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ずっと前にラバーの貼り替えについてお話をしました。

その時は主に貼り替え方法についてご説明いたしました。

今回は貼り替えるタイミングについて述べてみたいと思います。


一口にラバーの貼り替え時期と言ってもラバーの種類によって判断基準が異なります。

そこで大きな分類である、裏ソフト、表ソフト、粒高、アンチの4種類それぞれについて考えてみたいと思います。


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 裏ソフト
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一般的に貼り替え時期の判断は、裏ソフトの生命線である引っかかりの劣化度合いによります。

例外としては台の角などにぶつけてしまい亀裂が入った時は、まだ十分なグリップ力があるのに泣く泣く貼り替えざるを得ないというケースがあります。

さらに稀な例としては、製造不良でシートがスポンジから剥がれてしまう剥離というものあります。

剥離が起きるとその部分だけが若干ポコッと浮いたようになります。

さて話を元に戻して通常の引っかかりの衰えについてですが、物理的に詳しい原因は私もよく分かりません。

微細なレベルで観察すれば、シートの表面に細かな傷や凹凸が生じ、そこにゴミなども入る。

あるいは別の要因としてゴムシートの弾力が低下してくる。

などがあるのでしょう。

なんとなく後者の理由のほうが確率が高そうな気がします。

弾力の低下といっても経年劣化ではなく、試合や練習であれだけバシバシボールを叩き続けているのですから、ゴムシート君にとってはたまったものではないと感じているからです。


用具メーカーが案内している貼り替え時期の判断で、表面の色がくすんできたり、下にある粒の形が浮き上がってきた場合というのがあります。

公式にそういう案内をしているので概ね合っているのでしょう。

私としては使っている本人の感覚を重視してはと考えています。

粒が浮いていても劣化を感じないのならそのまま使い続けます。

たとえ新品の時と比べて劣化を感じたとしても、使っている本人がまだ十分いけそうと思うのなら使い続けるのです。

車のタイヤであれば安全に直結するため目視確認による減り具合で判断すべきです。

でも卓球のラバーにはそういうことはありません。

初級レベルの人なら劣化が分からず、縁がボロボロに欠けた状態でも使っている人がいます。

流石にそのあたりになるともう貼り替えてはどうかと思います。


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 表ソフト
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粒の根本に裂け目が入ってきたら貼り替え時期という人がいます。

でもそれはかなり粒が小さい表ソフトにしか該当しません。

粒の大きさが標準かそれ以上であれば粒が横に倒れることはないためです。

多くの表ソフトには、布目と呼ばれる粒の頭にザラザラした加工がなされています。

標準サイズ以上の粒であれば、その布目が無くなってくれば貼り替え時という説もあります。

しかしながら布目が無くなるというのは相当な使い込みを経なければなりません。

布目や粒の角にやや摩耗が見られたり、シートの弾力性に変化が起きた時が替え時かなと考えています。

表ソフトは裏ソフトに比べると分かりづらく、愛好家なら結構長く使い続けていて構わないのではないでしょうか。


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 粒高、アンチラバー
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粒高ラバーは打球時に細い粒が倒れるため、使い続けると根本から亀裂が入り最終的にはちぎれてしまいます。

従ってそこそこ亀裂が入ってきたっぽいなと思う頃が交換時期です。

使い続けていると打球の感じでそれとなく分かるそうです。

私は粒はお試しで使った程度なのでその感覚は分かりません。

Tリーガーでもある出澤選手は2~3日で貼り替えるそうです。

あれだけ激しい攻撃で使っているのなら頻繁な貼り替えは理解できます。

スポンジのない粒高だったり、シートが固めのタイプだと寿命は短くなります。

そして長期間使う愛好家なら、スポンジのないOXだとシートがよれよれになってきて貼り替えるという場合もあるでしょう。

接着用シートと粒のあるゴムシートの接合が部分的にズレてきて、波打ったり剥がれたりしてくるのです。


最後にアンチラバーについては、申し訳ございませんが適切な貼り替え時期がどのタイミングなのかは全く分かりません。

そもそも最初から引っかかりが乏しいラバーです。

ですので摩擦力の変化は認めづらく、弾力の衰えが出てきたかどうかくらいでしょうか。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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