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いつも愛用している卓球用具ですが、そこには使っている人それぞれの物語が秘められていることがあります。

今回はその中から3つのストーリーをご紹介します。


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 最適フィットのシューズ
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Aさんはシューズの履き心地に強いこだわりを持つ人です。

そこだけに注視すると、ミズノのダイヤルを回して締め付けるタイプのシューズなどが最有力候補になります。

ただし履き心地と同等の優先度をコストパフォーマンスにも求めています。

もう少しぶっちゃけた表現を使うと、要するにAさんはケチなのです。

流石に激安の体育館シューズまでランクを落とすつもりはありませんが、ソールが黄土色のチープなモデルを選んでいます。

それで履き心地をどう確保しているかと言えば、つぶつぶが連続してついている伸縮性の靴紐を用いているのです。

Aさんの理想的な履き心地は、足の甲とのフィット感を重視し、ソールのクッション性能やグリップ感などは二の次三の次なのです。

伸び縮みする紐は適度な締めつけ感があり、つぶつぶがいつもの位置を保持してくれているため、紐の締め直しやほどけることもありません。

それで満足していたのですが、履き続けていると欠点も見えてきました。

生身の人間の足というものは時にむくんだりすることがあります。

そしてややキツめに締めてみたいような場合もあります。

そういう一時的な調整は想定されていません。

最も嫌だったのは信用していたつぶつぶ君が耐えきれず、知らない間に穴を通過して締め具合が変わってしまうことでした。

Aさんはマジックテープのシューズを探してみました。

その多くはキッズ用でしたが、フィットネスシューズなどに大人用のマジックテープシューズを見つけ試し履きしてみました。

そこそこいい感じでしたがベストフィットとは言えませんでした。

結論としてミズノのダイヤルシューズ購入となりました。

随分遠回りしましたが履き心地は申し分ないそうで良かったですね。

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 変わったラケットケース
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Bさんは反転式の日本式ペンホルダーを使っています。

普通の方と異なるのは、そのラケットを市販のラケットケースではなく、長方形半透明のタッパーウェアに入れていることです。

興味を持った私はBさんにそれを使っている理由を尋ねてみました。

もしかすると前述のAさんと同様、倹約家の人なのかなと推測を立てていました。

100円ショップで購入すればかなりお得ですよね。

ところが返ってきた説明は全く異なる内容でした。

市販のケースはシェークハンドラケットが前提で、コルクグリップがついた日本式ペンホルダーも収納可能という作りになっています。

Bさんはコルクグリップの保護を重視していて、ソフトケースでは外部衝撃に対して不安があると感じていました。

またBさんが使っているような反転式ペンホルダーは、ラケットの両面にコルクグリップがついています。

そんなラケットを安全確実に2本収納できるケースを考えた結果、たどり着いた結論はタッパーウェアを利用した自作ラケットケースだったのです。

外見がまんまタッパーですが、Bさんはこの自作ケースを恥ずかしいとは思っておらず、ご自身に最適カスタマイズした自信作とのことです。

そしてソフトケースに日本式ペンホルダーを入れている人を見ると「グリップ大切にしてね」と悲しんでいるそうです。


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 接着剤は使わない
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スポンジのない1枚ラバーは接着シートを用いて貼りますが、それ以外のラバーは通常接着剤を使ってラケットに貼ります。

Cさんは普通の人とは違い、ふかふかスポンジの裏ソフトラバーを貼る場合も接着シートを使います。

なぜそうされているのかをお聞きしたところ「私は短気でせっかちなんだよ」と、ご自身の性格をまず語り始めました。

「なるほど、接着剤を使うと乾くまで待つ必要がありますね」

さらにお話を聞いていると、貼り替えに要する待ち時間よりも別の理由のほうが大きかったことが分かってきました。

現在は水溶性の接着剤ですが、その前は有機溶剤を含んだ接着剤でした。

Cさんはその頃は接着剤でラバーを貼っていました。

扱いが簡単で短気なCさんでもイライラすることはなかったのです。

しかし水溶性の接着剤はやや面倒です。

最大の欠点は繰り返し伸ばしているとダマになってしまうことです。

Cさんは何度も塗り直し、凸凹の状態で貼ってしまったラバーを剥がしてもう一度という試行錯誤を繰り返す中、とうとう癇癪を起こしてしまったのです。

「もう二度と接着剤は使わない」

接着シートで貼っても打球感に差はありません。

新品ラケットを買った際、念の為水溶性ニスを塗って表面を保護していれば安心です。

私のようにお試しで色々なラバーをとっかえひっかえ貼るのでなければ、接着シートオンリーというのは合理的なのかもしれませんね。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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