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ラケットに貼るラバーは必ずロゴ部分を残し、どのメーカーのどのラバーなのかを明示させておく必要があります。

今回はそれらを全て集めた公認ラバーリストについてお話したいと思います。


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 仕切っているのはITTF
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ロゴマーク周囲を見ると番号が書いてあるものが沢山あります。

ITTF(国際卓球連盟)のマークに続き、ハイフンで繋がった数字が四角で囲われています。

例えば売れ筋であるニッタクのファスタークG1であれば、54-015という番号があります。

勘の良い方なら最初の54がニッタクを表し、後ろの015はファスタークG1を表すのではないかと考えるでしょう。

まさにその通りで、これは遡ること2008年にITTFがラバーにつけることを課した識別番号です。

国際大会の公式戦で使用するラバーはITTFが承認したラバーを使うこととなっています。

メーカーが承認を依頼し、ITTFの公認ラバーリストに登録されると使えるようになります。


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 随時更新されているリスト
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このリストに登録されるラバーがどんどん増えてきたため、その確認が迅速に行えるよう管理番号をラバーにつけようという取り決めになりました。

それよりも前に登録されていたラバーには管理番号はありません。

例えば定番製品のマークVなどがそうです。

ITTFのリストに登録されていれば使えますので問題はありません。

では販売終了となった製品はどうなのでしょうか。

それについてもITTFのリストにあるかないかで使用可か使用不可かが分かれます。

通常はメーカーも一定期間リストに掲載してもらうよう、おそらく登録料を払っています。

会社の名前がVICTASに変わる前のTSPが販売していたラバーも、主力製品の多くは今でも登録されています。

従ってそこそこ巷で見かけるラバーを使っている方は、販売終了となった製品でも当面は使い続けられるはずです。

マイナーな廃番ラバーやかなり昔に廃番となったラバーであれば登録抹消されている可能性があるので注意が必要です。


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 掲載項目の詳細
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ITTFのラバーリストにはどんな内容が掲載されているのでしょうか。

残念ながら全て英語だけで記載されています。

製品名、メーカー名、管理番号(2008年以降に登録されたラバー)などは当然ですが、他にも色々ある中から代表的な3項目をご紹介します。

1)ロゴ部分の写真もしくはモールドのパターン

昔からある製品は写真が多く、管理番号があるものはロゴ部分の魚拓のような画像です。

2)ラバーの種類(In、Out、Long、Anti)

つまり裏ソフト、表ソフト、粒高、アンチラバーの種別です。

1つ注意をするなら、登録が義務付けられているのはゴムシート部分だけでスポンジの登録はありません。

そのため厳密にはOutは表ソフトに加え、粒高ではない1枚ラバーも含まれます。

3)色(赤、黒、ピンク、青、緑、紫)

色は管理しなくても良いのではと思うのですが、新色を追加するならITTFに申し出をしないといけないようです。

バタフライが販売している1枚ラバーにオーソドックスというのがあります。

この製品は現状のラインナップには赤だけしかありません。

でもITTFのリストには黒も登録されています。

色の欄に記載されていても、その色が必ずしも販売されているとは限りません。

さらに言えばカラーバリエーションだけでなく、あるラバーが登録されただけで諸般の事情で販売されないというケースもあります。


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 様々な更新内容・理由
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このリストを追いかけていると、廃番情報と新製品情報が分かります。

特に新製品はメーカーがまだ何も発表していない時点で分かるため、用具オタクの人はどんなラバーかワクワクしているはずです。

それがラバー貼りラケット専用だったりするとがっかりするんでしょう。

ルールの変更に伴いこのリストが更新されることもあります。

表ソフトと粒高の定義が変わり、分類が粒高から表ソフトに変わったラバーがありました。

同じく表ソフトは粒の形状に見直しがなされ、それに適合しない製品は廃番か仕様変更を強いられたことがありました。


このラバーリストが掲載されているページ上部には、ボールの選択肢もあります。

そこをクリックすると今度は公認ボールのリストが現れ、各社のボールが継ぎ目有りかシームレスなのかといった仕様を確認することができます。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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