覧いただくとして、それ以外の部分について考えてみたいと思います。
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雑学的な情報のご紹介
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以前にも触れましたが、全日本選手権の開催時期や試合の日程はとても良く考えられています。
平成26年に開催されるので、大会の名称は「平成25年」ではなく「平成25年度」となっています。
これは卓球という競技ができるだけメディアに露出するよう、スポーツ閑散時期と言われる1月中旬に変更して開催するようになったためです。
一番の話題となる男女シングルスの決勝戦も2日に分散させ、連日で人々の関心を惹くようにしています。
以前はシングルス優勝が決まった時に、巨大クラッカーを打ち上げ、キラキラ光るテープが落下してきたのですが、もうあれはやらないのでしょうか。
発射する際に爆音がして、福原選手がびっくりしていたのは覚えています。
某所の指導員で、そのような演出は全く不要だとおっしゃる方がいました。
赤い炎や白い煙なども止め、粛々と試合だけをやって日本一を決めれば良いとのご意見です。
勝つか負けるかの勝負の場であり、あんなチャラチャラしたものは絶対にダメだそうです。
私は逆で会場の中に飛行船なんかを飛ばしてもいいかなと思っているので、人によってかなり考えが異なります。
全日本の本戦に出場するには、地方予選で参加料を払った人も別途参加料を払う必要があります。
シングルスは3000円、ダブルスは4000円です。
従って3種目(女子単、女子複、混合複)に出場していた石川選手の場合、11000円払っているはずです。
オリンピックにはドーピング検査があることはご存知だと思います。
この全日本選手権でも全てではないそうですが、任意でドーピング検査があるそうです。
参加要項を見ると他にも「へぇ」と思うことが書いてあります。
病気や怪我に備え、各自健康保険証を持参すること。
そして万が一事故が発生したら、お見舞金が支給されるそうです。
前回の男子決勝では丹羽選手が、今回の女子決勝では石川選手が、それぞれ試合中に足をグキッとさせひやりとしました。
あれで怪我をしていたらお見舞金が出ていたかもしれません。
その他には、ジュニアの部は高校生までが出場できると思われている方がいらっしゃるかもしれません。
正確には高校二年までで、三年生になると一般の部にしか出場することができません。
また、夏に開催される小学生対象のホープス、カブ、バンビの部では、ペンホルダー選手の優遇措置がありますが、一般の部と同時開催されるジュニアの部にはありません。
よく言われる「ランク入り」とはベスト16に入ることです。
次回のシード権が与えられるため、ここはとても重要なポイントです。
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映像効果
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テレビ放送は、いろいろな場所に設置したカメラ映像を効果的に切り替え、スロー再生もあって大変見応えがありました。
さらに私の要望を聞いてもらえるとしたら、以下をお願いしたいです。
ゲームの合間に、卓球台の上に置いたラケットを映すことがあります。
あのシーンは製品名まではっきり分かるよう、超どアップで映してもらえればと思います。
それから画面左上に重ねあわせた得点表示ですが、今回サーブ権がある選手の名前の横に、カタカタの「サ」の文字が表示されていました。
文字のほうが、どなたにも分かりやすいという考えだったのかもしれません。
確かにその点については私もうなずけます。
ただ正直なところ、ややセンスが無いように感じるのです。
少し前にネットで海外の試合を見ていると、洒落たサーブ権の表示をしているところがありました。
サーブ権がある方に丸印がついているのですが、それがボールを模していて、片方に移動した時に小気味よくバウンドするようになっていたのです。
とても分かりやすく、何よりクールです。
いつものように少し脱線しますが、NHKさんには分かりやすさに加え、センスのいいものをお願いしたいです。
例えば毎日目にする天気予報のマークは、オレンジの太陽や水色の傘です。
それらを原色で表せば、直感的なイメージを伝えるのに最適だと思います。
ところが外国の天気予報を見ると、結構淡い色や暗い色を使っていたり、図案も垢抜けたものがあります。
高級感があり洗練されたデザインは、是非参考にしていただきたいと思います。
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審判員
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最後に審判の服装について、みなさんはどうお考えでしょうか。
練習場である方は、あの色のあの上着は、昔の漫才師みたいであり得ないと酷評していました。
私は審判がどんな格好をしているかについて、特にこれといった意見はありません。
でもなんだか関係がありそうだと思うのは、ずっと前に紹介したデザイナーの川崎和男さんが、情熱大陸に出ていた時の言葉です。
学校の先生方を前にした講演で、「先生はジャージ姿で教壇に立ってはいけない」と力説していました。
「あれはお父さんが休みの日に寝転んでいる姿であり、全く威厳が感じられない」とのことです。
なるほどジャケットを着ればビシッとした感じはあります。
薬剤師が白衣を着ているのも、信頼感が高まりますし、服装が与えるイメージはそれなりのものがありますね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
試合結果や各種論評は雑誌や特集サイトをご覧いただくとして、それ以外の部分について考えてみたいと思います。
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雑学的な情報のご紹介
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以前にも触れましたが、全日本選手権の開催時期や試合の日程はとても良く考えられています。
平成26年に開催されるので、大会の名称は「平成25年」ではなく「平成25年度」となっています。
これは卓球という競技ができるだけメディアに露出するよう、スポーツ閑散時期と言われる1月中旬に変更して開催するようになったためです。
一番の話題となる男女シングルスの決勝戦も2日に分散させ、連日で人々の関心を惹くようにしています。
以前はシングルス優勝が決まった時に、巨大クラッカーを打ち上げ、キラキラ光るテープが落下してきたのですが、もうあれはやらないのでしょうか。
発射する際に爆音がして、福原選手がびっくりしていたのは覚えています。
某所の指導員で、そのような演出は全く不要だとおっしゃる方がいました。
赤い炎や白い煙なども止め、粛々と試合だけをやって日本一を決めれば良いとのご意見です。
勝つか負けるかの勝負の場であり、あんなチャラチャラしたものは絶対にダメだそうです。
私は逆で会場の中に飛行船なんかを飛ばしてもいいかなと思っているので、人によってかなり考えが異なります。
全日本の本戦に出場するには、地方予選で参加料を払った人も別途参加料を払う必要があります。
シングルスは3000円、ダブルスは4000円です。
従って3種目(女子単、女子複、混合複)に出場していた石川選手の場合、11000円払っているはずです。
オリンピックにはドーピング検査があることはご存知だと思います。
この全日本選手権でも全てではないそうですが、任意でドーピング検査があるそうです。
参加要項を見ると他にも「へぇ」と思うことが書いてあります。
病気や怪我に備え、各自健康保険証を持参すること。
そして万が一事故が発生したら、お見舞金が支給されるそうです。
前回の男子決勝では丹羽選手が、今回の女子決勝では石川選手が、それぞれ試合中に足をグキッとさせひやりとしました。
あれで怪我をしていたらお見舞金が出ていたかもしれません。
その他には、ジュニアの部は高校生までが出場できると思われている方がいらっしゃるかもしれません。
正確には高校二年までで、三年生になると一般の部にしか出場することができません。
また、夏に開催される小学生対象のホープス、カブ、バンビの部では、ペンホルダー選手の優遇措置がありますが、一般の部と同時開催されるジュニアの部にはありません。
よく言われる「ランク入り」とはベスト16に入ることです。
次回のシード権が与えられるため、ここはとても重要なポイントです。
──────────────────────
映像効果
──────────────────────
テレビ放送は、いろいろな場所に設置したカメラ映像を効果的に切り替え、スロー再生もあって大変見応えがありました。
さらに私の要望を聞いてもらえるとしたら、以下をお願いしたいです。
ゲームの合間に、卓球台の上に置いたラケットを映すことがあります。
あのシーンは製品名まではっきり分かるよう、超どアップで映してもらえればと思います。
それから画面左上に重ねあわせた得点表示ですが、今回サーブ権がある選手の名前の横に、カタカタの「サ」の文字が表示されていました。
文字のほうが、どなたにも分かりやすいという考えだったのかもしれません。
確かにその点については私もうなずけます。
ただ正直なところ、ややセンスが無いように感じるのです。
少し前にネットで海外の試合を見ていると、洒落たサーブ権の表示をしているところがありました。
サーブ権がある方に丸印がついているのですが、それがボールを模していて、片方に移動した時に小気味よくバウンドするようになっていたのです。
とても分かりやすく、何よりクールです。
いつものように少し脱線しますが、NHKさんには分かりやすさに加え、センスのいいものをお願いしたいです。
例えば毎日目にする天気予報のマークは、オレンジの太陽や水色の傘です。
それらを原色で表せば、直感的なイメージを伝えるのに最適だと思います。
ところが外国の天気予報を見ると、結構淡い色や暗い色を使っていたり、図案も垢抜けたものがあります。
高級感があり洗練されたデザインは、是非参考にしていただきたいと思います。
──────────────────────
審判員
──────────────────────
最後に審判の服装について、みなさんはどうお考えでしょうか。
練習場である方は、あの色のあの上着は、昔の漫才師みたいであり得ないと酷評していました。
私は審判がどんな格好をしているかについて、特にこれといった意見はありません。
でもなんだか関係がありそうだと思うのは、ずっと前に紹介したデザイナーの川崎和男さんが、情熱大陸に出ていた時の言葉です。
学校の先生方を前にした講演で、「先生はジャージ姿で教壇に立ってはいけない」と力説していました。
「あれはお父さんが休みの日に寝転んでいる姿であり、全く威厳が感じられない」とのことです。
なるほどジャケットを着ればビシッとした感じはあります。
薬剤師が白衣を着ているのも、信頼感が高まりますし、服装が与えるイメージはそれなりのものがありますね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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