2023 .04.29
先月ユニークな形状のラケットをご紹介しました。
実際に購入した方が身近にいらっしゃっり、今回はそれについてお話したいと思います。
──────────────────────
概要
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どのようなラケットかおさらいすると、楕円形ブレードの片面の端に丸い木製ボールが取り付けられた見慣れない形です。
通常のシェークハンドのような長く伸びたグリップはなく、木製ボール部分を握ります。
製造メーカーであるウイングスパン社は、このラケットの形状を「カーブライン」と命名しました。
製品としてはミルラ(弾み強め)と、ブライターレイター(弾み抑えめ)の2種類があります。
購入されたA氏は値段の高いミルラのほうを選択しました。
WRM(ワールドラバーマーケット)のWebサイトから注文し、お値段は税込みで24,200円でした。
ブライターレイターのほうであれば19,800円なのだそうです。
ラケットが納められた箱は通常のラケットとは異なる正方形でした。
中が見える透明スリットはなく紺色の落ち着いた外観でした。
A氏が購入した際は、もれなくウイングスパン社のTシャツがもらえました。
私にラケットを見せてくれた時もちょうどそのTシャツを着ていました。
製品名はミルラですが、アルファベット表記ではMYRRHでちょっと読みづらいですね。
実際に購入した方が身近にいらっしゃっり、今回はそれについてお話したいと思います。
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概要
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どのようなラケットかおさらいすると、楕円形ブレードの片面の端に丸い木製ボールが取り付けられた見慣れない形です。
通常のシェークハンドのような長く伸びたグリップはなく、木製ボール部分を握ります。
製造メーカーであるウイングスパン社は、このラケットの形状を「カーブライン」と命名しました。
製品としてはミルラ(弾み強め)と、ブライターレイター(弾み抑えめ)の2種類があります。
購入されたA氏は値段の高いミルラのほうを選択しました。
WRM(ワールドラバーマーケット)のWebサイトから注文し、お値段は税込みで24,200円でした。
ブライターレイターのほうであれば19,800円なのだそうです。
ラケットが納められた箱は通常のラケットとは異なる正方形でした。
中が見える透明スリットはなく紺色の落ち着いた外観でした。
A氏が購入した際は、もれなくウイングスパン社のTシャツがもらえました。
私にラケットを見せてくれた時もちょうどそのTシャツを着ていました。
製品名はミルラですが、アルファベット表記ではMYRRHでちょっと読みづらいですね。
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準備作業
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ラケット単体では79gで、ほのかにケミカル系の臭いがしました。
A氏はラバーの貼り替えで上板が剥がれるのを防ぐため、ラケットコートを塗り始めました。
新品ラケットを使い始める時だけに必ず塗るようにしているそうです。
ミルラの表面はとても撥水性が高くラケットコートが弾かれてしまいます。
塗らなくても大丈夫ではと思えましたが念には念をと両面に塗り、乾燥するまで私と練習をしていました。
そろそろ乾いたかなと思う頃、ラケットの状態を確認しました。
弾かれたラケットコートの水滴が直径3mm程度で乾燥し、一面まだら模様になっていました。
これは、、、失敗ですね。
試しに水を少しつけてこすってみましたが、カチカチになってこびりついていて変化なしです。
A氏は気を取り直し、次にラバーを貼る作業に進みました。
全く未知のラケットなので何もかもがお試しになるとA氏は考えていました。
従って新品のラバーを貼るのは避け、かつて別のラケットに貼っていてストックしておいた中古ラバーを使うことに決めていました。
黒の粘着ラバーと赤のテンションラバーです。
接着剤をラケットに塗ると、他のラケットよりもねっとりして伸ばしにくい感じがありました。
乾燥するまで再度練習をし、ラバーを貼る際は特に問題はありませんでした。
さていよいよ試打となります。
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使ってみて分かったこと
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普通のシェークラケットならペンとは異なり指が当たる部分を削らなくても平気な人は大勢います。
でもカーブラインはシェークの握りをする場合も、縁を削らないと痛くて長時間の使用は無理でした。
A氏は木製ボール状のグリップをフォア側バック側それぞれに持ち替え試していました。
やはりボールを手のひらに当てるほうが良さそうです。
そして確かにチキータはやりやすいラケットでした。
ただ全体としては通常のシェークラケットとの違いが大きく、その違和感が利用者拡大のハードルになるのではと言っていました。
また手が小さい女性やジュニアには、このボール状のグリップはやや大きいのではということでした。
そしてペン使いの私にペンホルダー握りをして感想を聞かせて欲しいと渡されました。
ペンで使うことはできますが、シェーク握りよりもさらに違和感が大きいです。
ヴィクタス契約選手の小塩悠菜選手はユニークなグリップで知られています。
シェークラケットをペンのように握りますが人差し指も裏面に回します。
なんとなくそんな雰囲気の「板をそのまま握っている」感があります。
短時間ですが2人が使った感想はこんなところです。
このラケットはボール状のグリップがもっこり突出していますので、ラケットを2本入れるタイプのケースに納めるのが良さそうです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
準備作業
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ラケット単体では79gで、ほのかにケミカル系の臭いがしました。
A氏はラバーの貼り替えで上板が剥がれるのを防ぐため、ラケットコートを塗り始めました。
新品ラケットを使い始める時だけに必ず塗るようにしているそうです。
ミルラの表面はとても撥水性が高くラケットコートが弾かれてしまいます。
塗らなくても大丈夫ではと思えましたが念には念をと両面に塗り、乾燥するまで私と練習をしていました。
そろそろ乾いたかなと思う頃、ラケットの状態を確認しました。
弾かれたラケットコートの水滴が直径3mm程度で乾燥し、一面まだら模様になっていました。
これは、、、失敗ですね。
試しに水を少しつけてこすってみましたが、カチカチになってこびりついていて変化なしです。
A氏は気を取り直し、次にラバーを貼る作業に進みました。
全く未知のラケットなので何もかもがお試しになるとA氏は考えていました。
従って新品のラバーを貼るのは避け、かつて別のラケットに貼っていてストックしておいた中古ラバーを使うことに決めていました。
黒の粘着ラバーと赤のテンションラバーです。
接着剤をラケットに塗ると、他のラケットよりもねっとりして伸ばしにくい感じがありました。
乾燥するまで再度練習をし、ラバーを貼る際は特に問題はありませんでした。
さていよいよ試打となります。
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使ってみて分かったこと
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普通のシェークラケットならペンとは異なり指が当たる部分を削らなくても平気な人は大勢います。
でもカーブラインはシェークの握りをする場合も、縁を削らないと痛くて長時間の使用は無理でした。
A氏は木製ボール状のグリップをフォア側バック側それぞれに持ち替え試していました。
やはりボールを手のひらに当てるほうが良さそうです。
そして確かにチキータはやりやすいラケットでした。
ただ全体としては通常のシェークラケットとの違いが大きく、その違和感が利用者拡大のハードルになるのではと言っていました。
また手が小さい女性やジュニアには、このボール状のグリップはやや大きいのではということでした。
そしてペン使いの私にペンホルダー握りをして感想を聞かせて欲しいと渡されました。
ペンで使うことはできますが、シェーク握りよりもさらに違和感が大きいです。
ヴィクタス契約選手の小塩悠菜選手はユニークなグリップで知られています。
シェークラケットをペンのように握りますが人差し指も裏面に回します。
なんとなくそんな雰囲気の「板をそのまま握っている」感があります。
短時間ですが2人が使った感想はこんなところです。
このラケットはボール状のグリップがもっこり突出していますので、ラケットを2本入れるタイプのケースに納めるのが良さそうです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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