2019 .11.16
私が時々お邪魔する卓球場は、試合だけをする時間帯が設けてあります。
そのときにあった出来事をお話ししたいと思います。
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取れないサーブ
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おじさんと小学生の女の子が試合をしていて、私は抜け番で審判をしていました。
おじさんはテクニシャンで、強烈なバックスピンを掛けた山なりのサーブをフォア前へ短く出しました。
そのサーブは相手コートに入り、そのまま放置すると自コートに戻ってくるボテボテサーブです。
大人ならフォア前へさっと動いてひっぱたけば済みます。
しかし女の子はまだ体格が小さいためそれができず、何もできないまま傍観するしかありません。
私は卑怯だなとは思いつつ、おじさん側に得点を与えました。
しばらく試合が進行し、おじさんは再度同じサーブを出しました。
流石にこれはイカンと思い「そのサーブはなしにしてもらえませんか」とおじさんに伝えました。
相手にちょっとした異議を唱える場合、同じことが2度起きたときや3度起きた時点で切り出すという対人関係スキルを、昔会社の研修であったのを思い出しました。
おじさんは素直に受け入れてくれ、レットにしてやり直すことができました。
内心ほっとしました。
そのときにあった出来事をお話ししたいと思います。
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取れないサーブ
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おじさんと小学生の女の子が試合をしていて、私は抜け番で審判をしていました。
おじさんはテクニシャンで、強烈なバックスピンを掛けた山なりのサーブをフォア前へ短く出しました。
そのサーブは相手コートに入り、そのまま放置すると自コートに戻ってくるボテボテサーブです。
大人ならフォア前へさっと動いてひっぱたけば済みます。
しかし女の子はまだ体格が小さいためそれができず、何もできないまま傍観するしかありません。
私は卑怯だなとは思いつつ、おじさん側に得点を与えました。
しばらく試合が進行し、おじさんは再度同じサーブを出しました。
流石にこれはイカンと思い「そのサーブはなしにしてもらえませんか」とおじさんに伝えました。
相手にちょっとした異議を唱える場合、同じことが2度起きたときや3度起きた時点で切り出すという対人関係スキルを、昔会社の研修であったのを思い出しました。
おじさんは素直に受け入れてくれ、レットにしてやり直すことができました。
内心ほっとしました。
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裏目に出た配慮
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次は私と小学生の男の子が試合をしてしていたときのことです。
以前も彼とは試合をしたことがあり、審判をしていたこともありました。
彼が打ったボールがオーバーしたのですが、台にかすったと主張してきました。
私は試合を一時中断し、彼の近くへ向かいました。
彼は時々ボールが入ったと訴えていたことがあり、明らかにその頻度が多かったのです。
その辺の卓球場でやっている練習試合なら、少しくらいの誤解はあってもやり過ごそうという意識が働きます。
全ての人がそう考えるわけではありませんが、大人なら妥協する場面が多いはずです。
でも人格が形成途中にある小学生には時としてその配慮が逆に働き、彼のケースが該当すると私は感じたのです。
かすってなさそうなボールでも「入った」と言ってみれば認めてくれることがあり、それを多用する考えは見直してもらいたいと思ったのです。
本当に台にかすったと見えたボールだけを主張し、惜しかったレベルは見送るよう彼の目を見て話しました。
男の子は渋々同意してくれ、何故か唐突に私のフォームが気持ち悪いから直すように言ってきました。
衝動的に何かを言い返したかったのかなと思い「わかった。頑張って直してみる」と答えました。
その時私は比較的冷静だったため控えめな指摘ができましたが、イラッとしていたら「嘘つき少年になっちゃうよ」のような厳しい言葉で説教していたかもしれません。
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ポジティブ思考
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小学校高学年あたりになってくると、点差が開くと途中で投げやりになってしまう子どもがいます。
それは良くも悪くも成長している証なのでしょう。
状況を把握しそれに応じた現実的な行動を取るようになったのだとある意味理解できます。
しかし繰り返しになりますが、ここはあくまでも巷の卓球場で行われている練習試合です。
今の試合に勝てる見込みが限りなくゼロに近くても、次のプレーで何か工夫ができないかなど、前向きに考えることは虚しいことではありません。
別の観点では、せっかくお金を払って参加しているのですから途中で投げてしまえばもったいないですし、なにより相手に失礼です。
1-9からでもバキバキに打ち合うラリーが続くかもしれません。
オールでだらだらやるくらいなら試合をしたほうがいいという人がいます。
言わんとされていることは分かります。
ただオールでも試合でもそれぞれに良い面と悪い面があります。
気持ちの持ち方次第で双方のいいとこ取りができるはずで、せっかくの貴重な週末は有意義に使いたいと考えています。
まあ私も周りの人も全て感情の動物である人間なので、できるだけ、という条件付きにはなってしまいますが。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
裏目に出た配慮
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次は私と小学生の男の子が試合をしてしていたときのことです。
以前も彼とは試合をしたことがあり、審判をしていたこともありました。
彼が打ったボールがオーバーしたのですが、台にかすったと主張してきました。
私は試合を一時中断し、彼の近くへ向かいました。
彼は時々ボールが入ったと訴えていたことがあり、明らかにその頻度が多かったのです。
その辺の卓球場でやっている練習試合なら、少しくらいの誤解はあってもやり過ごそうという意識が働きます。
全ての人がそう考えるわけではありませんが、大人なら妥協する場面が多いはずです。
でも人格が形成途中にある小学生には時としてその配慮が逆に働き、彼のケースが該当すると私は感じたのです。
かすってなさそうなボールでも「入った」と言ってみれば認めてくれることがあり、それを多用する考えは見直してもらいたいと思ったのです。
本当に台にかすったと見えたボールだけを主張し、惜しかったレベルは見送るよう彼の目を見て話しました。
男の子は渋々同意してくれ、何故か唐突に私のフォームが気持ち悪いから直すように言ってきました。
衝動的に何かを言い返したかったのかなと思い「わかった。頑張って直してみる」と答えました。
その時私は比較的冷静だったため控えめな指摘ができましたが、イラッとしていたら「嘘つき少年になっちゃうよ」のような厳しい言葉で説教していたかもしれません。
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ポジティブ思考
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小学校高学年あたりになってくると、点差が開くと途中で投げやりになってしまう子どもがいます。
それは良くも悪くも成長している証なのでしょう。
状況を把握しそれに応じた現実的な行動を取るようになったのだとある意味理解できます。
しかし繰り返しになりますが、ここはあくまでも巷の卓球場で行われている練習試合です。
今の試合に勝てる見込みが限りなくゼロに近くても、次のプレーで何か工夫ができないかなど、前向きに考えることは虚しいことではありません。
別の観点では、せっかくお金を払って参加しているのですから途中で投げてしまえばもったいないですし、なにより相手に失礼です。
1-9からでもバキバキに打ち合うラリーが続くかもしれません。
オールでだらだらやるくらいなら試合をしたほうがいいという人がいます。
言わんとされていることは分かります。
ただオールでも試合でもそれぞれに良い面と悪い面があります。
気持ちの持ち方次第で双方のいいとこ取りができるはずで、せっかくの貴重な週末は有意義に使いたいと考えています。
まあ私も周りの人も全て感情の動物である人間なので、できるだけ、という条件付きにはなってしまいますが。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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