以前、小学生との試合についてお話したことがありました。
今回はそれとはまた違う内容で、彼ら・彼女らとのやり取りを通して感じたことを思いつくままに書いてみます。
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子供に対しムキになってはいけない
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低学年だと体格の関係でフォア前にサーブを出すのははばかられます。
冗談のつもりなのでしょうけど、強い逆回転をかけてフォア前に山なりのボールを出し、自コートに戻ってくるサーブを放つ意地悪な大人もたまにいます。
当然のことながらノータッチで得点できてしまいます。
私はその時審判をしていましたが、マイルールを強制発動しレットの判定をしました。
どこかのクラブに所属するなど毎日練習している小学生なら、結構ラリーが続き大人といい勝負になることがあります。
私と同等の週1回2時間程度しか卓球をしない者は、打球精度に難点があり先にミスをしてしまうのでしょう。
ラリーになると五分五分か、あるいはそれ以下の大人が考える卑怯な秘策はやはりサーブです。
初級者の鬼門である横回転系や、ナックルと下回転を混ぜて出す人など、姑息な工夫でラリーでの失点を補っている場面を目にします。
そういう私もワンパターンではいけないと思い、少しうまい小学生にはまやかしモーションを入れたナックルサーブを出すことがあります。
見事に引っかかってくれる場合もありますし、2度目はばれてノータッチで抜かれてしまったこともありました。
対処法が分からず、何度も同じサーブを出されて失点を続けている小学生を見たことがあります。
それについては相手の大人の方がもう少し考えてくれたらいいのにと、残念な気持ちになります。
今回はそれとはまた違う内容で、彼ら・彼女らとのやり取りを通して感じたことを思いつくままに書いてみます。
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子供に対しムキになってはいけない
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低学年だと体格の関係でフォア前にサーブを出すのははばかられます。
冗談のつもりなのでしょうけど、強い逆回転をかけてフォア前に山なりのボールを出し、自コートに戻ってくるサーブを放つ意地悪な大人もたまにいます。
当然のことながらノータッチで得点できてしまいます。
私はその時審判をしていましたが、マイルールを強制発動しレットの判定をしました。
どこかのクラブに所属するなど毎日練習している小学生なら、結構ラリーが続き大人といい勝負になることがあります。
私と同等の週1回2時間程度しか卓球をしない者は、打球精度に難点があり先にミスをしてしまうのでしょう。
ラリーになると五分五分か、あるいはそれ以下の大人が考える卑怯な秘策はやはりサーブです。
初級者の鬼門である横回転系や、ナックルと下回転を混ぜて出す人など、姑息な工夫でラリーでの失点を補っている場面を目にします。
そういう私もワンパターンではいけないと思い、少しうまい小学生にはまやかしモーションを入れたナックルサーブを出すことがあります。
見事に引っかかってくれる場合もありますし、2度目はばれてノータッチで抜かれてしまったこともありました。
対処法が分からず、何度も同じサーブを出されて失点を続けている小学生を見たことがあります。
それについては相手の大人の方がもう少し考えてくれたらいいのにと、残念な気持ちになります。
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変化系ラバー
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小学生には、粒高ラバー、アンチラバーのような変化系のラバーは使わせるべきではないと言われています。
それはある程度理解はできます。
基本打法を習得させたり、ボールのラリーを通じて卓球という競技の面白さを知ってもらうことが大切だからです。
大人と混じって試合をすると、バックにアンチラバーを貼っていたり、ペンの粒高ラバーでブロック主体の相手に出会うことがあります。
ラバーの特性を全く知らずミスを重ねて負ける子供や、それなりに対処はできているが慣れない相手のため負ける子供など様々です。
前者の子供については可哀そうで、だからと言って相手の大人にラケットを変えてあげてはと言うこともできず、まあ見ているほうも複雑な気分になります。
訳がわかないままミスを連発し、あんな棒立ちのおばさんに負けてしまったと、試合後泣いている女の子を一度見たことがありました。
改めて粒高ブロックマンの存在に疑問を感じました。
小学生との試合でいつもハッとするのが試合後の握手です。
「うわっ。ちっちゃい」
体格は見ていて認識できていますが、手を合わせるとその小ささを再認識します。
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ユニフォームの質問
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ある日女の子から、男の私になぜか女性用ユニフォームについての質問を受けました。
分からないことをとりあえず大人に聞いてみようと思ったのでしょうか。
ショートパンツではなくスコートのユニフォームは、スカート部分とインナースパッツが一体型なのか分離しているのかという問いかけでした。
私は「両方あると思うよ」と適当な推測で答えてしまいました。
その日の帰り、電車に乗っていて子供にいい加減な返事をしてしまったことを後悔していました。
スマホを取り出し各メーカーのスコートを調べることにしました。
一体型、セパレート型の両方があることを確認し、自分の回答が合っていたことにほっとしました。
ひとまず安心したものの、なんだか私がスマホで調べている様子を隣に座っていた女性客がチラ見していたような気配がありました。
ひょっとすると、私がそういう方面の衣服を着用する趣味があると思われたのかもしれません。
「あぁ、、家に着いてからパソコンで調べていれば、、、」と再び別の後悔をすることとなりました。
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しつけのお話
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合間に保護者の方も交え雑談を交わすことがあります。
この前は嫌いな食べ物についての話になりました。
お子さんはピーマンが大嫌いでした。
母親はなんとかそれを食べられるようになってほしいと願っていました。
お子さんは試合の順番になりその場を離れると、母親のほうはニンジンが嫌いなんだとこっそり私に打ち明けてくれました。
ただお母さんの言い分としては「子供は成長過程にあるので、好き嫌いがないようにさせたい」とのことでした。
「子供は成長過程にあるので~」というのは、わずかに、そう2~3%くらいは同意したいと思います。
でも残りの97%くらいは大人か子供かは関係なく、都合の良い言い訳のように思えます。
私は「お母さんもお子さんと一緒に苦しみに耐えて、ニンジンが食べられるように頑張ってみてはどうですか」と提案してみました。
目を伏せて「私ダメな親なんです」と苦笑いしていました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
変化系ラバー
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小学生には、粒高ラバー、アンチラバーのような変化系のラバーは使わせるべきではないと言われています。
それはある程度理解はできます。
基本打法を習得させたり、ボールのラリーを通じて卓球という競技の面白さを知ってもらうことが大切だからです。
大人と混じって試合をすると、バックにアンチラバーを貼っていたり、ペンの粒高ラバーでブロック主体の相手に出会うことがあります。
ラバーの特性を全く知らずミスを重ねて負ける子供や、それなりに対処はできているが慣れない相手のため負ける子供など様々です。
前者の子供については可哀そうで、だからと言って相手の大人にラケットを変えてあげてはと言うこともできず、まあ見ているほうも複雑な気分になります。
訳がわかないままミスを連発し、あんな棒立ちのおばさんに負けてしまったと、試合後泣いている女の子を一度見たことがありました。
改めて粒高ブロックマンの存在に疑問を感じました。
小学生との試合でいつもハッとするのが試合後の握手です。
「うわっ。ちっちゃい」
体格は見ていて認識できていますが、手を合わせるとその小ささを再認識します。
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ユニフォームの質問
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ある日女の子から、男の私になぜか女性用ユニフォームについての質問を受けました。
分からないことをとりあえず大人に聞いてみようと思ったのでしょうか。
ショートパンツではなくスコートのユニフォームは、スカート部分とインナースパッツが一体型なのか分離しているのかという問いかけでした。
私は「両方あると思うよ」と適当な推測で答えてしまいました。
その日の帰り、電車に乗っていて子供にいい加減な返事をしてしまったことを後悔していました。
スマホを取り出し各メーカーのスコートを調べることにしました。
一体型、セパレート型の両方があることを確認し、自分の回答が合っていたことにほっとしました。
ひとまず安心したものの、なんだか私がスマホで調べている様子を隣に座っていた女性客がチラ見していたような気配がありました。
ひょっとすると、私がそういう方面の衣服を着用する趣味があると思われたのかもしれません。
「あぁ、、家に着いてからパソコンで調べていれば、、、」と再び別の後悔をすることとなりました。
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しつけのお話
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合間に保護者の方も交え雑談を交わすことがあります。
この前は嫌いな食べ物についての話になりました。
お子さんはピーマンが大嫌いでした。
母親はなんとかそれを食べられるようになってほしいと願っていました。
お子さんは試合の順番になりその場を離れると、母親のほうはニンジンが嫌いなんだとこっそり私に打ち明けてくれました。
ただお母さんの言い分としては「子供は成長過程にあるので、好き嫌いがないようにさせたい」とのことでした。
「子供は成長過程にあるので~」というのは、わずかに、そう2~3%くらいは同意したいと思います。
でも残りの97%くらいは大人か子供かは関係なく、都合の良い言い訳のように思えます。
私は「お母さんもお子さんと一緒に苦しみに耐えて、ニンジンが食べられるように頑張ってみてはどうですか」と提案してみました。
目を伏せて「私ダメな親なんです」と苦笑いしていました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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