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人様のラケットを借りて打つことはあまりないと思います。

最近たまたまそういうことができる機会がありましたので、その時に感じたことをお話しいたします。


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 空気のようなラケット
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最初にお借りしたのは、70歳あたりと思われるシニア女性のラケットでした。

片面だけに表ソフトラバーを貼った中ペン(中国式ペンホルダー)です。

握った瞬間に衝撃が走りました。

こんなラケットは生まれて初めてでした。

超絶ウルトラ軽いのです。

卓球場にあったハカリで測ると85gでした。

念のために言っておくと、ラバーを剥がしたラケット単体の重さではなく、ラバーを貼った状態のラケットが85gなのです。

これはもう笑うしかありません。

VICTASのバーサルというバルサを使った軽量ラケットに、アームストロングの赤マークMAXという表ソフトラバーの組み合わせです。

ラバーのスポンジは紙のように薄く、それでトータル85gのようです。

一通りの打法を試した感想は、当然のことながら弾み控えめによる長所と短所があるということでした。

ツッツキ系は制御がしやすく、結構鋭く突っいても長く低いボールを安定して送ることができます。

逆に台からやや離れるだけで厳しくなります。

威力のあるボールを放つことが難しいため、相手をロビングに追い込んでもスマッシュで撃ち抜くのはキツイです。

またカット打ちも角度打ちでひたすら粘るだけで、強打を叩き込むのは難しいですね。

粒は小さめで打つ際に粒が僅かにブレる感触があり、その点でもいつもの裏ソフトとの違いを改めて実感しました。

ただしお使いになっている人物のプレーを考えると、これはこれでドンピシャの用具のように思えました。

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 カットラケットをペン持ち
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2本目はバタフライの廃番ラケット、ディフェンスIVです。

フォア面はロゼナ、バック面は薄いスポンジのフェイントロング2という組み合わせです。

シェークハンドラケットですが、私はペン使いなのでペン持ちで試用しました。

カットマンラケットなのでブレードが大きめです。

しかし事前に想像したほど弾み控えめではありません。

裏ソフトラバーのロゼナは入門向けではありますが、テンションラバーで厚さもあります。

そういう要素を差し引いても、ラケット自体がALL(中間程度の弾み)レベルの反発力があるようです。

反転させ、次は粒高ラバーで打ってみました。

ペラペラですがスポンジが有ると打球はマイルドになります。

ややこしいサーブを出されても単純に相手コートに入れるだけなら、スポンジ有りの粒高のほうが適しているでしょう。

でもそれだとロングサーブを出され、返した棒球を強打されることになります。

やはりペン粒のプレースタイルを選ぶなら、変化のエグいスポンジ無しの粒高ラバーということになりますね。

カット用ラケットのため大きめのブレードです。

攻撃選手用の中ペンにもこのサイズが選択肢としてあれば良いかなと思いました。

恐らくそれは私が片面だけに裏ソフトを貼ることを考えていて、世間の多くは両面に裏ソフトを貼るからでしょう。

ブレードが大きいと重量が負担になります。

ペンはラケットを指でつまむ握りになり、シェークより重さへの負担はシビアです。


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 貼り上がりの性能はいかに
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3本目はニッタクの貼り上がり廃番ラケット、ジャパンオリジナルプラスペン#1000です。

所有者は60代あたりのシニア女性で卓球初心者です。

知人から譲ってもらったそうです。

昔のカタログを見るとこのラケットは最も安いタイプで、名称通り1000円+税のお値段でした。

製造コスト削減のため日本式ペンホルダーならではのコルクは、裏面の指の股に当たる部分にしか使われていません。

人差し指を引っ掛ける部分や裏面の半円コルクは無しです。

5枚合板で打ってみると雑味といいますか、手にビンビン響く感じがします。

ベニヤ板だとこんな感じかもしれませんね。

それはまだ我慢できるのですが、ラバーがイケてないので回転が掛かりません。

テナジーにしろファスタークにしろ、パフパフのスポンジにプルプルのシートを組み合わせた高性能卓球ラバーは、ボールをグボッとめり込ませ、元に戻る反動で高速高回転のドライブを放つことができます。

改めてその恩恵を感じつつ、この貼り上がりラケットに使われているラバーはこうも違うのかと愕然となりました。


全く性格の異なる3本のラケットを試打でき、様々な気付きや驚きがありました。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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