2025 .02.01
今回も前回に引き続き、全日本選手権について私の周囲で交わされた意見をご紹介いたします。
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ハイリスクプレー
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男子シングルスでは松島選手が初優勝しました。
NHKで放送された決勝戦をご覧になった方は、彼の豪快なショットがまだ脳裏に焼き付いているでしょう。
そして全試合があのような展開だと思ってしまうかもしれません。
ところが全く異なる内容の場合もあり、準々決勝の曽根選手との対戦がそうでした。
ほとんどラリーというものが続かない、非常に荒っぽく見えた試合でした。
卓球王国のサイトではそういう展開であったことを説明しつつ、控えめな大人の表現でまとめたレポートになっていました。
ネット配信で視聴したAさんは、お互いが無謀な一撃必殺のレシーブを仕掛け合うだけに終始し、正直見ていてつまらなかったと語っていました。
Aさんは卓球は見るよりもやるスポーツだという持論を持っています。
見るスポーツとしても人気が出て欲しいのは山々ですが、典型的な見所のない試合がこれだったと振り返ります。
同様の展開は過去の全日本や世界選手権でもたまにありました。
確かにラリー指向ではない選手というのはいらっしゃいます。
例えば伊藤美誠選手がそうで、彼女の試合は、バキバキッ、バキバキッ、という短い攻防が普通です。
しかし見ていると分かる通り、無茶打ちではない計算された速攻で、多彩な技のバリエーションには興味深いものがあります。
Aさんは技術職ということもあり論理的に考える人です。
返球精度があまりに低いのは無謀でしかなく、上級者なら質の高い繋ぎはできるはずです。
仮に甘い返球になったとしても100%決定打を決められてしまうわけではありません。
相手の打ちミスもあるでしょうし、スマッシュを食らってもブロックで返せる可能性はあります。
どうかそのあたりも考えてもらえたらというAさんのご意見でした。
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ハイリスクプレー
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男子シングルスでは松島選手が初優勝しました。
NHKで放送された決勝戦をご覧になった方は、彼の豪快なショットがまだ脳裏に焼き付いているでしょう。
そして全試合があのような展開だと思ってしまうかもしれません。
ところが全く異なる内容の場合もあり、準々決勝の曽根選手との対戦がそうでした。
ほとんどラリーというものが続かない、非常に荒っぽく見えた試合でした。
卓球王国のサイトではそういう展開であったことを説明しつつ、控えめな大人の表現でまとめたレポートになっていました。
ネット配信で視聴したAさんは、お互いが無謀な一撃必殺のレシーブを仕掛け合うだけに終始し、正直見ていてつまらなかったと語っていました。
Aさんは卓球は見るよりもやるスポーツだという持論を持っています。
見るスポーツとしても人気が出て欲しいのは山々ですが、典型的な見所のない試合がこれだったと振り返ります。
同様の展開は過去の全日本や世界選手権でもたまにありました。
確かにラリー指向ではない選手というのはいらっしゃいます。
例えば伊藤美誠選手がそうで、彼女の試合は、バキバキッ、バキバキッ、という短い攻防が普通です。
しかし見ていると分かる通り、無茶打ちではない計算された速攻で、多彩な技のバリエーションには興味深いものがあります。
Aさんは技術職ということもあり論理的に考える人です。
返球精度があまりに低いのは無謀でしかなく、上級者なら質の高い繋ぎはできるはずです。
仮に甘い返球になったとしても100%決定打を決められてしまうわけではありません。
相手の打ちミスもあるでしょうし、スマッシュを食らってもブロックで返せる可能性はあります。
どうかそのあたりも考えてもらえたらというAさんのご意見でした。
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練習内容に思いを巡らせる
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Bさんは同じ試合を見ていて別の感想をお持ちでした。
準々決勝の松島vs曽根戦だけを見た人が、卓球とはボールさばきを極めるだけでトップ選手になれてしまうという短絡的決めつけをすることを心配していました。
もう少し補足すると、一般的なアスリート像として思い浮かべる持久力や瞬発力は不要という誤った考えです。
卓球は運動能力の低い者がやるスポーツだと言われてしまうことがあります。
それは大いなる誤解で、身体能力が高くない人であっても手軽に始めることができるという競技特性の長所を曲解しているのです。
ただしそれとは全く別の観点から、Bさんはランニングや筋トレに多くの練習時間を割くのは適切ではないと考えています。
卓球競技の上達には多球練習が極めて効果的で、そこに重点を置くべきとしています。
他にも優先度が高いのはフットワーク、そしてサーブレシーブは実戦に即反映できる練習です。
幸いにも最も注目を集める決勝戦では打撃戦が見られ、Bさんはほっとしたと語っていました。
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戦術とユニフォーム
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Cさんは早田選手のファンである女性です。
怪我からどこまで回復しているのかというのが多くの卓球ファンの注目点でした。
それもありますがCさんとしては戦術面に注視していました。
決勝はサーブの90数%を張本選手のフォア前に集中して出していました。
普通に考えるといくらなんでも同じ所に出し過ぎです。
でも現実にはそれが絶妙に効いていて先手を取って攻めることができていました。
同じサーブは決して連続して出さないCさんは、若干ですが考えを改めることにしたそうです。
なおファンであっても意見が異なるのがユニフォームでした。
早田選手は全日本ではご自身の好みを反映したユニフォームを着用しています。
今回は花びらをあしらったデザインでした。
受注生産で現在レプリカユニの受付が行われています。
Cさんいわく早田さんは大胆な図柄が好きみたいとのこと。
あの全身に花びらを散りばめたユニを自分が着るのは抵抗があるそうです。
そう言えば2年前の決勝ユニを振り返ると上下セットで中心は大きな稲妻模様でした。
他にもパジャマ風?のひなUNIシャツというのがあり、某ネットショップではまだ販売中です。
そのタイプは男女兼用で、私が着てみたいかと問われれば答えは「勘弁してください」です。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
練習内容に思いを巡らせる
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Bさんは同じ試合を見ていて別の感想をお持ちでした。
準々決勝の松島vs曽根戦だけを見た人が、卓球とはボールさばきを極めるだけでトップ選手になれてしまうという短絡的決めつけをすることを心配していました。
もう少し補足すると、一般的なアスリート像として思い浮かべる持久力や瞬発力は不要という誤った考えです。
卓球は運動能力の低い者がやるスポーツだと言われてしまうことがあります。
それは大いなる誤解で、身体能力が高くない人であっても手軽に始めることができるという競技特性の長所を曲解しているのです。
ただしそれとは全く別の観点から、Bさんはランニングや筋トレに多くの練習時間を割くのは適切ではないと考えています。
卓球競技の上達には多球練習が極めて効果的で、そこに重点を置くべきとしています。
他にも優先度が高いのはフットワーク、そしてサーブレシーブは実戦に即反映できる練習です。
幸いにも最も注目を集める決勝戦では打撃戦が見られ、Bさんはほっとしたと語っていました。
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戦術とユニフォーム
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Cさんは早田選手のファンである女性です。
怪我からどこまで回復しているのかというのが多くの卓球ファンの注目点でした。
それもありますがCさんとしては戦術面に注視していました。
決勝はサーブの90数%を張本選手のフォア前に集中して出していました。
普通に考えるといくらなんでも同じ所に出し過ぎです。
でも現実にはそれが絶妙に効いていて先手を取って攻めることができていました。
同じサーブは決して連続して出さないCさんは、若干ですが考えを改めることにしたそうです。
なおファンであっても意見が異なるのがユニフォームでした。
早田選手は全日本ではご自身の好みを反映したユニフォームを着用しています。
今回は花びらをあしらったデザインでした。
受注生産で現在レプリカユニの受付が行われています。
Cさんいわく早田さんは大胆な図柄が好きみたいとのこと。
あの全身に花びらを散りばめたユニを自分が着るのは抵抗があるそうです。
そう言えば2年前の決勝ユニを振り返ると上下セットで中心は大きな稲妻模様でした。
他にもパジャマ風?のひなUNIシャツというのがあり、某ネットショップではまだ販売中です。
そのタイプは男女兼用で、私が着てみたいかと問われれば答えは「勘弁してください」です。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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