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今年も試合に勝てますようにと決意を新たにして練習に励む人、私のように健康維持と練習仲間との親睦を一層深めたいと考えている人、いろいろな方がいると思います。

ずっと前に触れましたが、今年はいよいよつなぎ目のない新しいピン球が登場するということで、一体どうなるのでしょうね?

なんか今よりも弾みが良くなるという噂があり、筋トレがおろそかになってボールの威力が落ちてきた私には朗報なのかもしれません。


ピン球が新しくなる前に、今年は4年に1度のビッグイベント、ロンドンオリンピックがあります。
(その前に世界選手権があって、さらに今なら再来週の全日本の話題の方がホットでしょうが・・)

オリンピックなどの大試合になると、私達が試合に臨むのとは別次元の準備が必要です。

基本的なトレーニングから、具体的な対戦相手を想定した練習、独特の緊張感・雰囲気の中でも自分のプレーができるよう、相手選手の大声援をスピーカーで流した環境を作ることもします。


他にも私が厳しいと感じるのが、ドーピング検査に対する備えだと思います。

少し前に卓球選手が当事者となってしまい、多方面で報道された出来事がありました。


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 他人ごとではないヒヤリとした事件
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2010年8月、ドイツのオフチャロフ選手がドーピング検査に引っかかり、出場停止の処分が言い渡されました。

筋肉増強剤としての効果があると言われる「クレンブテロール」という物質が尿から検出されたのです。

試合への出場が禁止される期間は2年であり、つまり今年のオリンピックには出場できなくなったということです。

オフチャロフ選手はボル選手に次ぐドイツのNo.2であり、その選手が出場できないことは大問題です。

改めて検査を行うよう依頼し、再検査ではオフチャロフ選手だけでなく、監督やコーチなども検査を行いました。

なぜ選手以外の人も検査をすることになったのでしょうか?

検査を実施した8月は、試合のため中国を訪れており、現地で食べた肉料理が影響している可能性が高いと考えられたためです。

中国では豚肉の赤身部分を増して見栄えを良くするため、悪質な養豚業者が餌にクレンブテロールを混ぜることがあるそうです。

一緒に訪中した監督やコーチの検尿結果は陰性でしたが、髪の毛から関連成分が検出されたので、ドーピングを意図したものではないことが認められました。

これで処分は解除となりましたが、オリンピックを目指す世界のあらゆる競技の選手に衝撃を与えた事件でした。


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 ドーピングについて
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さて今さらですが、ドーピングはなぜ悪いのでしょうか?

以下の3つが理由としてあげられています。

(1)ドーピングは、競技者の健康を害する

(2)ドーピングは、競技者のフェアプレーの精神に反する

(3)ドーピングは、反社会的行為であり社会悪になる

健康を害しても勝利を得たいと思う人は、放っておけばいいという意見があります。

しかしそれを許してしまうと、多くの選手がドーピングを行うのは確実です。

国により制度の差はありますが、健康に害を及ぼすものは法律などで規制されており、特に子供には極めて高い注意が払われています。

フェアプレー云々もありますが、私は特に(1)の健康面という理由から、ドーピングは絶対に禁止されるべきだと考えています。


ドーピング検査の方法

実際のドーピング検査は、以下のように行われるそうです。

検査は検尿によって行われます。

拒否した場合、メダルは剥奪されます。

検査対象になった選手は、その日の最後の試合が終了した後、係員に監視されます。

係員は常に選手のそばにいて、選手は定められた時間以内に検査室に向かうことを義務付けられます。

この間、選手にはコーチやチームメイトなどの同伴者が付き添うことが認められる場合もあります。

選手は採尿ができる状況になるまで、指定された部屋から出ることはできません。

部屋の中では排尿を促すために用意された飲み物を飲むことができます。

用意されたもの以外の飲食はできません。

採尿は選手と同性の検査官が監視している状態で、専用の容器を用いて行います。

複数の容器が準備され、選手が選ぶことができる場合もあります。

採取する尿の量は、私達が健康診断での検尿で採取するよりも量が多いそうです。
(オリンピックの場合は75cc以上)

検査の結果、陽性となった場合は、選手が所属する団体の代表者に通知されます。

また、同じ尿について再度検査が行われます。

再検査でも陽性の場合は処罰の対象となります。

以下のような悪質なケースでは、メダルの剥奪だけでなく永久追放処分となります。

・組織的なドーピング

・替え玉行為


従来スポーツ選手は、主に飲み薬に関して注意していました。

しかし、それが塗り薬、サプリメント、健康補助食品に広がり、今やあらゆる飲食物にまで注意を払っています。

中にはオリンピックの数ヶ月前になると、許可されたものしか口にできない選手がいるそうです。

きつい練習の上に好きなものも食べることができないというのは、かなりフラストレーションがたまると思います。

食べるということは人間の最も根源的な欲求の1つですが、健康上の理由で厳しい食事制限を強いられている人もいますし、何でも自由に食べられる今の自分に感謝しないといけないですね。


新年早々の話題としては、少し重かったかもしれません。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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