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飛び入り参加自由の卓球場で、ラバーの貼り替えをしたときのことをお話しします。

貼り替えたのは私のラケットではなく、初めてお会いした女性でお名前も分かりません。

そういう人の呼び方について、これまでも雰囲気が似ている有名人のお名前を仮称とさせてもらったことがありました。

そこで全体的な感じが柳原可奈子さんに似ていたので、可奈子さんとさせていただきます。

まずは前置きとなるお話から紹介します。


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 ラケットが重すぎるから?
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可奈子さんはシェークの裏裏です。

バックに来た下回転系のボールをうまく払っていくことができず、試合ではどうしてもツッツキを多用せざるを得ないことに悩んでいました。

ある日ラバーを片方にしか貼っていないラケットで、バックハンドの素振りをしていて「これだ!」と頭の中で閃光が走ったのだそうです。

当時の可奈子さんのラケットは総重量が170gでした。

通常の打球には差し支えはないものの、鋭く正確に振るにはやや難のある重さでした。

たまたま握ったそのラケットは125gで、チキータのようなラケットヘッドを脇の下に向けて高速に振るスイングも余裕でできます。

そこでシェーク裏裏でも130g台のラケットに変えることができないか調べてみました。


近くのショップに向かいカタログを見て店員さんと話をしました。

そのお店にはTSPのブラックバルサ7.0が置いてありました。

カタログでは平均重量70gとなっていますが、お店にあった個体は61gとかなりの軽量でした。

薄めのラバーを貼れば理想的な軽量ラケットが実現できそうです。

ただ可奈子さんはストレートグリップが希望で、ブラックバルサにはフレアグリップしかありませんでした。

また黒いラケットはあまり好きじゃないとのことで、後ろ髪を引かれながらも在庫処分の特価ラバー2枚だけを買ってお店を後にしました。


家に戻り検討した結果、ラケットはTSPのバーサルに決めました。

平均重量は65gでストレートグリップがあり、あっさりとした色合いです。

通販で最安値を調べると、なぜか某家電量販店がヒットしました。

外国からのお客様向けにお菓子や健康用品を店頭販売しているのは見たことがありますが、もう何でもありなんですかね。

購入手続きを終えた可奈子さんは、ラケットが届くのを首を長くして待ちました。

ラケットが手元にあれば、ラバーがなくても握ったり振り回したりすることができます。

でも逆のラバーだけというのは何もできず、待ちどうしさに拍車がかかったそうです。


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 文句なしに軽いラケットが完成
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配達日は卓球をする当日ぎりぎりで、ラケットを受け取るやいなや未開封のラバーとともに練習場所へ直行しました。

可奈子さんはちょうど休憩中だった私に、ラバーを貼るのを手伝ってくれないか持ちかけてきました。

正確には手伝うではなく全て私がすることになったのですが、シュークリームをお礼にごちそうしてもらえたので快く引き受けました。

軽さが売りのラケットだけあって、ものすごく、、、あれ、めちゃくちゃ軽すぎやしませんか?

接着剤を塗る前にラケット単体の重さを測ってみると、なんと脅威の54gです。

カタログで謳っている平均重量より11gも軽く、可奈子さんにとってはうれしい誤算でした。

両面にラバーを貼り、スカスカの超柔らかいラケットのためサイドテープを巻くのも必須です。

出来上がったラケットの総重量は127gで、130g台になればいいねと考えていた目標を十分すぎるほどクリアできました。

可奈子さんも大喜びです。


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 バックハンドがこんなに快適に
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続いての試打も私がお相手をすることになりました。

最初はバックに長めのツッツキを送りました。

きゅんきゅんと余裕でバックハンドドライブで返すことができます。

いい感じなので続いて可奈子さんの未体験ゾーンである、台上バックハンドドライブに挑戦してみました。

ミスは多いものの感触は悪くないとのことでした。

さらにやろうとも思っていなかったチキータも試してみました。

あくまでもそれなりですが、チョリっと引っ掛けた横回転ボールを返すことができました。

全日本の決勝戦で平野美宇選手が何発もチキータを決めていましたが、自分がそのまねごとをできたことにとても嬉しそうでした。

実際の試合ではいろんな球種でも確実に相手コートに入れなければ失点となります。

従ってボールを捉える感覚を磨く必要がありますが、軽いラケットに変えるという選択は大成功のようでした。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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