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前回に引き続き今回も新色ラバーについてお話しする予定でした。

しかしながらオリンピック開催中ということで練習仲間の間でいろいろな会話が交わされました。

そのためラバーの話は延期し、パリ五輪の内容に変更することにします。

いつものことながら試合結果や識者の分析など、普通の内容については大手メディアのほうを参照いただければと思います。


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 演出効果
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練習場の雑談で出た意見としては、試合映像の合間に挿入される各種情報についてイイネとダメの評価がありました。

まずは悪い方から挙げると、卓球台を模したCGでどの位置にボールがバウンドしたかをドットをつけて分布図のように見せていました。

カメラ映像から瞬時に位置を割り出し、それをわかりやすく見せる今風のハイテク演出なのは理解できます。

普段卓球をしない一般の方なら、これは重要なデータでなんとなく凄そうと思うかもしれません。

しかしゲームの合間にあれを数秒間チラ見させただけでは、卓球競技者であってもそこから何かを読み取るのは困難です。

他にも何やら一覧表で表示されますが、同じく不要との厳しい意見がありました。

一方好意的な意見としては映画マトリックス風の3Dリプレイや、ボールの回転数表示を挙げた人がいました。

私としてはネットにかかったボールがギュルギュル回転している状態をズームアップ再生してくれたら、一般の方にも凄さが伝わるかなと思っています。


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 試合中の着替え
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ゲームの合間にユニフォームを着替えることが許されていることは知りませんでした。

暑い時期に開催されるので選手への配慮がなされたのでしょうか。

確かに中国の樊振東選手は着替えてもその後の汗でユニフォームがべっとり体に密着していたため必要性は理解できました。

いくら最新素材のさらさらユニでも大量に汗をかくとレジ袋状態になってしまいます。

ただしその権利を利用するのはインターバルを長めに取りたいという別の目的に使われるほうが多そうです。

男子選手だと権利行使せずベンチで素早く着替えていた選手がいました。

その際、ユニフォームのブランド名を隠すマスキングテープが貼られていない点を審判から注意されていました。

オリンピックはメーカーロゴやブランド表記を1箇所しか認めておらず、複数ある場合は隠さなければなりません。

女子のユニはミズノ製ですが、以前はランバードのマークとMIZUNOのロゴをセットでつけていました。

過去にそれが違反だと見なされMIZUNOの文字を急遽マスクしたことがありました。

そういう経緯もあって前回の東京五輪からミズノはランバードマークだけにしています。

別の見方をすると、オリンピックの審判はそういう部分にも目を光らせておかなければならず負担が増えますね。


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 印象に残る試合
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ここまでで印象に残る試合と言うと、やはり日本人選手が関係する、混合ダブルス初戦や、シングルスベスト4を懸けた3試合を挙げる人が多いと思います。

私は別に斜に構えているわけではありませんが、戸上選手が韓国のチャンウジン選手に負けた試合と、その次のチャンウジンVSブラジルのカルデラノ戦が興味深かったです。

戸上選手は動き回って果敢にドライブ攻撃を掛ける一生懸命さが伝わってきました。

しかしチャン選手はそれを受け止め、確実な決定打で決めるクレバーな運びでストレート勝ちを収めました。

勝負とはこういうものなのかと複雑な気持ちになりました。

次のカルデラノ戦は真逆で、チャン選手は全く自分の卓球をさせてもらえなかったというよくあるフレーズがそのまま当てはまる内容でした。

台上のボールをカルデラノ選手がバックハンドで打ち込んできます。

両サイドに広角に打ち分けるのですが、どちらに来るかが打球直前のモーションでは予測不可能で、面白いようにノータッチでボールが抜き去っていきます。

あぁまさにこれが裏面バックハンドならではの攻撃だなと惚れ惚れすると同時に、片面だけにラバーを貼った自分の戦型の厳しさを再確認しました。

女子の試合なら中国の孫穎莎選手と台湾の鄭怡静選手の試合もストレートで決着しましたが、豪快な打撃戦の部分は見ごたえがありました。

自国選手を応援する気持ちは勿論あるものの、卓球競技そのものを興味深く見つめたいという考えが私はより強いのだと思っています。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、また次号をお楽しみに。

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