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バタフライの秋のカタログで、久しぶりに表ソフトの新製品が発表されました。

インパーシャルXSとXBです。

無印のインパーシャルは、30年以上前に発売されたラバーでした。

今回その名前を復活させたのですが、どちらもスポンジに緊張状態を与えたハイテンションラバーです。

それならバタフライのラインアップに、レイストームやフレアストームという製品があります。

なぜそちらの系統の名前にしなかったのか、そしてなぜインパーシャルの名前を使ったのか、そのあたりがよく分からずもやもやしています。

今回はラバーのスポンジについてお話したいと思います。


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 初代の面影はどこに
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ジュウイックの表ソフトラバーに、パチスマシリーズがあります。

初代パチスマに続き、II、IIハード、III、トップスピードが順次製品化され、そのうちのいくつかは販売終了になりました。

ぱっと見は粒の形状が似ていて、そういう点ではシリーズ品なのかなという気がします。

しかし実際に使った人の意見を聞くと結構違うそうです。

値段の高いIIIやトップスピードはハイテンションラバーのため、スポンジが大きく異なります。

では初代とIIはどうかというと、初代は柔らかめのスポンジなのに対し、IIは結構硬めなのだそうです。

中国メーカーの典型的な表ソフトというと、パチスマのようなタイプらしく、総じてスポンジは硬いのだそうです。

従ってIIが最も中国的なのかもしれません。

IIには派生バージョンのIIハードがあります。

IIでも硬いのに、さらにハード仕様というのはどれほどカチカチなのでしょうか。

IIハードは、シリーズ品の中で比較的短命に終わりました。

どうも硬すぎて駄目だった模様です。

初代とIIはスポンジだけではなく、シートの硬さも異なります。

レゴブロックのような質感で、赤は顔料多めのややくすんだ赤です。

粒の外見は似ているのですが、スポンジ同様IIのほうが硬めです。

そんなに変わらないだろうと思い、初代を使っていたある人が通販でIIに買い換えました。

そして休憩時間に、その驚きを物凄い勢いで語ってくれたことをまだ覚えています。


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 粒高ラバーのスポンジ
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スポンジに関し、別の方のボヤキを聞かされたことがあります。

カットマンで、バック側にバタフライのフェイントロングIIの超極薄スポンジを使っている人でした。

何が気に入らないかといえば、販売価格なのだそうです。

粒高ラバーの分かりやすい価格設定は、まずスポンジなしのOXの基本価格があり、そのOXに少し上乗せした価格で極薄や薄などのスポンジ付きバージョンがあるパターンです。

ところがフェイントロングIIやロングIIIは、業界の一般的価格設定とは異なります。

スポンジなしのOXとスポンジありが同じ価格なのです。

そして例外として、超極薄だけ\500程度、高い価格が設定されています。

「超極薄スポンジを作るのは難しいから高くしたみたいですね」

私がそう言った0.1秒後に「納得できないよ」とお怒りの言葉を浴びせられました。

確かにお気持ちは分かります。

完全なメーカサイドの事情ですよね。

初代フェイントについては、他社と同じくOXの値段があり、それに少し上乗せした値段でスポンジ付きバージョンが販売されています。

こういうバタフライの統一感のなさは、ユーザに不信感を持たれるかもしれません。


OXとスポンジありの価格差は\200程度が多いのですが、アームストロングのツイスターという粒高ラバーは、その差が\1000と高額です。

この価格差にして、超ペラペラのウスウススポンジを作る手間賃を吸収しているのかと勘ぐりたくなってしまいます。

アーム社は薄さの限界に挑戦しているのかと思えるほど、粒高ラバーのスポンジのバリエーションは多彩です。

中、薄、極薄、超極、超軽極、という種類を用意しています。

最も薄い超軽極は、想像するに紙のようなスポンジなんでしょうか。

今度お店に立ち寄ったら、置いていないか見てみたいと思います。


私は粒高ブロックマンの存在をあまり快く思っておらず、その威力を落とすために、一枚ラバーの使用を禁止してはどうかという考えに同調していました。

でもスポンジのないラバーを禁止しても、こういうものすごいウスウススポンジはOXに極めて近いはずで、抜け道はありそうです。

なのでスポンジの厚さは1mm以上というルールも、併せて提案したいと思います。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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