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いつもの練習場で汗を流していても、指導員の方からは指摘をいただきますが、同じ立場の練習仲間からアドバイスをもらうことはあまりありません。

週末にレクリエーションとして楽しむ場面であれば、それが普通なのでしょう。

そういう状況にあっても漠然とプレーするのではなく、他の方の良い部分・悪い部分を観察していると、なんらかの収穫が得られることがあります。


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 改善点を見つけるのは興味深い
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人のふり見てなんとやらで、チャンスボールが返ってきた時、思いっきり打ちすぎてミスってしまう人を見ると、自分にも当てはまることがあります。

また、渾身の力で放ったスマッシュなのに、そこに来るのがわかっていたかのごとく、あっさり返されてしまうことがあります。

全力で叩きつけることだけに集中してしまい、コースが大甘なのです。

日頃クロスのフォアロングばかり打っている弊害が疑われます。

みなさん同じ人間なので、いろいろな癖には一定の傾向があります。

ツッツキで手首を利かせすぎだったり、スマッシュで体が正面を向いてしまっているなどはよくある例です。

それらのほとんどは、本人が自覚をしていません。

貧乏揺すりが他人から指摘されて初めて気がつくのと同じです。


部活では、練習やミーティングの中でお互いにアドバイスをする機会が比較的多いと思います。

上下関係は厳しいですが、それぞれが技を向上させるという目的に向かっているので、気づいたことを話し合う意識は共通して持っています。

もっとも万年補欠だった私は、インターハイ出場経験があるような先輩や後輩にアドバイスできることはほとんど無く、相手からの一方通行の指摘に留まっていました。


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 ありのままの自分を観察する
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同じことを複数の人から指摘されれば、それはほぼ100%当たっています。

しかしその内容に関して、ご自身がピンと来ないことがあるでしょう。

自分が一番納得できるのは、やはりビデオ映像です。

百聞は一見にしかずとはよく言ったもので、私も一度撮影してもらって苦笑いしました。

ショートの癖、無駄な足の動き、アゴが上がっている、等々

ついでに、その時着ていたTシャツもイケてなかったので、人様の目に触れないよう休日用の肌着に用途変更しました。


少し脱線しますが、外国に旅行した際、英語で話しながらビデオカメラで撮影したことがありました。

帰国して撮ったものを見ていると、映像は良かったのですが、音声が最低でした。

自分の話す英語を聞いていると、時制の使い分けや単数と複数の区別など、あらゆる部分がめちゃくちゃなことが分かりました。

その映像を見る時は、恥ずかしさのあまりボリュームをゼロにするようになりました。

せめてもの救いは、アナウンサーの読み間違いや政治家の失言とは違い、公に流れていなかったことでしょうか。


仕事にしろ日々の生活にしろ、自分を客観視することは大切だと言われます。

この2つのビデオの事例で、自分を第三者の観点から捉える意味が痛いほど分かり、顔が真っ赤になりました。

ただそれでも事情が許せば、ビデオを撮ることをおすすめします。

自分のありのままを知るには最適だからです。


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 気にしたら負け
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ここまでは自分があまり気づかいない部分について述べました。

それとは逆に気づきすぎるケース、つまり必要以上に気にかけてしまう場合もあります。

それは、ものすごいボールを決められてしまった時などが該当します。

完璧にとらえた決め球を、鮮やかなカウンターで返されたとします。

それを返してきた相手は誰でしょうか。

まさか丹羽選手ではないですよね。

時々練習でお相手することのある、貴方とそんなに実力の違わない一般人のはずです。

つまりマグレなのです。

巷の卓球場で、そんなすごいボールをビシバシ返せる人間にお目にかかることはまずありません。

ここでも客観的に考えることが大切なのです。


対戦相手の男子中学生が鋭いチキータで打ち込んできました。

スティーブンソンの名言に「青春は何もかも実験である」というのがあります。

彼らはトップ選手の技をいろいろ試してみたい年頃なのです。

もう一度同じボールを送ってみてください。

マグレなのに自分の実力だと勘違いして気を良くしているはずです。

必ず先ほどと同じ返し方をしてミスをするはずです。

一発マグレを決められたからといって、その展開を避けようとする必要はありません。

自分の得点パターンでどんどん攻めて行きましょう。

ただしマグレが連発して、ボロ負けしてしまう相手にたまに当たることがあります。

それは上級者なので、必要以上に落ち込まないようにしてください。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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