2024 .10.26
数年前、韓国メーカーエクシオンの製品を現地購入した人の体験談を書いたことがありました。
その方と久しぶりに卓球場でお会いしました。
今月もたまたま韓国に行く機会があり、ラケットを購入したそうです。
休憩場所で伺ったそのお話をご紹介したいと思います。
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いざソウルへ
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日村さん(仮名)は、過去に韓国ソウルにあるスポーツ用品店で知人のためにラケットを購入したことがあります。
その時に買ったモノは知人から非常に好評をいただいたそうです。
今回の訪問でも同様のラケットをもう一本買って欲しいという要望をもらいました。
日村さんはお安い御用と引き受け、格安航空券+格安ホテルを予約して旅立ちました。
最初の訪韓時はお店を探りながらいろいろな場所を歩き回る苦労がありました。
2度目となるともう目的の場所は把握しており、10店舗ほどあるお店を効率的に端から突撃していく計画でした。
しかしながら現実にはその手前で何らかの困難が生じるものです。
まず今回は空港の入国審査まで1時間もかかってしまいました。
長蛇の列で皆さんイライラ。
指紋の採取でトラブったり、係員に文句を言っている人もいます。
市内の移動はICカードをかざし列車にすんなり、、とはいかず、残高不足でチャージの方法を問い合わせることになりました。
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苦難の連続
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目的の東大門(トンデムン)周辺にやっと到着しました。
お腹が空いていたのですがもう夕方で、お店が閉まる前にキャリーケースをゴロゴロ引っ張りながらハシゴするしかありません。
前回同様、卓球用品を置いている店は少なめで、あっても寂しい品揃えでした。
しかし日村さんは数年前ラケットを購入したお店が最後の場所にあることに大きな期待を寄せていました。
豊富なラインナップがあり、日本語で応対してもらえたのです。
そしていよいよそのお店に、、あれっ、、
以前あった場所が新しい別の建物に変わっていたのです。
こういう時、人間の心理として場所が間違っていないか2度も3度も確認するそうで、日村さんも同じだったそうです。
3分ほど経過して現実を受け入れ、ひとまずコンビニでお弁当を買いました。
店内のイートインスペースで食べ始めると、ご飯が硬くパサパサでした。
賞味期限が近づいた割引価格のお弁当のようでした。
失意のままホテルにチエックインし、計画の練り直しです。
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ネット検索で状況を打開
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ショッピングモールや有名デパートにはスポーツ用品店が必ずあります。
でもそういう所で卓球用品の取り扱いはイマイチなはずです。
そこでエクシオン社のサイトからリンクされている卓球専用ショップを検索しました。
ソウル市内には3店舗あり、翌日それらを順番に訪れることにしました。
1店舗目はお店が開いていませんでした。
なぜならその日はハングルの日という韓国の祝日だったからです。
もしかすると他の2店舗も、、と心配しつつ、行ってみるしかないと気持ちを奮い立たせ足を進めました。
祈るような気持ちで訪れた2店舗目は開いていました。
お店の前で思わず軽くガッツポーズを取り入店しました。
しかし知人から購入依頼のあった商品が見つかりません。
店員さんに訊ねると販売終了したとのことでした。
もうここで正直とどめを刺されたのだと日村さんは感じました。
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ダメ元
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普通の人は韓国と言えば、真っ先にソウルの渋谷などと言われる明洞(ミョンドン)あたりに向かいます。
そしてピビンバや冷麺を食べるのが定番なのでしょう。
日村さんはそういう人とは全く方向が異なる動きをしていることにふと気がついたそうです。
まあ卓球オタク、もとい愛好家にはどうでもいいことですね。
さあ、あと1店舗残ってるじゃないか。
ここで諦めたら一生後悔するぞ。
一縷(いちる)の望みを託し、最後のお店を目指しました。
(つづく)
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
その方と久しぶりに卓球場でお会いしました。
今月もたまたま韓国に行く機会があり、ラケットを購入したそうです。
休憩場所で伺ったそのお話をご紹介したいと思います。
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いざソウルへ
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日村さん(仮名)は、過去に韓国ソウルにあるスポーツ用品店で知人のためにラケットを購入したことがあります。
その時に買ったモノは知人から非常に好評をいただいたそうです。
今回の訪問でも同様のラケットをもう一本買って欲しいという要望をもらいました。
日村さんはお安い御用と引き受け、格安航空券+格安ホテルを予約して旅立ちました。
最初の訪韓時はお店を探りながらいろいろな場所を歩き回る苦労がありました。
2度目となるともう目的の場所は把握しており、10店舗ほどあるお店を効率的に端から突撃していく計画でした。
しかしながら現実にはその手前で何らかの困難が生じるものです。
まず今回は空港の入国審査まで1時間もかかってしまいました。
長蛇の列で皆さんイライラ。
指紋の採取でトラブったり、係員に文句を言っている人もいます。
市内の移動はICカードをかざし列車にすんなり、、とはいかず、残高不足でチャージの方法を問い合わせることになりました。
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苦難の連続
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目的の東大門(トンデムン)周辺にやっと到着しました。
お腹が空いていたのですがもう夕方で、お店が閉まる前にキャリーケースをゴロゴロ引っ張りながらハシゴするしかありません。
前回同様、卓球用品を置いている店は少なめで、あっても寂しい品揃えでした。
しかし日村さんは数年前ラケットを購入したお店が最後の場所にあることに大きな期待を寄せていました。
豊富なラインナップがあり、日本語で応対してもらえたのです。
そしていよいよそのお店に、、あれっ、、
以前あった場所が新しい別の建物に変わっていたのです。
こういう時、人間の心理として場所が間違っていないか2度も3度も確認するそうで、日村さんも同じだったそうです。
3分ほど経過して現実を受け入れ、ひとまずコンビニでお弁当を買いました。
店内のイートインスペースで食べ始めると、ご飯が硬くパサパサでした。
賞味期限が近づいた割引価格のお弁当のようでした。
失意のままホテルにチエックインし、計画の練り直しです。
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ネット検索で状況を打開
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ショッピングモールや有名デパートにはスポーツ用品店が必ずあります。
でもそういう所で卓球用品の取り扱いはイマイチなはずです。
そこでエクシオン社のサイトからリンクされている卓球専用ショップを検索しました。
ソウル市内には3店舗あり、翌日それらを順番に訪れることにしました。
1店舗目はお店が開いていませんでした。
なぜならその日はハングルの日という韓国の祝日だったからです。
もしかすると他の2店舗も、、と心配しつつ、行ってみるしかないと気持ちを奮い立たせ足を進めました。
祈るような気持ちで訪れた2店舗目は開いていました。
お店の前で思わず軽くガッツポーズを取り入店しました。
しかし知人から購入依頼のあった商品が見つかりません。
店員さんに訊ねると販売終了したとのことでした。
もうここで正直とどめを刺されたのだと日村さんは感じました。
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ダメ元
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普通の人は韓国と言えば、真っ先にソウルの渋谷などと言われる明洞(ミョンドン)あたりに向かいます。
そしてピビンバや冷麺を食べるのが定番なのでしょう。
日村さんはそういう人とは全く方向が異なる動きをしていることにふと気がついたそうです。
まあ卓球オタク、もとい愛好家にはどうでもいいことですね。
さあ、あと1店舗残ってるじゃないか。
ここで諦めたら一生後悔するぞ。
一縷(いちる)の望みを託し、最後のお店を目指しました。
(つづく)
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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