2011 .06.17
卓球のボールは世間一般では「ピンポン玉」と呼ばれています。
一方、卓球をする人の間では「ピンポン玉」の呼称はほとんど使われず、「ピン球(ぴんきゅう)」や、単に「ボール」もしくは「球(たま)」と呼びます。
このボールはセルロイドで出来ていて、直径は40ミリあります。
もう一回り大きいボールもあるのですが、それについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。
製造方法は、半球状のものを2つ作りそれらを貼り合わせることでボールの形に仕上げます。
一方、卓球をする人の間では「ピンポン玉」の呼称はほとんど使われず、「ピン球(ぴんきゅう)」や、単に「ボール」もしくは「球(たま)」と呼びます。
このボールはセルロイドで出来ていて、直径は40ミリあります。
もう一回り大きいボールもあるのですが、それについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。
製造方法は、半球状のものを2つ作りそれらを貼り合わせることでボールの形に仕上げます。
レジャー用にはピンク色などのボールもありますが、通常使われるボールの色は白とオレンジの2種類です。
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★の数は品質を表す
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ボールを詳しく観察すると、★のマークがついているものがあります。
この★は品質を表すもので、★の数が多いほど高品質のボールになります。
★の数で分類すると以下の4段階の品質があります。
1.★★★:通称スリースター
2.★★:通称ツースター
3.★:通称ワンスター
4.(★なし)
1.のスリースターは、一番高品質なボールで、試合にはこのボールが使われます。
具体的にどういった点で品質が高いのかと言うと、製造過程で狂いがあればボールは本来の方向とは違う方向に転がります。
この狂いが極めて少ないものが高品質なボールになります。
4.の★がないボールは、先に述べたレジャー用のボールやトレーニング用のボール「通称:トレ球(とれきゅう)」として使われます。
トレ球は早いテンポでボールを次々に出して、連続的に打球を行う多球練習などでよく使われます。
トレ球は★が全くないからといって、デタラメな方向に飛んでいってしまうような低品質のボールではありません。
(そのようなボールは不良品として市場に出荷されません)
一般の方であれば、通常の練習をトレ球で行っても充分問題ない程度の品質なので安心してください。
初級レベルの方の場合は、★★★よりも財布にやさしいトレ球の方がむしろお勧めです。
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2012年にボールが変わる!
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さて、最初にピン球はセルロイドで出来ていると説明しましたが、2012年のロンドンオリンピックの後、このボールが変更になります。
変更点は以下の2つです。
1.材質がセルロイドからプラスチックに変わる。
2.ボールの継ぎ目がなくなる。
1.の材質の変更について
どういう影響があるのか興味深いところです。
非常に小さいボールをあつかう競技なので、特に上級選手にとってはほんのわずかな変更が大きな影響となる可能性があります。
製造するメーカーさんは、可能なかぎり現在のボールに近づけるのは確かでしょうが、打球感やボールの挙動など完全に同じにはならないと思います。
ラリーが続くことが期待される風潮なので、ひょっとするとこの機会に意図的にボールのスピードを落とすように調整するかもしれませんね。
2.の継ぎ目がなくなることについて
ボールの動きの均一さが、より正確になると思われます。
そのため、★★★よりもさらに高い品質の定義(★★★★?)が行われるのでは?と予想している人もいます。
しかし、私はプラスチックボールではこれまでとは違った新規の品質定義が行われると考えています。
(例:A、B、Cのような品質ランクづけ)
また、ボールの継ぎ目がなくなることで、確実に割れにくくなるでしょう。
今のボールが割れる場所はほとんどが接合部分です。
2つのパーツを張り合わせているため、構造上どうしてもその部分から割れやすくなっています。
従ってボールを買う頻度が少なくなり、私達にはうれしい結果になると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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★の数は品質を表す
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ボールを詳しく観察すると、★のマークがついているものがあります。
この★は品質を表すもので、★の数が多いほど高品質のボールになります。
★の数で分類すると以下の4段階の品質があります。
1.★★★:通称スリースター
2.★★:通称ツースター
3.★:通称ワンスター
4.(★なし)
1.のスリースターは、一番高品質なボールで、試合にはこのボールが使われます。
具体的にどういった点で品質が高いのかと言うと、製造過程で狂いがあればボールは本来の方向とは違う方向に転がります。
この狂いが極めて少ないものが高品質なボールになります。
4.の★がないボールは、先に述べたレジャー用のボールやトレーニング用のボール「通称:トレ球(とれきゅう)」として使われます。
トレ球は早いテンポでボールを次々に出して、連続的に打球を行う多球練習などでよく使われます。
トレ球は★が全くないからといって、デタラメな方向に飛んでいってしまうような低品質のボールではありません。
(そのようなボールは不良品として市場に出荷されません)
一般の方であれば、通常の練習をトレ球で行っても充分問題ない程度の品質なので安心してください。
初級レベルの方の場合は、★★★よりも財布にやさしいトレ球の方がむしろお勧めです。
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2012年にボールが変わる!
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さて、最初にピン球はセルロイドで出来ていると説明しましたが、2012年のロンドンオリンピックの後、このボールが変更になります。
変更点は以下の2つです。
1.材質がセルロイドからプラスチックに変わる。
2.ボールの継ぎ目がなくなる。
1.の材質の変更について
どういう影響があるのか興味深いところです。
非常に小さいボールをあつかう競技なので、特に上級選手にとってはほんのわずかな変更が大きな影響となる可能性があります。
製造するメーカーさんは、可能なかぎり現在のボールに近づけるのは確かでしょうが、打球感やボールの挙動など完全に同じにはならないと思います。
ラリーが続くことが期待される風潮なので、ひょっとするとこの機会に意図的にボールのスピードを落とすように調整するかもしれませんね。
2.の継ぎ目がなくなることについて
ボールの動きの均一さが、より正確になると思われます。
そのため、★★★よりもさらに高い品質の定義(★★★★?)が行われるのでは?と予想している人もいます。
しかし、私はプラスチックボールではこれまでとは違った新規の品質定義が行われると考えています。
(例:A、B、Cのような品質ランクづけ)
また、ボールの継ぎ目がなくなることで、確実に割れにくくなるでしょう。
今のボールが割れる場所はほとんどが接合部分です。
2つのパーツを張り合わせているため、構造上どうしてもその部分から割れやすくなっています。
従ってボールを買う頻度が少なくなり、私達にはうれしい結果になると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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