2022 .01.08
新型コロナウイルスの状況は、依然として世界的に厳しい状態が続いています。
我が国も爆発的な第6波に見舞われようとしています。
そのような困難な状況の中、2022年の全日本選手権が開催されます。
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フル開催+観客
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東京オリンピックとの関係で、2020年、2021年の全日本は大阪で開催されました。
今回は2年ぶりに東京体育館に戻ってきました。
開催期間は1月24日(月)~30日(日)です。
前回大会は感染防止のため、1)シングルスのみの実施、2)リモートマッチ(無観客試合)という、これまで経験したことのない制限下で行われました。
今回は、1)従来どおり全種目の実施、2)最後の2日間に限り観客を入れて実施、となりました。
1)の全種目とは具体的に挙げると、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス、ジュニアの男女シングルスです。
ダブルスを行うと来場する選手の数が増えますし、ペアを組んだ選手同士は至近距離でプレーすることになります。
前回はそのような理由もあって見送られたのでしょう。
全種目を実施できる規模の立派な会場だったのに、シングルスだけでしかも観客がいなかった大阪市中央体育館は寂しい限りでした。
2)の有観客での実施については、当初無観客で行う予定だったのが変更されて実現しました。
全試合リモートマッチにしてしまえば、感染予防に対する安全性がより高くなるのは紛れもない事実です。
事なかれ主義で考えれば「観客を入れては」という要望があっても、今なら「コロナ対策」という強力な理由で拒絶することが簡単にできてしまいます。
それを覆し、2日間だけですが観客を受け入れることにした判断や努力には、並々ならぬものがあったのだと想像します。
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観客に求められること
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さて、その実現した観戦についてですが、以前と同じという訳にはいきません。
あれやこれやと結構な要求が盛り沢山です。
入場するにはワクチンを2回接種した証明か、72時間以内のPCR陰性証明を提示する必要があります。
会場でのマスク着用は必須で、家族に体調不良者がある人は入場禁止です。
全席指定席で身分証明書の提示が義務づけられます。
率直に「結構厳しいですね」と言われれば異論はありません。
ですが、まあ今のご時世なら妥当かなと受け止めています。
2500円の席と2900円の席があり、チケットぴあのWebサイトでのみ購入可能です。
従って諸々の費用がもう少し上乗せされることも考えておかないといけません。
私は残念ながら購入には至らず、卓球王国のサイトやテレビでの観戦にとどまる予定です。
現地で実際に試合を見ることができたなら、脳への刺激の度合いは格段に違ってきます。
事前に発表されているタイムテーブルを拝見すると、全試合を中断して複数回の換気タイムが設けられています。
外気をどっと入れたりして結構寒いんでしょうか。
会場で風邪気味になってゴホゴホ咳でもしようものなら、あらぬ疑いをかけられてしまいます。
よって観戦される方は会場内でも相応の防寒対策が求められそうです。
使い捨てカイロ、ヒートテックの肌着、ポケットティッシュ、等々
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感染対策の大変さ
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全日本選手権からはちょっと話が外れますが、新型コロナ対策のため、海外から帰国した人は隔離その他の義務が生じます。
世界選手権など海外へ試合に出かけた選手や関係者は、帰国してそれに従っているのは大変なことだとお察しします。
滞在国や色々な条件で対応は異なりますが、軽いものでも一定期間の自宅待機というのがあります。
1日数回、抜き打ちの連絡があり、問答無用で応じなければなりません。
トイレに入っていようが入浴中であろうが、即座に専用のスマホアプリで顔出し応答し、同時に現在位置が送信されるそうです。
より厳しい制限を課せられるケースでは、専用バスでホテルに移送され、何日間かの軟禁状態となります。
せめて気晴らしのため1日30分くらいは部屋の外に出れる、といったことすら認めてもらえません。
禁固刑を受けた犯罪者気分でしたという経験談をネットで見ました。
これは現在Tリーグのため来日中の海外選手にも当然適用されています。
とっても面倒な時期を過ごしたあとで、やっと試合に臨むことができます。
それでもきっと以前のように簡単に海外に行ける日は戻ってくるはずです。
そのときは私も自由な移動の素晴らしさを噛み締めながら出かけたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
我が国も爆発的な第6波に見舞われようとしています。
そのような困難な状況の中、2022年の全日本選手権が開催されます。
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フル開催+観客
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東京オリンピックとの関係で、2020年、2021年の全日本は大阪で開催されました。
今回は2年ぶりに東京体育館に戻ってきました。
開催期間は1月24日(月)~30日(日)です。
前回大会は感染防止のため、1)シングルスのみの実施、2)リモートマッチ(無観客試合)という、これまで経験したことのない制限下で行われました。
今回は、1)従来どおり全種目の実施、2)最後の2日間に限り観客を入れて実施、となりました。
1)の全種目とは具体的に挙げると、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス、ジュニアの男女シングルスです。
ダブルスを行うと来場する選手の数が増えますし、ペアを組んだ選手同士は至近距離でプレーすることになります。
前回はそのような理由もあって見送られたのでしょう。
全種目を実施できる規模の立派な会場だったのに、シングルスだけでしかも観客がいなかった大阪市中央体育館は寂しい限りでした。
2)の有観客での実施については、当初無観客で行う予定だったのが変更されて実現しました。
全試合リモートマッチにしてしまえば、感染予防に対する安全性がより高くなるのは紛れもない事実です。
事なかれ主義で考えれば「観客を入れては」という要望があっても、今なら「コロナ対策」という強力な理由で拒絶することが簡単にできてしまいます。
それを覆し、2日間だけですが観客を受け入れることにした判断や努力には、並々ならぬものがあったのだと想像します。
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観客に求められること
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さて、その実現した観戦についてですが、以前と同じという訳にはいきません。
あれやこれやと結構な要求が盛り沢山です。
入場するにはワクチンを2回接種した証明か、72時間以内のPCR陰性証明を提示する必要があります。
会場でのマスク着用は必須で、家族に体調不良者がある人は入場禁止です。
全席指定席で身分証明書の提示が義務づけられます。
率直に「結構厳しいですね」と言われれば異論はありません。
ですが、まあ今のご時世なら妥当かなと受け止めています。
2500円の席と2900円の席があり、チケットぴあのWebサイトでのみ購入可能です。
従って諸々の費用がもう少し上乗せされることも考えておかないといけません。
私は残念ながら購入には至らず、卓球王国のサイトやテレビでの観戦にとどまる予定です。
現地で実際に試合を見ることができたなら、脳への刺激の度合いは格段に違ってきます。
事前に発表されているタイムテーブルを拝見すると、全試合を中断して複数回の換気タイムが設けられています。
外気をどっと入れたりして結構寒いんでしょうか。
会場で風邪気味になってゴホゴホ咳でもしようものなら、あらぬ疑いをかけられてしまいます。
よって観戦される方は会場内でも相応の防寒対策が求められそうです。
使い捨てカイロ、ヒートテックの肌着、ポケットティッシュ、等々
──────────────────────
感染対策の大変さ
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全日本選手権からはちょっと話が外れますが、新型コロナ対策のため、海外から帰国した人は隔離その他の義務が生じます。
世界選手権など海外へ試合に出かけた選手や関係者は、帰国してそれに従っているのは大変なことだとお察しします。
滞在国や色々な条件で対応は異なりますが、軽いものでも一定期間の自宅待機というのがあります。
1日数回、抜き打ちの連絡があり、問答無用で応じなければなりません。
トイレに入っていようが入浴中であろうが、即座に専用のスマホアプリで顔出し応答し、同時に現在位置が送信されるそうです。
より厳しい制限を課せられるケースでは、専用バスでホテルに移送され、何日間かの軟禁状態となります。
せめて気晴らしのため1日30分くらいは部屋の外に出れる、といったことすら認めてもらえません。
禁固刑を受けた犯罪者気分でしたという経験談をネットで見ました。
これは現在Tリーグのため来日中の海外選手にも当然適用されています。
とっても面倒な時期を過ごしたあとで、やっと試合に臨むことができます。
それでもきっと以前のように簡単に海外に行ける日は戻ってくるはずです。
そのときは私も自由な移動の素晴らしさを噛み締めながら出かけたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、また次号をお楽しみに。
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