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今回はピン球に関するお話(その2)です。


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硬いニッタク、柔らかいTSP
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ある程度上達してくると打球感でボールの違いが分かってきます。

このボールの違いとは、以前お話ししたラージボール(44mm)と通常のボール(40mm)の違いということではありません。

同じ40mmのボールでもメーカーにより打球感が異なります。

例えばニッタクのボールと、TSPのボールを打ち比べた場合、ニッタクは硬い感じで、TSPは柔らかい感じがします。

その辺の市民大会にちょこっと出るレベルの私ですら違いがわかるので、トップ選手にとっては試合球にどこのボールを使うのかは大変重要です。

主要な大会では、試合のかなり前からどこのメーカーのボールを使うかが発表されていて、選手はそのボールを使って打球感を確認しています。


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ニッタクのトップボールはおすすめ
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以前、★の数と品質の関係について説明しました。
(★の数が多いほど高品質)

★のない(★の数がゼロ)ボールは価格が手頃で、レクリエーション指向の方であれば十分な品質が確保されています。

その★のないボールですが、ニッタクがトップボールという商品を販売しています。

このトップボールは、「試合球に限りなく近いバウンドをする準試合球レベル」という位置づけになっており、価格と品質、双方のバランスを考えると非常にコストパフォーマンスに優れたボールなのでお勧めです。


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★の数による品質の定義
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現在、★が3つから0までの4段階の品質定義がありますが、これは個人的には多すぎるという感じがします。

購入する側から考えれば、最高級の★★★と★のないトレーニングボールの2種類があればそれで十分と考える人が多いのではないでしょうか。

特に★★の存在は極めて中途半端で、一部のメーカしか生産していません。

(注)私が勝手に想像しているだけですが、2012年に、継ぎ目のない
 ボールが出る時点で定義される”かもしれない”次の新規格で、
 品質の種類を少なくしてくれたらいいのにと考えています。


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凹んだボールの再生
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映画「ピンポン」でオババ役の夏木マリさんが、ピン球を熱で再生していました。

ひびが入ったたボールは再生できませんが、踏みつけて凹んでしまったボールなら、蒸気で熱することで中の空気を膨張させ、ある程度まで元の球状に戻すことができます。

※直接火であぶるのは、球が燃えて危険ですのでやめてくださいね。

ただし完全な球形ではなく少しひずんた状態になるため、多球練習などの限られた場面での再利用となります。

モノが溢れている現代日本で、現実にこんな再生をしているところはないだろうと思われる方がいらっしゃるかもしれません。

私が以前参加していた市民クラブでは、これをやっていました。

会費が安い分、用具もお金をかけておらず、蒸気を当てて再生したボールには△の印をマジックで書いて区別していました。


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変わり種ボール
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(1)
アディダスが販売している練習球は、ボールの周囲にぐるっと3本の線が引かれていてユニークです。

試合球とトレーニングボールを識別しやすくするためのデザインではないかと思います。

(2)
公式な試合に使うことができるボールは白とオレンジの2色ですが、レジャー用にはピンクや緑といったカラフルなボールがあり、例えばヨーラ(JOOLA)というメーカーが販売しています。

このヨーラというメーカーは、その他にも直径が55mmもあるボール(当然レジャー用です)を売っています。

(3)
また、ディスカウントショップなどでは、サッカーボール等の模様をつけたボールも見かけます。

一度、サッカーボール模様のピン球(濃いピンク+黒)を使ったことがありますが、かなり変な感じがしました。

色合いという点での違和感は大きく、やはり公式球の明るい色は視認性を高めて良いということが実感できました。


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ボールパーソン
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ボール関連ということで、卓球のボールパーソンについても触れたいと思います。

※「ボールパーソン」とは以前「ボールボーイ」と呼ばれていた
 人のことです。

 ポリティカル・コレクトネスといって、中立的な表現を使おう
 とする運動に合わせた呼称です。

 例:保母さん→保育士、肌色→うすだいだい色


テニスでは球を拾うのはボールパーソンの役割としています。

少年少女がキビキビとした動作で球を拾うのは好感が持てますし、彼らにとって間近でトップ選手のプレーを見ることができるのは、とてもいい体験になります。

卓球でも過去にオリンピックや全日本選手権などで、ボールパーソンがいたことがありますが、今は見かけません。

卓球ではあまり効果がないためというのが理由らしいのですが、選手が自分で球を拾いに行くあの間合いがあるのがいいんだよという意見もあります。

確かに少しの間ですが、いろいろ考えたり、気持ちを落ち着けたりすることができていいのかもしれませんね。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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