2024 .11.09
前回に引き続き、韓国でラケットを購入しようとした日村さん仮名)のお話の続編をお届けします。
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最後のお店
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スポーツ店エリアでは目的の製品は見つからず、メーカーサイトから検索した専門店を訪れることにしました。
祝日のため閉まっていたお店があり、開いていたお店でも目的のラケットは販売終了だと告げられ、かなり望み薄の状況でした。
しかしネット検索で見つけた3店舗中2店舗を訪れ、残り1つを諦めるのはモヤモヤが残ります。
はっきり言って意地でしかないのですが、気力を振り絞り最後のお店を目指しました。
目的の3店舗目は雑居ビルの3階にあり、祈りながらエレベーターのボタンを押しました。
幸運にもお店は営業中でした「ラッキー!」。
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最後のお店
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スポーツ店エリアでは目的の製品は見つからず、メーカーサイトから検索した専門店を訪れることにしました。
祝日のため閉まっていたお店があり、開いていたお店でも目的のラケットは販売終了だと告げられ、かなり望み薄の状況でした。
しかしネット検索で見つけた3店舗中2店舗を訪れ、残り1つを諦めるのはモヤモヤが残ります。
はっきり言って意地でしかないのですが、気力を振り絞り最後のお店を目指しました。
目的の3店舗目は雑居ビルの3階にあり、祈りながらエレベーターのボタンを押しました。
幸運にもお店は営業中でした「ラッキー!」。
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お目当ての製品
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ところで日村さんが知人から購入を依頼されていたのは、具体的に以下の製品でした。
エクシオン社の日本式ペンホルダーラケットで、角型ヒノキ単板のHIBI-O(響王)シリーズです。
3種類のグレード、無印のHIBI-O、HIBI-O Pro、HIBI-O Tourがあり、後のほうがより高級品になります。
この製品のどういう部分が知人のハートに刺さるのかと言えば、ラケットの基本の品質だけでなく、独創的な仕上げがクールな点です。
一般的な日本式ペンホルダーで見かける裏面半円コルクではなく、台形を二重に配した分割デザインです。
裏面は黒塗装ですが、ルールに抵触しない程度にわずかに色を変えた塗料で「響」の漢字が描かれています。
グリップも単純なコルク片を貼り付けるのではなく凝った作りとなっています。
そういうタイプは残念ながら日本では販売されていません。
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想定外のラケット
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話を元に戻すと、入店してすぐに日本式ペンホルダーが目に飛び込んできました。
もしやと近づくと、それは別系統の製品で日本でもお馴染みの裏面半円コルクがついた大人しめのものでした。
あとは通常のシェークハンドラケットやラバーが並び、エクシオン社の製品だけでなくバタフライ製品も若干ありました。
落胆したまま帰ろうとすると、隅の方に日ペンらしきラケットがありました。
それはHIBI-Oではなく、なんちゃってHIBI-O的な製品であるM-Powerというラケットでした。
裏面コルクやグリップの装飾をHIBI-Oに似せた廉価版日ペンです。
詳しく観察したかったのですが、半透明のケースに密封されています。
店員さんに手に取って見たいと依頼すると、ケースを壊さないと不可能とのことでした。
どうするかしばらく悩んだ後、失敗してもいいからお土産として1本買うことにしました。
HIBI-Oシリーズより一桁安く、その理由は後で判明しました。
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買ってよかった
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日村さんはこれである程度納得でき、お店を出た後は別の人に頼まれていた骨董品や化粧品の品定めに向かいました(大変ですね)。
夜、ホテルでラケットが入ったケースを眺めていました。
やはり中の実物を見てみたいと思い、フロントでハサミを借りてケースの端に切れ込みを入れて開封しました。
入っていたラケットはある一点を除いて満足の行く形や仕上がりでした。
ある一点とは板の基本仕様でした。
単板なのですがヒノキではなく、スプルースというまな板などに使われる木材でした。
そして木目は斜めに傾いており、それぞれの間隔が結構広めです。
9~10mmの厚さはあるものの、かなり軽量で80g未満だと思いました。
帰国して知人にお土産としてタダでプレゼントするつもりでした。
知人は興味を示し、日村さんが購入した金額+αを払うと申し出てくれたそうです。
実際にラバーを貼って打ってみた所、それなりにまともな弾みで値段以上の価値は十分にあったそうです。
M-PowerのMは、まな板のMだと解釈しているとのこと。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
お目当ての製品
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ところで日村さんが知人から購入を依頼されていたのは、具体的に以下の製品でした。
エクシオン社の日本式ペンホルダーラケットで、角型ヒノキ単板のHIBI-O(響王)シリーズです。
3種類のグレード、無印のHIBI-O、HIBI-O Pro、HIBI-O Tourがあり、後のほうがより高級品になります。
この製品のどういう部分が知人のハートに刺さるのかと言えば、ラケットの基本の品質だけでなく、独創的な仕上げがクールな点です。
一般的な日本式ペンホルダーで見かける裏面半円コルクではなく、台形を二重に配した分割デザインです。
裏面は黒塗装ですが、ルールに抵触しない程度にわずかに色を変えた塗料で「響」の漢字が描かれています。
グリップも単純なコルク片を貼り付けるのではなく凝った作りとなっています。
そういうタイプは残念ながら日本では販売されていません。
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想定外のラケット
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話を元に戻すと、入店してすぐに日本式ペンホルダーが目に飛び込んできました。
もしやと近づくと、それは別系統の製品で日本でもお馴染みの裏面半円コルクがついた大人しめのものでした。
あとは通常のシェークハンドラケットやラバーが並び、エクシオン社の製品だけでなくバタフライ製品も若干ありました。
落胆したまま帰ろうとすると、隅の方に日ペンらしきラケットがありました。
それはHIBI-Oではなく、なんちゃってHIBI-O的な製品であるM-Powerというラケットでした。
裏面コルクやグリップの装飾をHIBI-Oに似せた廉価版日ペンです。
詳しく観察したかったのですが、半透明のケースに密封されています。
店員さんに手に取って見たいと依頼すると、ケースを壊さないと不可能とのことでした。
どうするかしばらく悩んだ後、失敗してもいいからお土産として1本買うことにしました。
HIBI-Oシリーズより一桁安く、その理由は後で判明しました。
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買ってよかった
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日村さんはこれである程度納得でき、お店を出た後は別の人に頼まれていた骨董品や化粧品の品定めに向かいました(大変ですね)。
夜、ホテルでラケットが入ったケースを眺めていました。
やはり中の実物を見てみたいと思い、フロントでハサミを借りてケースの端に切れ込みを入れて開封しました。
入っていたラケットはある一点を除いて満足の行く形や仕上がりでした。
ある一点とは板の基本仕様でした。
単板なのですがヒノキではなく、スプルースというまな板などに使われる木材でした。
そして木目は斜めに傾いており、それぞれの間隔が結構広めです。
9~10mmの厚さはあるものの、かなり軽量で80g未満だと思いました。
帰国して知人にお土産としてタダでプレゼントするつもりでした。
知人は興味を示し、日村さんが購入した金額+αを払うと申し出てくれたそうです。
実際にラバーを貼って打ってみた所、それなりにまともな弾みで値段以上の価値は十分にあったそうです。
M-PowerのMは、まな板のMだと解釈しているとのこと。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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