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前回、前々回と2回にわたり卓球愛好家との雑談内容をお届けしました。

今回もまた別の方のご意見を紹介したいと思います。

ご登場いただくのは安田さん(仮名)です。

安田さんは長年にわたり卓球を続けていらっしゃるご婦人です。

卓球のユニフォームに関する考察を熱く語ってくれました。


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 地味だった昔のユニフォーム
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昭和の時代のユニフォームは閉鎖的な状況でした。

地の色は単色かつ濃いめの色で、メーカーのロゴマークや校名の刺繍などがわずかに認められていました。

卓球台もダークグリーンが基本で、その当時でも既に骨董品タイプの台には真っ黒というのもあったそうです。

そこからうかがえるのは、白くて小さなボールを扱う競技なので、周囲は濃いめの色に規制してしまえばいいという考えでした。

当時若かりし安田さんはこれに疑問を持っていました。

流石に白いユニや白い台は避けるべきなのには同意できますが、単色のユニフォームはやりすぎです。

卓球に限らず何かの規則を決める場合「○○だけ」と限定する方法と「△△はダメ」という除外を設ける方法があります。

極めて慎重さが求められる分野や、事なかれ主義では前者が採用されがちです。

卓球に当てはめると「台とユニフォームは黒のみにする」などが典型例です。

個人的にはそれも面白いかなと一瞬頭をよぎりますが、どういういちゃもんが出るかは容易に想像がつきます。

後者の除外を設ける方法は、具体的な内容を詰めていく過程で必ず議論となり合意に至るまで時間がかかります。

昔の卓球ユニの場合、もしかすると話し合いが面倒くさくなったとか、強硬に単色を主張する重鎮がいらっしゃった、などの諸事情があったのかもしれません。

色の決定に当たり、実際にツートーンカラーのユニを着て、ボールの見やすさを確認することは絶対やっていないと安田さんは考えていました。


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 一時期流行った白ユニ
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それから時が流れ、単色ユニのルールは改正されました。

卓球台も明るい色のタイプが出てきました。

ユニについてはオレンジボールの採用で、白地も認められるようになりました。

安田さんはオレンジボールは失敗だったとバッサリ斬っています。

白のボールを廃止し、同時にオレンジ系のユニも禁止するならアリです。

でも従来の白ボールも認めたまま、オレンジボールを使う試合においては白地のユニも可というのは筋が悪すぎます。

なんとなくテニスを意識したような下心が感じられます。

その後オレンジボールと白いユニは廃れていきました。


少し横道にそれますが、テニスのウィンブルドンの大会は白いユニフォームが強制されています。

練習中も上から下まで、地の色が真っ白なユニを着用しなければなりません。

少しくらいならベージュぽくても大丈夫ということはなく、純白でなければアウトです。

中に着込んでいる色物の下着が透けても注意されるため、みなさん下着まで真っ白です。

これに異議を唱えている人は当然沢山いらっしゃいます。


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 対戦相手は異なる色
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また卓球のユニフォームは、昔は対戦相手同士が同色でも構いませんでした。

よくあるシングルス決勝が中国選手同士で、全く同じユニという場合だけでなく、国が違っていてもたまたま同じ色調というケースでもOKでした。

安田さん的には何も問題はないというお考えですが、いつからか対戦相手やチームは異なる色合いということになってしまいました。

ジャパンオープンで同系統の色になってしまい、中国の郭躍選手が急遽着替え直したのを見かけたことがあったそうです。


再び余談ですが、安田さんは数年前に池上彰氏の解説番組を見ていました。

ひな壇の菊池桃子さんと室井佑月さんが白のノースリーブで被っていたのに気づきました。

その際テレビに向かって「先輩の菊池さんに譲ったらどうなのよ」とツッコミを入れたそうです。

カズレーザーさんや乃木坂のメンバーと一緒に出演する場合、どういう出で立ちかは予想可能なので、他のタレントさんは衣装選択で安心できそうですね。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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