前回に続いて、私が印象に残っているペンドラ(ペンホルダーのドライブマン)選手についてお話したいと思います。
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イジョンウ選手
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イジョンウ選手は、アテネ五輪金メダリストであるユスンミン選手の後継者的位置づけで頭角を現してきました。
長身ということもあり構えは足をガバっと開いて低い前傾姿勢を取ります。
左利きでリーチが長く、一方で少し童顔なのがアンバランスです。
私の目には、ユスンミン選手はスピードドライブ、イジョンウ選手は回転量重視のドライブのように映っています。
バック側は早い打点でのプッシュかショートです。
ああいう伸びのあるフォアハンドドライブが打てたならといいなと、羨ましく思っています。
私が理想とするプレースタイルに近い選手です。
お気に入りの試合動画があったのですが、半年ほど前に何故か削除されてしまいショックを受けました。
イ選手もすでに引退していて、おそらく韓国最後のペンドラだったということになりそうです。
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イジョンウ選手
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イジョンウ選手は、アテネ五輪金メダリストであるユスンミン選手の後継者的位置づけで頭角を現してきました。
長身ということもあり構えは足をガバっと開いて低い前傾姿勢を取ります。
左利きでリーチが長く、一方で少し童顔なのがアンバランスです。
私の目には、ユスンミン選手はスピードドライブ、イジョンウ選手は回転量重視のドライブのように映っています。
バック側は早い打点でのプッシュかショートです。
ああいう伸びのあるフォアハンドドライブが打てたならといいなと、羨ましく思っています。
私が理想とするプレースタイルに近い選手です。
お気に入りの試合動画があったのですが、半年ほど前に何故か削除されてしまいショックを受けました。
イ選手もすでに引退していて、おそらく韓国最後のペンドラだったということになりそうです。
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チャンポンロン選手
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主に前陣でプレーする台湾の選手です。
かつてバタフライでこの選手モデルのラケットが販売されていました。
他の角型ペンドラ選手ほど回り込んで打つ度合いは高くなく、その代わりに強力なプッシュを武器としています。
飛んでくるボールの見極めと打点やスイングが絶妙にマッチすると、私でも信じられないようなカウンタープッシュがたまに決まることがあります。
チャン選手はその能力に長けていて、ピン球が割れそうな音がするくらい威力のあるバックハンドプッシュを連発します。
私が試合をしているとバックに連続してドライブを打ち続ける人がいます。
返球を相手の左右やミドルにいくら散らしても、私のバックにしつこく返してくるのです。
それは私がショートで返しているボールが全く驚異のない棒球で、かといって回り込んでフォアでも打ってこないため、ミスするまで釘付けにする戦法のようです。
チャン選手くらいのプッシュがあれば「バキッ」と一発ぶちかましてやれるのに悔しい限りです。
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カズオマツモト選手
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日系ブラジル人の左利きペンドラ選手です。
この選手も前陣で戦うタイプで、バックハンドでシュート回転をかけた流し打ちを時々仕掛けてきます。
一般的に皆さんが頭に思い浮かべるペンドラ選手とはプレースタイルが異なり、ショートで振り回して要所を決めに行く前陣攻守っぽいスタイルです。
そのため試合動画で、中国からスペインに帰化したペン表の何志文選手との対戦を見ていると、格闘ゲームで同じキャラ同士の対戦を見ているかのような錯覚を覚えます。
歳を重ねていくと、フットワークを駆使してフォアドライブを連打するプレーは難しくなってきます。
マツモト選手の省エネ前陣ペンドラは、中高年プレーヤーがお手本にしても良いかもしれません。
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ペンドラに対する思い
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2回に渡り計6名のペンドラ選手をご紹介しました。
ペンの競技者が減少していく中、片面だけでプレーする選手はさらに先行して表舞台から急速に消えつつあります。
バック側から攻撃を仕掛けていくのが難しい点が最大の弱点です。
それに反論を試みるペンドラ選手もいますが、私はしかたない弱点だと素直に受け入れています。
ただ別に惨めに感じる必要はなく、シェークよりもフォアが強打しやすい点は立派な長所だと感じています。
私は週一回しか卓球をしない一愛好家であり、その日の気分によって日本式ペンホルダーと中国式ペンホルダーを使い分けています。
日本式単板ペンホルダーのラインナップ縮小と価格高騰はどんどん進んでいます。
消滅する前に最後の一本として単板ペンを増税直前に買っておこうか悩み、熟考の上見送りました。
練習場の中高年ペンドラの方に思い出のラケットについて尋ねてみました。
今年の卓球グッズでも少し触れられていた、TSPのドライブという角型ペンが良かったそうです。
ラバーを貼る部分が少し段差をつけて厚く削られた単板ラケットだそうです。
もし復刻版が販売されたなら購入意欲をそそられそうです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
チャンポンロン選手
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主に前陣でプレーする台湾の選手です。
かつてバタフライでこの選手モデルのラケットが販売されていました。
他の角型ペンドラ選手ほど回り込んで打つ度合いは高くなく、その代わりに強力なプッシュを武器としています。
飛んでくるボールの見極めと打点やスイングが絶妙にマッチすると、私でも信じられないようなカウンタープッシュがたまに決まることがあります。
チャン選手はその能力に長けていて、ピン球が割れそうな音がするくらい威力のあるバックハンドプッシュを連発します。
私が試合をしているとバックに連続してドライブを打ち続ける人がいます。
返球を相手の左右やミドルにいくら散らしても、私のバックにしつこく返してくるのです。
それは私がショートで返しているボールが全く驚異のない棒球で、かといって回り込んでフォアでも打ってこないため、ミスするまで釘付けにする戦法のようです。
チャン選手くらいのプッシュがあれば「バキッ」と一発ぶちかましてやれるのに悔しい限りです。
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カズオマツモト選手
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日系ブラジル人の左利きペンドラ選手です。
この選手も前陣で戦うタイプで、バックハンドでシュート回転をかけた流し打ちを時々仕掛けてきます。
一般的に皆さんが頭に思い浮かべるペンドラ選手とはプレースタイルが異なり、ショートで振り回して要所を決めに行く前陣攻守っぽいスタイルです。
そのため試合動画で、中国からスペインに帰化したペン表の何志文選手との対戦を見ていると、格闘ゲームで同じキャラ同士の対戦を見ているかのような錯覚を覚えます。
歳を重ねていくと、フットワークを駆使してフォアドライブを連打するプレーは難しくなってきます。
マツモト選手の省エネ前陣ペンドラは、中高年プレーヤーがお手本にしても良いかもしれません。
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ペンドラに対する思い
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2回に渡り計6名のペンドラ選手をご紹介しました。
ペンの競技者が減少していく中、片面だけでプレーする選手はさらに先行して表舞台から急速に消えつつあります。
バック側から攻撃を仕掛けていくのが難しい点が最大の弱点です。
それに反論を試みるペンドラ選手もいますが、私はしかたない弱点だと素直に受け入れています。
ただ別に惨めに感じる必要はなく、シェークよりもフォアが強打しやすい点は立派な長所だと感じています。
私は週一回しか卓球をしない一愛好家であり、その日の気分によって日本式ペンホルダーと中国式ペンホルダーを使い分けています。
日本式単板ペンホルダーのラインナップ縮小と価格高騰はどんどん進んでいます。
消滅する前に最後の一本として単板ペンを増税直前に買っておこうか悩み、熟考の上見送りました。
練習場の中高年ペンドラの方に思い出のラケットについて尋ねてみました。
今年の卓球グッズでも少し触れられていた、TSPのドライブという角型ペンが良かったそうです。
ラバーを貼る部分が少し段差をつけて厚く削られた単板ラケットだそうです。
もし復刻版が販売されたなら購入意欲をそそられそうです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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