2025 .09.27
来月バタフライから新しいラバーが発売されます。
張本兄弟など契約選手はすでに世界選手権で使用しています。
今回はそれについて私が耳にした一般人の意見をご紹介します。
──────────────────────
気軽に買えない価格
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新製品の名前は「ザイア03」です。
アルファベット表記は「ZYRE03」となります。
このラバーは2つの特徴があります。
特徴その1:お値段が高い
メーカーサイトではオープン価格となっています。
小売店での予想価格は、なななんと13000~14000円あたりになるらしいのです。
これまでにも中国ナショナルチーム用の特別仕様ラバーが、1万円後半の価格で売られていることはありました。
しっかしこれはトップメーカーであるバタフライが、主力製品として販売する裏ソフトラバーです。
世界中のお客様にこのラバーをリピート購入してもらうことを狙っており、高い波が連続して打ち寄せる津波のような打撃を卓球競技者のお財布に与えます。
年明けの福引や大会の入賞プレゼントで「お好きなラバー」と指定されていることがあります。
その中にザイア03を含めるかどうか悩ましいことになりそうです。
含めるなら参加費を100円値上げする、含めないなら実売10000円以下のラバーに限定する、などになりそうです。
それ以上に厳しいのが、お子様からザイア03をおねだりされた親御さんです。
両面に貼るととんでもない出費です。
ラバーなので定期的に貼り替えることになります。
1970年代の中国卓球を振り返り、ペン表の前陣速攻に転向すれば経済的に楽になれると冗談が飛び出しました。
(片面だけにラバーを貼ることと、表ソフトは長持ちするのが理由です)
張本兄弟など契約選手はすでに世界選手権で使用しています。
今回はそれについて私が耳にした一般人の意見をご紹介します。
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気軽に買えない価格
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新製品の名前は「ザイア03」です。
アルファベット表記は「ZYRE03」となります。
このラバーは2つの特徴があります。
特徴その1:お値段が高い
メーカーサイトではオープン価格となっています。
小売店での予想価格は、なななんと13000~14000円あたりになるらしいのです。
これまでにも中国ナショナルチーム用の特別仕様ラバーが、1万円後半の価格で売られていることはありました。
しっかしこれはトップメーカーであるバタフライが、主力製品として販売する裏ソフトラバーです。
世界中のお客様にこのラバーをリピート購入してもらうことを狙っており、高い波が連続して打ち寄せる津波のような打撃を卓球競技者のお財布に与えます。
年明けの福引や大会の入賞プレゼントで「お好きなラバー」と指定されていることがあります。
その中にザイア03を含めるかどうか悩ましいことになりそうです。
含めるなら参加費を100円値上げする、含めないなら実売10000円以下のラバーに限定する、などになりそうです。
それ以上に厳しいのが、お子様からザイア03をおねだりされた親御さんです。
両面に貼るととんでもない出費です。
ラバーなので定期的に貼り替えることになります。
1970年代の中国卓球を振り返り、ペン表の前陣速攻に転向すれば経済的に楽になれると冗談が飛び出しました。
(片面だけにラバーを貼ることと、表ソフトは長持ちするのが理由です)
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初登場の粒形状
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特徴その2:粒が低いシート
ザイア03の物理的特徴は、粒の高さが低いことです。
従来バタフライのラバーの説明の中で「ひきつれ効果」という表現がありました。
裏ソフトラバーにボールが当たると食い込みます。
その際トップシートが押されて粒が倒れます。
倒れた粒がプルンと元に戻り、ボールを跳ね返すその様を「ひきつれ効果」と説明していました。
さてザイア03のように低い粒が密集したシートで、十分なひきつれ効果が発揮できるのでしょうか。
断面の拡大図を見ると、あまりそうなっていないように見えます。
説明文を読むと、ボール衝突時に粒が過剰に変形せずエネルギーロスを防ぐのだそうです。
この点について、私の周囲の人からは「なんか説明内容が変わったよね」といくつかツッコミをいただきました。
恐らくひきつれ効果的な食い込み感は少ないはず、と覚めた意見がありました。
典型的な中国粘着ラバーに近い感じの打ち方になるのではという見立てです。
ただしそういう意見の方に少し注意が必要なのは、中国ラバーとも違う部分がある点です。
典型的な中国粘着は肉厚シートタイプが多めです。
一方ザイア03は、粒を低くした分シートではなくスポンジを0.6mm分厚くしています。
平らな部分の厚さはディグニクスと同じで肉厚ではありません。
従って色々なタイプのラバーを打ったことがある人でも、ザイア03がどのような打球感になるか予想しにくいと漏らしていました。
はっきりしているのは、これまでのテナジーやディグニクスとは系統が異なるラバーという受け止め方です。
──────────────────────
練習仲間の期待感
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メーカーサイトでは、ディグニクスと比較したボールの弧線や軌道、回転数、スピード、威力指数(?)などを図解とともに説明してあります。
当該資料を作ったメーカーの方には申し訳ありませんが、私がお話を伺った人の多くはこの手のものにあまり関心がなさそうでした。
確かにイメージはしにくいですね。
一例として、巷の卓球愛好家の意見はこういうものだと受け止めておきましょう。
お試し用のザイア03が一部の卓球場などに出ている可能性もあるそうです。
他社の別製品の例ですが、意図的にラバーのロゴ部分がカットされ特定できないようにしているのを見たことがあるという話を聞きました。
最後にザイア03を買うか買わないかを聞いてみました。
流石にまだ発売前なので、ずっと買ってずっと使い続けるという人はいませんでした。
しかし試してみたいという人は何人もいて、それはチャレンジ精神+バタフライへの信頼なのでしょう。
私もいつか試打できるならやってみたいです。
10月発売、あともう少しです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
初登場の粒形状
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特徴その2:粒が低いシート
ザイア03の物理的特徴は、粒の高さが低いことです。
従来バタフライのラバーの説明の中で「ひきつれ効果」という表現がありました。
裏ソフトラバーにボールが当たると食い込みます。
その際トップシートが押されて粒が倒れます。
倒れた粒がプルンと元に戻り、ボールを跳ね返すその様を「ひきつれ効果」と説明していました。
さてザイア03のように低い粒が密集したシートで、十分なひきつれ効果が発揮できるのでしょうか。
断面の拡大図を見ると、あまりそうなっていないように見えます。
説明文を読むと、ボール衝突時に粒が過剰に変形せずエネルギーロスを防ぐのだそうです。
この点について、私の周囲の人からは「なんか説明内容が変わったよね」といくつかツッコミをいただきました。
恐らくひきつれ効果的な食い込み感は少ないはず、と覚めた意見がありました。
典型的な中国粘着ラバーに近い感じの打ち方になるのではという見立てです。
ただしそういう意見の方に少し注意が必要なのは、中国ラバーとも違う部分がある点です。
典型的な中国粘着は肉厚シートタイプが多めです。
一方ザイア03は、粒を低くした分シートではなくスポンジを0.6mm分厚くしています。
平らな部分の厚さはディグニクスと同じで肉厚ではありません。
従って色々なタイプのラバーを打ったことがある人でも、ザイア03がどのような打球感になるか予想しにくいと漏らしていました。
はっきりしているのは、これまでのテナジーやディグニクスとは系統が異なるラバーという受け止め方です。
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練習仲間の期待感
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メーカーサイトでは、ディグニクスと比較したボールの弧線や軌道、回転数、スピード、威力指数(?)などを図解とともに説明してあります。
当該資料を作ったメーカーの方には申し訳ありませんが、私がお話を伺った人の多くはこの手のものにあまり関心がなさそうでした。
確かにイメージはしにくいですね。
一例として、巷の卓球愛好家の意見はこういうものだと受け止めておきましょう。
お試し用のザイア03が一部の卓球場などに出ている可能性もあるそうです。
他社の別製品の例ですが、意図的にラバーのロゴ部分がカットされ特定できないようにしているのを見たことがあるという話を聞きました。
最後にザイア03を買うか買わないかを聞いてみました。
流石にまだ発売前なので、ずっと買ってずっと使い続けるという人はいませんでした。
しかし試してみたいという人は何人もいて、それはチャレンジ精神+バタフライへの信頼なのでしょう。
私もいつか試打できるならやってみたいです。
10月発売、あともう少しです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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