今月下旬の2月28日から3月6日まで、マレーシアのクアラルンプールで世界選手権が行われます。
今年は夏にオリンピックがあるので、例年は4月から5月に行われる大会時期を早めて実施されます。
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思い出の2000年大会
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クアラルンプールでは2000年にも世界選手権が開催されたことがあります。
男子団体でスウェーデンが優勝し、当時は中国とともに2強時代と言われていました。
その2000年大会を最後に、男子団体は中国の7連覇が続いています。
当時スウェーデンには、ワルドナー選手、パーソン選手という名プレイヤーがいて、あの頃は良かったなと遠い目をしながら語る人もいます。
現在と比較すると、その頃日本男子は今ひとつ活躍できていませんでしたが、2000年の大会では3位に食い込むという快挙を遂げました。
松下浩二選手がドイツのボル選手に勝利した試合は、生涯のベストゲームに挙げるほど好ゲームだったそうです。
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開催地情報
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マレーシアは時差が1時間しかなく、この点については日本選手はラッキーといえます。
しかし常夏の国で、クアラルンプールの2月の平均最高気温は34度です。
大会が終わると再び激しい気温差の日本に戻るため、体調管理に注意が必要です。
マレーシアはマレー半島の南の部分と、ボルネオ島の北部から構成される国です。
首都のクアラルンプールは「クアラ」と「ルンプール」という2つの言葉を合わせて作った地名で、泥が集まった所という意味なのだそうです。
格安航空のエアアジアを使えば往復3万を切る価格もあり、真っ赤な制服の客室乗務員が迎えてくれます。
そういう激安チケットは機内食が別料金なので、あらかじめファミマでおにぎりを買っておいたのですが、機内で持ち込み品を食べてはいけないという決まりがあり残念でした。
かつて世界一の高さを誇ったペトロナス・ツインタワーというのがあり、動物園ではブタとサイを合体させて白黒に塗ったようなマレーバクに合うことができます。
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日本の代表選手
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さて卓球の話に戻ると、いつものようにテレビ東京さんが試合を放送してくれ、いつものようにそれは女子の試合が中心になると思われます。
男子の試合ももう少し時間を割いてもらえれば嬉しいのですが、無料の地デジ放送で見ることができることには感謝したいと思います。
男子は水谷選手、丹羽選手、吉村選手、松平(健)選手、大島選手で、女子は福原選手、石川選手、若宮選手、浜本選手、伊藤選手となります。
女子はバック面が表ソフトの選手が3名いて、そこそこバリエーションがある一方、男子は全員シェーク裏裏で、男女ともにカットマンは選ばれていません。
以前は塩野選手、石垣選手と男女双方にカットマンがいました。
これは相手チームに対策を絞らせず、戦型別にムラのある選手も選びにくいというプレッシャーを掛けることができました。
ペンの選手もいてくれたら面白そうなのですが、そのあたりは時代の流れで仕方ないのでしょう。
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勝負の見どころ
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男子の予選はC組で、そこにはポルトガル、ベラルーシ、シンガポール、ポーランド、ウクライナがいます。
前回はポルトガルに勝利していますが、粒ぞろいの選手で全く油断できません。
ベラルーシもエースでベテランのサムソノフ選手に2本取りされる可能性があり、そうなると厳しくなります。
女子はB組で、北朝鮮、ドイツ、チェコ、ブラジル、タイがいます。
予選で強敵の北朝鮮と当たることになり、1位で通過できるか大変難しい状況です。
1位通過できなければ、その次のステージで早い段階で中国と当たってしまう可能性があり、その場合はメダルに手が届かなくなります。
またこれまで勝っているドイツも油断できません。
最近ゾルヤ(妹)選手の調子が良く、手強い相手になりそうです。
選手の抱負を聞いているとメダル獲得は当然であり、これまでよりもさらに良い色のメダルを取りたいという力強いコメントが出ています。
私は控えめですが、男女ともにまずはなんとかメダル獲得ができればと期待しています。
メダル無しという結果もあり得ないわけではなく、そうなると夏のオリンピックに向けてのモチベーションが下がってしまいそうです。
福原選手、丹羽選手、吉村選手あたりは爆発力があって、大物選手を倒した時は頼もしく思えるのですが、やや調子に波があり見ている側も最後まで気が抜けません。
是非ベストの状態で臨み、表彰台に上がってくれるよう遠く日本から応援したいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
今年は夏にオリンピックがあるので、例年は4月から5月に行われる大会時期を早めて実施されます。
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思い出の2000年大会
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クアラルンプールでは2000年にも世界選手権が開催されたことがあります。
男子団体でスウェーデンが優勝し、当時は中国とともに2強時代と言われていました。
その2000年大会を最後に、男子団体は中国の7連覇が続いています。
当時スウェーデンには、ワルドナー選手、パーソン選手という名プレイヤーがいて、あの頃は良かったなと遠い目をしながら語る人もいます。
現在と比較すると、その頃日本男子は今ひとつ活躍できていませんでしたが、2000年の大会では3位に食い込むという快挙を遂げました。
松下浩二選手がドイツのボル選手に勝利した試合は、生涯のベストゲームに挙げるほど好ゲームだったそうです。
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開催地情報
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マレーシアは時差が1時間しかなく、この点については日本選手はラッキーといえます。
しかし常夏の国で、クアラルンプールの2月の平均最高気温は34度です。
大会が終わると再び激しい気温差の日本に戻るため、体調管理に注意が必要です。
マレーシアはマレー半島の南の部分と、ボルネオ島の北部から構成される国です。
首都のクアラルンプールは「クアラ」と「ルンプール」という2つの言葉を合わせて作った地名で、泥が集まった所という意味なのだそうです。
格安航空のエアアジアを使えば往復3万を切る価格もあり、真っ赤な制服の客室乗務員が迎えてくれます。
そういう激安チケットは機内食が別料金なので、あらかじめファミマでおにぎりを買っておいたのですが、機内で持ち込み品を食べてはいけないという決まりがあり残念でした。
かつて世界一の高さを誇ったペトロナス・ツインタワーというのがあり、動物園ではブタとサイを合体させて白黒に塗ったようなマレーバクに合うことができます。
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日本の代表選手
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さて卓球の話に戻ると、いつものようにテレビ東京さんが試合を放送してくれ、いつものようにそれは女子の試合が中心になると思われます。
男子の試合ももう少し時間を割いてもらえれば嬉しいのですが、無料の地デジ放送で見ることができることには感謝したいと思います。
男子は水谷選手、丹羽選手、吉村選手、松平(健)選手、大島選手で、女子は福原選手、石川選手、若宮選手、浜本選手、伊藤選手となります。
女子はバック面が表ソフトの選手が3名いて、そこそこバリエーションがある一方、男子は全員シェーク裏裏で、男女ともにカットマンは選ばれていません。
以前は塩野選手、石垣選手と男女双方にカットマンがいました。
これは相手チームに対策を絞らせず、戦型別にムラのある選手も選びにくいというプレッシャーを掛けることができました。
ペンの選手もいてくれたら面白そうなのですが、そのあたりは時代の流れで仕方ないのでしょう。
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勝負の見どころ
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男子の予選はC組で、そこにはポルトガル、ベラルーシ、シンガポール、ポーランド、ウクライナがいます。
前回はポルトガルに勝利していますが、粒ぞろいの選手で全く油断できません。
ベラルーシもエースでベテランのサムソノフ選手に2本取りされる可能性があり、そうなると厳しくなります。
女子はB組で、北朝鮮、ドイツ、チェコ、ブラジル、タイがいます。
予選で強敵の北朝鮮と当たることになり、1位で通過できるか大変難しい状況です。
1位通過できなければ、その次のステージで早い段階で中国と当たってしまう可能性があり、その場合はメダルに手が届かなくなります。
またこれまで勝っているドイツも油断できません。
最近ゾルヤ(妹)選手の調子が良く、手強い相手になりそうです。
選手の抱負を聞いているとメダル獲得は当然であり、これまでよりもさらに良い色のメダルを取りたいという力強いコメントが出ています。
私は控えめですが、男女ともにまずはなんとかメダル獲得ができればと期待しています。
メダル無しという結果もあり得ないわけではなく、そうなると夏のオリンピックに向けてのモチベーションが下がってしまいそうです。
福原選手、丹羽選手、吉村選手あたりは爆発力があって、大物選手を倒した時は頼もしく思えるのですが、やや調子に波があり見ている側も最後まで気が抜けません。
是非ベストの状態で臨み、表彰台に上がってくれるよう遠く日本から応援したいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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